クルミのアトリエ クルミのアトリエ TOPへもどる

精神科はどんなときに行くの?受診すべき心の不調のサインを解説

2024.02.01 精神科訪問看護とは


精神科を受診することは、心の健康を守るための重要な一歩です。しかし、多くの人が「どんなときに受診すべきか」について悩むでしょう。心の不調のサインや症状が見られる場合、早めに精神科を受診することが効果的です。

この記事では、精神科と心療内科の違いや受診すべきかのチェックポイント、受診の流れについて解説します。


精神科を受診するのはどんなとき?

精神科を受診する適切なタイミングは、心の不調に気づいたときです。

気分の変化や不安感、慢性的な疲労感が続く場合は受診を検討しましょう。特にこれらの精神的症状によって、日常生活や社会活動に支障をきたしているのであれば、早めに精神科を受診する必要があります。

対人関係でのトラブルや仕事での困りごとがある場合は、精神科医や専門カウンセラーのアドバイスや介入が役に立つでしょう。自分の感情や思考が抑えきれない状態や、自傷行為または他者への危害を考えるようになったときには、迅速な対応が求められます。


精神科と心療内科の違い

精神科と心療内科は、どちらも心の健康をあつかう分野ですが、多少の違いがあります。症状や悩みに応じて、適切な医療機関を選ぶことが大切です。

この章では、精神科と心療内科の違いを解説します。さらに詳しく知りたい方は、精神科と心療内科の違いは?受診に悩んだときの選び方と訪問看護のメリットを解説!の記事もあわせてお読みください。


精神科

精神科は主に、精神疾患や精神障害をあつかう医療分野であり、統合失調症やうつ病などが該当します。なかには精神神経科と表している病院もありますが、どちらも同じ分野です。

さまざまな症状から診断を確定したあとは、心理療法や薬物療法などの治療を行い、回復を目指します。一般的には、精神疾患の治療を専門的に行う医療機関と覚えておくとよいでしょう。



参照:厚生労働省「こころを専門に診る病院の種別」


心療内科

心療内科は主に、心の健康問題やストレスが要因で起こる症状に焦点を当て、心身における多方面から診察してくれる医療機関です。

精神的負担が原因で起こる体の不調にあわせて、精神的ケアも受けられます。そのため、診療する疾患は、うつ病や適応障害などの精神疾患だけでなく、精神的負担やストレスが原因となる、過敏性腸症候群や頭痛なども対象となるのが特徴的です。



参照:厚生労働省「e-ヘルスネット|心療内科」


精神科に行った方がいい人|チェックシート

精神科と心療内科の違いを理解しても、実際にどのような状態が受診の対象となるのかイメージできない方もいるでしょう。
精神科を受診するかどうか迷っている方には、以下のチェックシートが役立つかもしれません。



□不安やうつ症状(気分の落ち込みややる気の減退など)が継続している
□毎日の生活に充実感を得られない
□ストレスを過度に感じるときがある
□楽しみを感じられなくなった
□毎日疲労を感じている
□自分でコントロールできない感情や行動がある
□日常生活に支障が出ている
□自分や他者に対する危険な考え(自傷行為や他害行為)がある



これらの症状や状態が当てはまる場合、早めに精神科を受診することが大切です。

症状がはっきりと出ていなくても、精神科や心療内科の受診は可能です。いつもと違う様子やつらさを感じたら受診を検討しましょう。早期の診断と治療が、より効果的な結果をもたらします。

家族や周囲の方にいつもと違う様子や、チェックシートに記載されている症状が見られる場合には、精神科の受診を促すことも必要です。
家族などへ精神科の受診を進める流れについては、精神科に家族をどうやって連れて行く?精神疾患の初期対応と訪問看護のメリットも解説!の記事でもまとめています。


精神科を受診するまでの流れ

この章では、精神科を受診するまでの流れを解説します。
受診のイメージが湧かない方は、事前に流れを確認しておくと安心です。

1.問診と初期評価
医師より詳しい問診を受け、症状や過去の経緯を伝えましょう。

2.検査と診断
必要に応じて、血液検査や画像検査などを行い、具体的な診断を受けます。

3.治療プランの立案
医師と相談して適切な治療プランを立てます。認知行動療法などの心理療法や薬物療法が開始されることもあります。

4.治療の実施とフォローアップ
継続的な治療が必要な場合、定期的に受診して経過をみながら治療効果の評価・調整を行います。

5.サポートとカウンセリング
心の健康の維持や向上、再発防止のために、必要に応じてカウンセリングやサポートグループへの参加が勧められるケースもあります。



上記は一般的な流れなので、人によって多少の違いが見られる場合がありますが、まずは受診することが大切です。

精神科に受診して治療が開始となったあとに、「なかなか通院できない」「日常生活での不安が大きい」などの悩みがある場合には、自宅で支援を受けられる精神科訪問看護の利用も選択肢のひとつです。
精神科訪問看護の利用方法については、精神科の訪問看護を受けるには?対象者と利用の流れを解説!の記事をお読みください。


どんなときに精神科行けばいいのか迷ったらまずは受診しよう

どんなときに精神科を受診するか迷ったら、まずは精神科と心療内科の違いを理解し、自身の症状や悩みに合った医療機関を選ぶことが大切です。
精神科の受診は、決して弱さの表れではありません。心の健康は身体の健康と同じくらい重要であり、専門家のアドバイスを受けることで、回復への一歩を踏み出せるでしょう。

精神科訪問看護の利用を検討している方は、『訪問看護ステーションくるみ』をぜひご利用ください。利用者さまとその家族にあわせたサポートを提供いたします。疑問点がある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・
採用Contact/Recruit

ご質問や不安なこと、
お気軽にお問い合わせください。

ご質問や医療関係者の方、
「突然相談するのは不安」という方も、
まずはお気軽にお問い合わせください。

私たちと一緒に
働きませんか?

雇用形態も柔軟に対応します。
福利厚生も充実!
ご応募お待ちしております。

お電話でのお問い合わせお電話でのお問い合わせ

81-06-6105-1756