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潜在看護師とは?復職を目指すためのポイントやおすすめの働き方を紹介

2023.12.14 精神科訪問看護とは


厚生労働省によると、2018年末時点で潜在看護師は約69.5万人いると推計されています。近年、医療現場では人手不足が深刻化しており、各都道府県では潜在看護師の復職を支援する活動が実施されているほどです。

この記事では、潜在看護師が抱える問題や、おすすめの復職先をご紹介します。復職を検討している看護師の方は、ぜひ参考にしてください。


参照:厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況と看護師等確保基本指針改定の方向性(案)」


潜在看護師とは?社会背景とその影響

潜在看護師とは、看護師免許を持っていながら、1年以上看護師として働いていない人(65歳以下)を指します。潜在看護師が増え、多くの方が復職しない場合に問題となるのは、医療現場における人手不足です。

厚生労働省では、2025年には国民の3人に1人が65歳以上となり、医療や介護のニーズが高まるなか、看護師は約196〜206万人ほど不足すると見込んでいます。そのため、少しでも潜在看護師の復職を支援できるよう、各都道府県ではさまざまな取り組みがなされているのです。

ほかにも、潜在看護師が増え人手不足が深刻化することで、医療サービスの質の低下が懸念されます。よりよい医療・看護を提供するには、十分な看護師を確保して、患者さま一人ひとりに目が行き届いた環境を作ることが大切といえるでしょう。



参照:厚生労働省 広報誌「厚生労働」/特集 看護師等免許保持者の届出制度とナースセンター活用術 もう一度働きたい看護師等を支援します


潜在看護師になる原因と復職しない理由

看護師が離職して「潜在看護師」となる原因は人によってさまざまですが、大きくはライフイベントにともなうものと、勤務条件や環境のミスマッチであるといいます。特に女性では、結婚・出産・育児のために仕事を辞める方が多く見られます。

看護師の仕事は、不規則かつ重労働であるため、子育てとの両立が難しいと感じるケースも珍しくありません。自分のライフスタイルに合った働き方が選択できていないと、離職する原因になるだけでなく、なかなか復職しにくい理由にもなり得るのです。

また、医療現場では日々技術が進歩しており、1年以上離職することで知識やスキルへの不安が大きくなりやすいでしょう。

さらに、復職後のサポート不足も復職しにくい理由に挙げられます。潜在看護師は「経験者採用」とされるため、新卒で採用されるパターンと比べてサポートが手薄になりがちです。仮に復職しても、再離職につながるケースもゼロではありません。


潜在看護師が復職するためのポイント

潜在看護師のなかには、再び現場で看護をしたいと考えている方もいるかもしれません。しかし、長年のブランクや子育てと仕事の両立に対しての大きな不安から、復職を躊躇してしまいがちです。

そこで本章では、復職するためのポイントをご紹介します。


復職支援制度を活用する

各都道府県に設置されているナースセンター(看護協会)では、潜在看護師向けの復職支援を実施しています。

ブランクのある看護師が再び知識やスキルを習得できるよう、講習会や研修を用意しており、採血や点滴、体位交換など実践的な内容の研修も充実しています。知識やスキルの衰えに関して、大きな不安を抱いている方も安心です。

さらに、ハローワークと連携して求人や求職情報の開示も行っているため、就業相談も受けられるのも特徴です。


短い時間から復職する

いきなり正社員としてフルタイムで復帰するのではなく、パートタイムや時短勤務など、短時間勤務から始めるのも選択肢のひとつです。不安がある方でも、実際に働きながら知識やスキルを習得しなおせます。短時間労働から体を慣らし、生活と仕事のバランスを取りながら働いてみましょう。

この場合には、派遣看護師やクリニックなどの働き方がおすすめです。特に派遣看護師では、自分で労働条件を選択できるため、勤務日数や時間、場所などライフスタイルに合わせて働けます。


家族のサポートを受けながら復職する

子育てしながら看護師として復職するには、家族のサポートが必要不可欠です。日々の生活スタイルの変化はもちろん、子どもの体調不良時などいざというときにどのように対応するかなど、家族やパートナーと事前に話し合っておくことが大切です。

家族から復職への理解・協力を得られることで、スムーズな復職が可能となるでしょう。


職場選びを妥協しない

復職を希望する際は、職場選びは妥協しないことが大切です。希望する労働環境や条件、優先したいことなどを明確にして、ライフスタイルに合った職場を選びましょう。働き出してから環境のミスマッチが発生すると、再離職につながるおそれがあるため注意が必要です。

復職に不安を抱いている方や子育て中の方は、大学病院など大きな施設ではなく、入院患者のいないクリニックや福祉施設、訪問看護などがおすすめです。夜勤がない職場を選択すれば、子育てと仕事の両立も可能でしょう。まずは、自分がどのような働き方を実現したいかを考えてみましょう。


潜在看護師は貴重な存在!自分に合った働き方を選択して復職しよう

潜在看護師のなかには、復職したいけれどできない理由があり、悩んでいる方もいます。しかし看護師の仕事は、育児をしながらでも続けられます。子育てと仕事を両立するには、ライフスタイルに合った職場や環境を選択することが大切です。



ブランクがあり、現場復帰に大きな不安を抱えている方は、訪問看護師として働くのもおすすめです。『訪問看護ステーションくるみ』は精神科に特化しており、利用者さま一人ひとりに寄り添った看護が実施できます。興味のある方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。

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