大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第24弾!
4⽉も終盤に差し掛かり、そろそろゴールデンウィークなるものがやってきますね。
気温もどんどん上がり、1カ⽉前とは⽐べものにならないくらい過ごしやすくなってきました。
いかがお過ごしでしょうか、代表の濱脇です。
コラムらしい始まりでしょ?(笑)
たまにはね、ちゃんとした⽂章を、と思いましてですね……(笑)。
と、そんなことはおいといて……。
これまで『精神科特化の理由』という⼤きなテーマの中で2つのエッセイを書かせていただいてきました。
今回でこのテーマのお話は最後になります。
今回は『メンタルヘルス問題の深刻化』です。
では、今回もごゆるりとお読みいただければ幸いです。
さて、近年このメンタルヘルスの問題を抱える⼈々がどんどん増えていっているのは、なんとなくテレビや雑誌、職場やSNSなどで感じておられるのではないでしょうか?
それぞれに抱える理由は当然のように異なるわけですが、社会的な変化が及ぼしている影響がとても⼤きいのではないかと思われます。
経済は安定しない、医療費は上がる、⽣活費は安定しない、異常気象などなど。
きっと問題点はものすごくたくさんあるんだと思います。
私たちはそんな、いわゆるストレス社会での⽣活を余儀なくされています。
要は、ストレスが溜まることが必然とされているような世界だということですよね。
⼀昔前にはなかったような問題もどんどんクローズアップされるようになり、⾃⼰のメンタルというものを保つのが⾮常に⼤変になってきています。
精神⾯の悪化は⾝体に影響を与え、症状を有するようになる。
そんなメンタルヘルスの問題は深刻化していると⾔えます。
私が、看護師になった頃よりも、現代のほうがはるかに精神疾患を有する⽅が増加しているというのは、関わる⽅を解明していくと⽇を⾒るより明らかな状態です。
この状態、⽇本だけなのかというと実はそうではなくて、世界的にそうで、特に新型コロナ感染症のパンデミック以降、特に従業員の精神疾患が増加し、企業の経営課題にまで発展しているというお話もあります。
間違いなく、新型コロナでの⾃粛を余儀なくされたあの頃を境に、⼈との関わりが極端に減った⽅やコミュニケーションの取り⽅がわからなくなった⽅、リモートワークばかりで対⾯で仕事したことがなかった⼈などもいたかもしれませんね。
飲⾷店などはお店を閉めざるを得なくなってしまったり、仕事を⽣き甲斐にしていた⼈はその⽣きがいを奪われてしまっていたかもしれません。
そんな時代が、メンタルヘルスの問題の深刻化をより加速させてしまったのではないかと思います。
コロナ禍は明け、⾃粛もなくなり以前のような⽣活に戻ってきてはいますが、そんな世界の動きと同じように⼈の⼼がついていけるわけがないんですよね。
⼀度病んでしまったメンタルはなかなか元には戻らないんです。
だからこそ、そんな⼈たちを⽀援する⼈たちが必要なんです。
周りに⽀援を受けながらも⽣活が⾃⽴できるようにサポートしていく⼈たちが必要なんです。
私たちが起業をしようと思っていたとき、時代はまさにコロナ禍真っ只中でした。
いつも繁盛していたお店は⾃粛を余儀なくされ、そのまま閉店なんてことも多々⾒てきました。
その裏には、とても苦しんでいる⼈たちの姿がたくさんあるんです。
もちろん、仕事だけではありません。
学校でもSNSでも苦しんでいる⼈たちがたくさんいるんです。
社会全体で精神的にしんどくなっている⼈がたくさん増えていっているんです。
私たちにできることはちっぽけなことかもしれません。
でも、⽩⿊しかなかった世界が少しでも⾊のついた世界に⾒えるようにしたい。
私たちができることを私たちのできる最⼤の範囲で、なんとかできないか必死に考えて⽀援していきたいんです。
そんな世の中で、この先の未来、どんどんこのような⼈たちが増えていくことが容易に考えられる社会だからこそ、地域で精神的に⽀援できる看護師が必要なんだと思うんです。
だから、精神特化なんです。
その⼈の⽣活の⼀部として、その⼈が⽣活の中で⾃⽴していろいろなことができるように⽀えることが、私たちのお仕事です。
私は、今精神訪問看護に携われてることに誇りを持っています。
どれほどの期間がかかるかわかりません。
けれど、⽇を追うごとに私たちの周りに笑顔になっていく⼈が増えていけばいいなと思って、訪問看護ステーションくるみは⽇々精進していきます。
精神特化型訪問看護ステーションくるみを今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
またたくさん書いてしまいましたね(笑)。
本⽇はこの辺で。
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