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【専務エッセイ】Vol.60 ゲームと精神安定

2025.08.22 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第60弾!

 

⾼校野球も始まって、夏本番真っ盛りですね。

⽇中だけでなく夜も蒸し暑いので、みなさんも熱中症には⼗分注意しながらお過ごしくださいね。

そんな暑さの中でも、なぜか「熱いものが⾷べたくなる」専務の濱脇です。

 

さて、今回はいつもと少し違った切り口から「精神安定」について考えてみたいと思います。

それは――ゲームです。

実は私、ゲームすごい好きなんです。

ただ最近はなかなか時間が取れなくてですね……。

それでも私にとっては、大事な「息抜き」であり、「ストレス解消法」なんですよね。

ちょっとそのあたりの話も交えながら考えていきたいと思います。

 

子ども時代とゲームの進化

私が⼩学⽣の頃、世の中に「ファミコン」が登場しました。

その後、ゲームボーイ・スーパーファミコン・メガドライブ・PCエンジン・ネオジオ・Nintendo64・プレイステーション・Nintendo Switch……と、数えきれないほど進化してきました。

今ではスマホで高機能なゲームができる時代。

さらに「eスポーツ」といった競技にまで発展し、世界中の人々をつなげています。

 

昔は空き地で野球やサッカー、⻤ごっこ、たんてい、⽸蹴りなど、人と直接的に関わり遊びが多かったですよね。

今や、そうした遊び場も減少。

地球温暖化による猛暑の影響もあり、屋外で遊ぶこと自体がリスクになることさえあります。

そんな背景もあり、ゲームは「新しい遊び場」として定着しているのかもしれません。

 

ゲームというものは、そんな現代社会の中で⼤きな役割を担い、世界中に定着しています。

オンラインでできるものも増え、⼈とのつながりを感じるための⼿段となっているため、精神安定に⼀定の役割を果たしているのではないでしょうか。

もちろん、それが引きこもりの原因になったりすることもあるとは思いますが、悪い⾯ばかりではないと私は思っています。

 

ゲームがもたらすこころのリセット

ゲームには「没⼊感」があります。

現実の不安や緊張から⼀時的に距離をとらせてくれる、大切なツールなんだと思うんです。

現代は子どもも大人もストレス社会の中で生きています。

そんななかでゲームに集中する時間は、こころの休息=心理的リセットになる。

ロールプレイングゲーム(RPG)やアドベンチャーゲームでは、「失敗を繰り返しながら工夫し、最終的に達成感を得る」――これが、日常のストレス耐性につながることもあります。

これって、映画を観たり、本を読んだりするのと似た感覚のような気がするんですよね。

 

諸刃の剣でもあるゲーム

とはいえ、そんなゲームも良いことばかりではありません。

睡眠不足や生活習慣の乱れにつながる

イライラして心理的に不安定になる

課金で金銭的に負担がかかる

……こうした「負の面」も大いにあります。

要は、ゲームとの付き合い⽅・向き合い⽅が大切で、利⽤する⽅法、⾃分がゲームに何を求めているかで、役割は⼤きく変わってくるのだと思います。

ゲームだけにこころを預けてしまうと、失敗したときのダメージが⼤きいですからね。

今はオンラインゲームが主流になり、健全なプレイやコミュニティを維持するということが不快になってしまわないために、付き合い方・向き合い方は非常に大切です。

SNSと似たようなところもあるので、うまく距離を保つことが必要なんだと思います。

なんでもそうですが、特にゲームは諸刃の剣のような感じがします。

 

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

 

訪問看護の現場から思うこと

私たち看護師の仕事は、利用者さんやご家族にとっての「安心」や「安定」をサポートすることです。
でも、そのためにはまず自分自身の安定が欠かせません。

ゲームはそのひとつの方法。
誰にでも「自分なりの充電方法」が必要だと思うんです。

「現実逃避」ではなく、「日常をよりよく過ごすための充電器」。

そう考えると、ゲームは心と体のバランスを整える、素晴らしい潤滑剤になると感じています。

 

さあ、また新しいゲームをいい距離感で楽しみましょうか。

では、またです。

 

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『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。

看護師資格や准看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!!

ぜひ、下記のバナー(リンク)からご連絡ください!!

 

この記事を書いた人

濱𦚰直行

株式会社Make Care 専務取締役COO

濱𦚰 直行

看護師

オペ看護師としての豊富な経験を活かし、精神科訪問看護の現場へ。地域密着型のケアと現場主義を貫く実践派。石森・中野とともに株式会社Make Careを創業し、現在は訪問看護ステーションくるみの統括責任者として、現場支援と組織運営の両立に挑んでいる。

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