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【第4回社長エッセイ】訪問看護との出会い

2023.07.05 くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第4弾!

先週に引き続き、今回のテーマは『訪問看護との出会い』誠子さんver.です!

 

ハムさんver.はもう読んでいただけましたでしょうか?^^

19年もの間、病院で手術室看護師として働いていたハムさんが「訪問看護」と出会い、そして「訪問看護師」になるまでを語っていただいています。

まだ読んでない! という方は、ぜひチェックしてみてください♡

 

さて、今日は誠子さんと「訪問看護」の出会いのお話です。

いよいよ誠子さんが「訪問看護師」に!

どのように出会い、どんな想いを持って訪問看護師になられたのか……

ぜひ楽しんでくださいね♡

 

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私が訪問看護に興味を持ったのは重症心身障害児者の施設で働いていたときでした。

そこではショートステイの受け入れを行なっていたのですが、
利用されているお子さまの医療度の高さを、家でお母さんが見ている? と驚くことが多かったんです。

 

あるお母さんに聞きました。

「呼吸器つけて吸引もあるし、体交もあるしお母さん寝れてます?」

そうすると、

「夜は2時間ごとに起きるわよ。でもね今日は3時間連続寝れたの。嬉しかったわー」

「あと訪看さんが来るときは少しゆっくりできるのよ」

とおっしゃいました。

 

自分で見たい気持ちと体力が持たないという本音との狭間で困っていらっしゃったのですが、
そこの悩みの軽減を少しでも担うことができている訪問看護ってすごいんやなと思いました。

 

その後私は認定看護師の研修に行ってさまざまなことを学び、地域で生活をされている方にとっての「訪問看護」について考えるようになりました。

 

訪問看護について深く学ぶようになったのは看護学校に勤務しているときでした。

そこでは精神看護学の領域責任者をしており、障がいを抱えながら生活をされている方を支えるということを題材にカリキュラムを考えていました。

 

その中で「住み慣れた地域で生活をする」というワードをたくさん使いながら地域で生活する方の看護を語ることが増えました。

そこで実際に地域で利用者を支える病院の看護師さん、就労支援事業所の方や訪問看護師さんと話す機会を作り、話をする中でさまざまな「難しさ」をたくさん聞きました。

 

でもその話をしてくれているスタッフさんの顔が笑顔で楽しそうだったのが大きな衝撃だったのです。

 

「難しいし、何が正解かわからない。私たちの支援ではなく他社さんの支援だったら大丈夫なときもあって凹むこともある。でもね、楽しいの」

 

と。もともと考えつづけることが好きな私にとっては興味のある言葉でした。

何が正解かわからない、それを探りながら支援を考えることって、さまざまな「難しさ」に直面するだろうけれど楽しそう! と思いながら授業を行っていました。

 

それからは自分なりにたくさん学んでいきました。

そして、私の授業を受けている生徒の話をたくさん聞きました。

すると私の中で『私もやりたい』という気持ちが出てきて、一回出てしまった思いはどんどん大きくなっていきました。

 

学校を辞めて訪問看護の事業所に就職しました。

やってみるとやっぱり難しく、さまざまな思いが大きくなってきました。

同時期に共同代表の濱脇も訪問看護に世界に飛び込んでいましたので二人で話をよくしていました。そしてその話から自分たちでやろうということになるのですが、その話はまた後ほど。

 

訪問看護と出会ってわかったことがあります。

それは自分の見ているところ、視野の狭さです。そして生活をする場に私たちがお伺いすることの難しさ、そこから支援を考えることの難しさも知りました。

 

「自分は自分の価値観で物事を捉えているから、相手の価値観で物事を見なさい」とよく講義で話をしていました。

私自身それが今でも難しいと感じているところです。

「自分の見てる世界ちっさいなー」と凹むことがあります。

一人で訪問してアセスメントしながら、支援を考えることの難しさもあります。

 

でも続けられているのはなんでだろうと考えたら、くるみの仲間がいるからだと感じています。

 

あれってどうなりましたか? など職員同士で声を掛け合い、一緒に考え、支援を考えています。

もちろん訪問に行くときは一人です。

でもそれを支える環境があるからこそ、訪問看護師は笑顔で訪問できると思っています。

くるみにはそれがあります。一緒に働きましょう。

 

……あ、職員募集みたいになってしまいました(笑)。

 

訪問看護は自分に向き合い新たな自分を発見していくことができます。

看護師経験の長さなどはあまり意味がないと思っています。

やりたい気持ち、自分がどうなりたいかの気持ちを持っていればできます。

地域で障がいを抱えながら生活をされる方の支援をみんなで考えましょう。

 

一緒に、くるみで。

 
 

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『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。

看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!!

ぜひ、下記のバナー(リンク)からご連絡ください!!

 

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