訪問看護医療DX情報活用加算について

訪問看護医療DX情報活用加算に伴う掲示

2024年の診療報酬改定により、訪問看護ステーションくるみは、近畿厚生局長等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等(准看護師を除く)が、健康保険法第3条第13項の規定による電子資格確認により、利用者の診療情報を取得等した上で指定訪問看護の実施に関する計画的な管理を行うこととします。これに伴いまして、訪問看護医療DX情報活用加算として定められた額を所定額に加算させていただきます。 これに関係する施設基準は以下の通りとなります。

【施設基準】

  • 訪問看護療養費及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令(平成4年厚生省令第5号)第1条に規定する電子情報処理組織の使用による請求を行っていること。(2024年7月審査分より)
  • 健康保険法第3条第13項に規定する電子資格確認を行う体制を有していること。
  • 医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い訪問看護を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して訪問看護を行うことについて、当該訪問看護ステーションの見やすい場所に掲示していること。
  • 以上の掲示事項について原則としてウェブサイト(当サイト)に掲載していること。
※ 居宅同意取得型のオンライン資格確認等システムにより、利用者様の同意のもとで診療情報等を取得・活用します。 以上

【算定内容・対象者】

算定内容
訪問看護医療DX情報活用加算 月に1回限り 50円 対象者  :
医療保険で訪問看護(訪問看護療養費)を算定している方

利用者さまにとって、オンライン資格確認で訪問看護はこう変わります

マイナ保険証をご提示いただくと、看護師が事前にお薬の情報や過去の受診歴を確認できるようになります。これは単なる事務処理の効率化ではありません。訪問看護、とりわけ精神科訪問看護をご利用いただく皆さまにとって、日々のケアがどのように変わるのか。3つの視点からご紹介します。

初回訪問から、安心して迎えていただける

訪問看護のスタートは、利用者さまにとって、どうしても緊張の場面です。「これまでの病気のこと、お薬のこと、家族のこと、全部話さないといけないんだろうか…」そう身構えていた方も少なくないのではないでしょうか。 マイナ保険証を活用したオンライン資格確認では、看護師が事前にお薬の情報や過去の受診歴を確認できます。初回訪問の時点で、利用者さまの状態を大まかに把握したうえでお伺いできるため、初日から「まずは話しやすいことから」というペースでケアを進めることができます。 初対面の看護師に、いきなり全部を話す必要はありません。安心して迎えていただける訪問看護の第一歩を、私たちからつくらせていただきます。

話す元気があるときに、話したいことだけを

精神科や心療内科への通院歴、これまでのつらい経験、家族に知られたくない過去。「あまり話したくない」「今は話す元気がない」と感じるのは、当然のことです。 これまでは、初回訪問時にお薬手帳を見せていただいたり、既往歴をお伺いするなかで、まだ話したくないことにも触れざるを得ない場面がありました。オンライン資格確認では、看護師側でお薬情報や受診情報を把握できるため、利用者さまご自身が「今なら話せる」と思われたタイミングで、話したいことだけをお話しいただけます。 無理に打ち明けなくていい。話す元気があるときに、話したいことだけを。利用者さまのペースをより丁寧に尊重できるケアが、実現しやすくなります。

お薬の重複や飲み合わせを、看護師の側からも見守れる

精神疾患をお持ちの方は、精神科・内科・整形外科など、複数の医療機関に通院されているケースが少なくありません。「この薬と、別の病院でもらったお薬を一緒に飲んで大丈夫だろうか」というご不安を、ご本人やご家族が抱えられることもあります。 オンライン資格確認では、複数の医療機関で処方されているお薬の情報を一括で確認できます。訪問看護師がお薬の重複や飲み合わせのリスクをチェックし、気になる点があれば主治医の先生に確認・ご相談する体制を整えられるようになります。 医療機関どうしの連携が見えにくかったこれまでと違って、利用者さまのお身体とこころの安全を、看護師の側からもしっかりお支えできる。そんなケアが可能になります。 オンライン資格確認の導入は、利用者さまお一人おひとりの「その人らしさ」を、より丁寧に大切にできるケアへと、訪問看護の質を静かに変えていく仕組みだと私たちは考えています。

よくあるご質問

訪問看護医療DX情報活用加算とは何ですか?
訪問看護医療DX情報活用加算は、地方厚生局長等に届け出た訪問看護ステーションの看護師等が、オンライン資格確認(電子資格確認)により利用者様の診療情報等を取得・活用し、訪問看護の実施に関する計画的な管理を行った場合に算定される加算です。2024年度(令和6年度)診療報酬改定で新設されました。訪問看護ステーションくるみでは、この体制を整え、質の高い訪問看護の提供に努めています。
加算の金額と対象者を教えてください。
訪問看護医療DX情報活用加算は、月1回に限り50円を所定額に加算します。対象は、医療保険で訪問看護(訪問看護療養費)を算定している方です。
何のために診療情報を取得・活用するのですか?
オンライン資格確認等システムを通じて利用者様の診療情報や薬剤情報を把握することで、重複投与や相互作用のリスクを避け、利用者様お一人おひとりの状態に合わせた、より安全で質の高い訪問看護を提供するために活用します。
情報の取得に利用者の同意は必要ですか?個人情報の取り扱いは?
居宅同意取得型のオンライン資格確認等システムでは、利用者様の同意を得たうえで診療情報等を取得・活用します。取得した情報は個人情報の保護に十分配慮し、訪問看護の実施に必要な範囲で適切に取り扱います。