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【CEOコラム】Vol.039 ラララの未来:このチームで、どこへ向かうのか

2025.08.25 HEROさんシリーズくるみの社長エッセイ

こんにちは。株式会社Make Careの代表取締役CEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。

福岡で立ち上げた訪問看護ステーション「ラララ」の“はじまり”については、前編(Vol.038)でお話ししました。

今回はその続編として、「このチームで、僕たちはどこを目指すのか?」について綴っていきます。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

届けたいのは“安心”じゃない、“可能性”だ

精神科訪問看護というと、まだまだ「安全に見守るための支援」と捉えられがちです。もちろん、服薬管理や危機介入といった“守る支援”も大切です。でも、僕たちが本当に届けたいのは、“その人がその人らしく生き直せる可能性”なんです。

何度でもやり直せる社会にするために、僕たちはいる。
回復をゴールにするのではなく、活躍をスタートにする。

くるみで実践してきたこの哲学を、福岡でもしっかり根づかせていきたい。
「ラララ」はそのための、はじめの一歩です。

福岡という地で、なぜ挑戦するのか

大阪では精神科訪問看護の認知度も利用者数も年々高まり、僕たちのような特化型ステーションも増えてきました。

一方、福岡ではまだ「精神科の訪問看護ってあるんだ」「それってどんな人が使うの?」といった反応も少なくありません。けれどだからこそ、あえて福岡で挑戦したかったんです。

医療資源の偏在、地域間格差、偏見。
いろんな壁がある中で、「やってみよう」と思ってくれた緒方さん、愛梨さん、山下さん、田平さんというチームだからこそ、ラララは立ち上がることができました。

そして、実際にやってみると、想像以上に“ニーズがある”。
精神的にしんどさを抱えている人が、ちゃんとケアを受けられる選択肢が地域にもっと必要だと、日に日に実感しています。

ラララが描く未来のかたち

ラララは、ただの訪問看護ステーションでは終わりません。

病院との連携や、就労移行・定着支援などの福祉事業所との接続、また、これから力を入れていきたいのが「家族支援」です。

精神的に不安定な状態にある本人だけでなく、家族やパートナー、同居者もまた支援の対象であるべきだと、僕たちは考えています。

また、将来的には小児・重心といった新たな分野へのチャレンジも視野に入れています。あくまで“囲い込み”ではなく、信頼できる地域資源同士が連携しあいながら、その人の人生を支えること。

そのために、僕たち自身が“ひらかれた”ステーションであることが大切だと考えています。

誰でも“ラララ”と口ずさめる社会に

ラララという名前には、「歌うように働けたらいいな」「支援ももっと軽やかで自由でいいんじゃないか」という僕たちなりの願いが込められています。

訪問看護って、もっと構えずに頼っていい。福祉や医療って、もっと心地よく寄り添えるものにできる。

誰でも“ラララ”と口ずさめるように、訪問看護も、地域福祉も、もっと自然に生活に溶け込んでいく——そんな未来を目指していきます。

おわりに:そして、あなたへ

もし今、あなたが「現場で働いてみたい」と思っていたら。あるいは「誰かをつなげたい」と思っていたら。ラララの扉はいつでも開いています。

僕たちはまだ、芽が出たばかりのチームです。でも、だからこそ、ここから一緒に育てていける仲間を探しています。

利用を検討されている方、ご家族、支援者の方、関係機関の皆さまへ。もし「ラララ」が気になったら、まずは気軽にご連絡ください。

その一歩が、“生きていくことのスタート”になるかもしれません。

読んでくださって、ありがとうございました。

この記事を書いた人

石森寛隆

株式会社 Make Care 代表取締役 CEO

石森 寛隆

Web プロデューサー / Web ディレクター / 起業家

ソフト・オン・デマンドでWeb事業責任者を務めた後、Web制作・アプリ開発会社を起業し10年経営。廃業・自己破産・生活保護を経験し、ザッパラス社長室で事業推進に携わる。その後、中野・濱𦚰とともに精神科訪問看護の事業に参画。2025年7月より株式会社Make CareのCEOとして訪問看護×テクノロジー×マーケティングの挑戦を続けている。

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