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【精神科訪問看護】自傷行為が見られる方への看護のポイントを解説

2023.10.30 精神科訪問看護とは


自傷行為とは、自らの体を傷つける行為を指します。自傷行為に至った原因やそのときの感情は、患者さまによって異なるため、個別性を持って看護にあたることが大切です。

そこで今回は、自傷行為が見られる方への看護のポイントを解説します。


自傷行為が見られる方への看護のポイント

自傷行為が見られる方への看護として重要なのは、患者さまが抱えている問題を避けないことです。自傷行為を続ける方は、自殺のリスクが高まるとされています。そのため、まずは自傷行為そのものに「死」についての感情があったのかを確認して、原因となる問題を解決する働きかけが必要です。

自傷行為が見られた患者さまには、身体的治療と並行して精神的評価が行われることが多いとされています。自傷行為に至る方の多くは、うつ病やパーソナリティ障害などの精神疾患を抱えている可能性が大きいためです。本人が問題に向き合うまでの関わりのなかで、看護師は患者にとって大きな存在となります。

この章では、自傷行為が見られる方への看護のポイントを解説します。


自傷行為に至った原因を見つける

まずは、なぜ自傷行為に至ったのか理由を確認する必要があります。自傷行為の理由として考えられるのは、以下の5つです。

  • ・緊張感や負の感情を緩和させるため
  • ・対人関係など悩みを解消するため
  • ・今までの過ちに対して自ら罰を課すため
  • ・周囲に助けを求めるため
  • ・自分が生きていると実感するため


多くの場合は、精神的苦痛を和らげるために見られる行為といわれています。なかには自傷行為自体を問題と捉えていない方もいるため、傾聴やカウンセリングを通して原因を探ることが大切です。また、自傷行為を通して周囲に助けを求めているケースも少なくありません。


本人の思いを受け止めた声かけ

自傷行為が見られた方と話す際には、患者さまの思いを受け止める声かけが効果的です。自傷行為の原因となるような、つらい気持ちや葛藤などの苦しい感情に寄り添い、「一緒に治療を進めましょう」などの前向きな言葉をかけるとよいでしょう。

逆に自傷行為をしてしまったことを責めたり、自傷行為をして何がしたいのかなどを問い詰めたりするのは適切ではありません。あくまで患者さまのペースで話ができる関わり方や、雰囲気作りが大切です。


自傷行為による悪循環を断ち切る

自傷行為をすることで、一時的に緊張や苦痛が緩和されるといわれていますが、その後行為に対しての自己嫌悪や屈辱感などに苛まれ、マイナスの感情が強くなるケースもあります。そうすると、再び自傷行為をするようになり、悪循環が生まれてしまうのです。

自傷行為を繰り返してしまう方には、悪循環を断ち切る関わりが必要です。自傷行為を繰り返すうちに、苦痛が和らぐ効果が薄れ、より深く体を傷つけるようになってしまうことも珍しくありません。自傷行為を繰り返してしまう場合には、自傷以外の方法で苦痛を和らげる術を見つけることが大切です。

まずはカウンセリングにて自分の気持ちや行為を振り返り、自傷行為について考えることから始めます。その後、自傷行為の代わりに何をしたら負の感情が和らぐのかを、患者さまと一緒に探します。



参照:さいたま市こころの健康センター/自分を傷つけてしまう人へ


「死」について避けない

自傷行為は、「死」を意識して行われたかどうかを判断することが大切です。看護師の方のなかには、自傷行為や死についてなるべく触れないように関わろうとしている方もいるかもしれません。しかし自傷行為に至った原因の解決や、再発を予防するには、しっかりと「死」について向き合う必要があります。

ただし、患者さまが話したくないときにこちらが深く入り込み過ぎることで、本人にとってのストレスになるおそれがあるため注意が必要です。「いつでも話を聞くよ」とのスタンスで関わり、日々少しずつ関係性を構築していくと患者さまから話をしてくれるかもしれません。患者さまが自ら問題解決に取り組めるよう、サポートするのが看護師の役割といえるでしょう。



参照:厚生労働省/自殺未遂患者への対応


家族への配慮も忘れない

自傷行為が見られた場合、家族が動揺したり不安に感じていたりするケースもあります。そのため、患者さまだけでなく、家族への配慮や関わりも忘れてはいけません。

自傷行為が見られた方への精神的サポートは、長期化する可能性があります。その場合、家族の協力が得られるのかを確認しておくことも必要です。自傷行為や精神疾患に対する治療には、家族などの周囲の方のサポートが必要不可欠です。生活をする上で不安がある場合には、精神科訪問看護の利用も検討してみましょう。


自傷行為における看護のポイントを押さえて訪問看護で働こう

自傷行為が見られる方の看護は、少し特徴的であり迷う方もいるでしょう。今回ご紹介したポイントを踏まえて、個別性のある関わり方を考えることが大切です。

「精神科領域で看護がしたい」とお考えの方は、ぜひ『訪問看護ステーションくるみ』で一緒に働きましょう!興味のある方は、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
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