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【大阪府】産後うつケアの現状とは?受けられる支援や制度を解説

2024.08.26 精神科訪問看護とは

「産後うつ」は、母親の精神状態や子育てに影響を及ぼすとして、多くの自治体が予防や改善に取り組んでいます。

大阪府でも産後うつに対する調査や支援を実施しており、多くの妊産婦が支援制度を利用中です。大阪府や大阪市にお住まいの方は、自治体で提供されている支援制度について詳しく知ることで、産後うつの予防や治療に役立てられるでしょう。

この記事では、大阪府における産後うつの現状や、例として大阪市で提供されている支援制度の具体的な内容について解説します。

大阪府の産後うつケアの現状

大阪府では、産後うつの現状を調査・把握し、必要な施策や支援制度を検討しています。

産後うつを発症すると、気分の落ち込みや感情をうまくコントロールできないなどの症状が見られ、育児や家事に影響をきたすおそれがあります。発症リスクを抑えるためにも、府で提供している支援や産後ケア事業をよく理解しておかなければいけません。

この章では、大阪府内の産後うつの発症リスクや、府全体で取り組まれている施策について見ていきましょう。

関連記事:産後うつになりやすい人とは?症状を確認できるセルフチェックシートを紹介

産後女性の9.6%が産後うつになる可能性がある

令和3年の調査結果によると、大阪府における「産後1ヶ月時点での産後うつ発症率」は9.6%と報告されています。

全国平均の9.7%を下回ってはいるものの、産後女性の10人に1人が産後うつを発症するリスクを抱えているのが実情です。

参照:大阪府/第8次大阪府医療計画(2024年度~2029年度)

産後1ヶ月時点の発症数を減らす取り組みがなされている

大阪府では、産後1ヶ月時点での産後うつ発症率減少を図るため、妊産婦への支援や周産期医療体制の整備を進めています。

子育てに関する相談事業の実施や支援体制の強化だけでなく、妊産婦のメンタルヘルスケアを推進しているのです。さらに、支援内容を広めるためのリーフレットの作成も行っており、子育て世代が制度を利用しやすい工夫も欠かしません。

また、周産期母子医療センターなどの設置も行い、医療的な支援にも積極的に取り組んでいます。

大阪市で提供されている産後ケア事業

大阪市では主に「宿泊型」「通所型」「訪問型」の3つの形態で産後ケア事業を行なっています。

サービス形態 利用時間 利用料 利用可能日数
ショートステイ

(宿泊型)

1泊2日(5食)

午前10時~翌朝7時

4,250円
以後1日ごとに2,125円
通算7日まで

(6泊7日)

デイケア

(通所型)

1日(2食)

午前10時~午後7時(上限)

1,500円 通算7日まで
アウトリーチ

(訪問型)

1回2時間程度

午前10時~午後7時の間

500円 通算3回まで

※出典:大阪市/産後ケア事業について

提供されている産後ケア事業をご紹介します。(2024年8月時点での状況)

 

産後ケア事業への補助金制度

大阪市は産後ケア事業への補助金や給付金を提供しており、子育て世代の産後ケアにかかる負担軽減を図っています。

具体的には、妊娠届を出した妊婦1人につき5万円(出産応援給付金)、出生したこども1人につき5万円(子育て応援給付金)の支給を受けられます。

補助金や給付金と支援制度を活用し、産後うつの予防・改善に役立てましょう。

参照:大阪市/出産・子育て応援交付金事業

産後うつケアのための支援センター

大阪市は、母子の健康や福祉へ切れ目のない支援を提供するため、令和6年より「こども家庭センター」の運用を開始しました。

こども家庭センターは、子育て世帯に対し、地域ぐるみで支援を行うための拠点となる機関です。医療機関や地域の関連機関との連携役を担っており、産後うつや周産期の精神疾患に悩む方の情報を各機関へ共有します。

また、保健師や子育て支援員に対する相談も受け付けているため、利用することで母子の健康の不安や子育ての悩みを解決できるでしょう。

参照:こども家庭庁支援局虐待防止対策課/こども家庭センターについて

大阪市で産後うつのケアを受けるなら訪問看護もおすすめ

大阪市で産後うつのケアを受けるなら、訪問看護の利用もおすすめです。

訪問看護では、産後うつの知識が豊富な看護師や助産師から、個別に看護ケアや日常生活のサポート、育児に対してのアドバイスなどを受けられます。自治体の事業よりもより医学的かつ個別性の高いケアを受けられるため、産後うつの症状改善も期待できるでしょう。

また訪問看護であれば、医療機関へ定期的に受診するのが難しい方も自宅でケアを受けられます。

産後うつや精神疾患になると、外出が億劫になったり、人の多い場所に対する不安が生じたりします。慣れた生活環境で安心してケアを受けたい方は、訪問看護の利用も検討してみましょう。

関連記事:産後うつで訪問看護は利用できる?受けられるケアやメリットを解説

大阪の支援制度や産後ケア事業を活用して産後うつを乗り越えよう

大阪市をはじめとする大阪府では、産後うつに対するケア事業や支援制度、金銭面の支援などを提供しています。支援を受けることで、育児の負担を軽減し、不安やストレスの解消が期待できるでしょう。

また、自治体で提供されている制度や支援だけでなく、個別的な看護ケアやサポートを受けたい方は、訪問看護の利用も検討してみてください。訪問看護では、産後うつの症状や育児の悩みについて、一人ひとりに合わせたケアが可能です。

大阪市にお住まいで産後うつお悩みの方は、ぜひお気軽に『訪問看護ステーションくるみ』へご相談ください。

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