強い精神的ストレスを受けると、身体に異常がないのに息苦しさを感じるようになります。
日頃から不安や緊張を感じている方は、精神疾患が原因で息苦しさを感じているかもしれません。
この記事では、ストレスが原因で起こる息苦しさについて解説します。 大阪市、寝屋川市、守口市、 平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
門真市、大東市、枚方市全域対象“精神科に特化”した
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「くるみ」
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ストレスが溜まると「息苦しい」と感じる場合がある
日頃から強いストレスを受け続けていると、息苦しさを自覚するようになる場合があります。
仕事や人間関係、お金や将来への不安などからストレスが積み重なった結果、息苦しさをはじめとする身体症状が出現する方もいるのです。
人間の身体は、精神的ストレスを受けたり緊張したりすると、自律神経が働いて身体の調子を整えようとします。
特に、ストレスに反応する「交感神経」の働きは、動悸や息切れなどを自覚する主な原因です。
この働きは「闘争・逃走反応」と呼ばれる正常な身体の機能ですが、中には精神疾患が原因で、異常な息苦しさや不調を感じる場合もあります。
参照:厚生労働省/こころの耳 ストレスとは
参照:MSDマニュアル/自律神経系の概要
ストレスが原因で息苦しさを感じる病気
ストレスによる息苦しさで医療機関を受診すると、精神疾患の診断がつく場合もあります。
・不安障害
・過換気症候群
それぞれ詳しく見ていきましょう。
不安障害
不安障害とは、特定の状況において強い不安や心配を感じるために、さまざまな身体症状が出現する精神疾患です。
不安障害には以下の種類があります。
・パニック障害
・社会不安障害
・全般性不安障害
・強迫性障害
中でも「パニック障害」では、唐突に強い不安を感じて発症する「パニック発作」が起こり、息切れや動悸、死ぬかもしれないと思うほどの恐怖などが生じる場合があります。
また、息苦しさのほかにも動悸、体の震えや「死ぬかもしれない」と恐怖を感じるなども症状の1つです。
参照:厚生労働省/不安障害
関連記事:不安障害の治し方や種類について解説|訪問看護を利用するのも選択肢の1つ
過換気症候群
過換気症候群とは、強い精神的ストレスを受けたときに発症する呼吸困難の状態です。
症状や原因が似ているためパニック障害と混同される場合もありますが、別の病気であると言われています。
過換気症候群には急性と慢性の2種類があり、急性の場合は窒息するかのような感覚を覚えます。
慢性の場合は急性よりも軽度ですが頻度が多く、症状が軽いために見逃される場合もあるでしょう。
いずれの場合もストレスがきっかけで発症しますが、とくに若い女性に多いとされています。
ストレスで息苦しいときの対処法
ストレスで息苦しさが生じていると考えられる場合の対処法を紹介します。
深呼吸をする
深呼吸(腹式呼吸)を繰り返すと、不安や緊張が和らぎ、ストレスを解消できる可能性があります。
具体的な方法は以下です。
・お腹に手を当てる
・3秒かけて息を吐き切る
・3秒かけて息を吸う
・5~10回繰り返す
上記の呼吸法を繰り返すと体がリラックスし、息苦しさも感じにくくなるでしょう。
参照:厚生労働省/こころもメンテしよう 腹式呼吸をくりかえす
音楽を聴いたり歌ったりする
音楽を聴いたり歌ったりすることは、ストレスの軽減や解消によいとされています。
気分に合わせた曲や自分の好きな曲を選び、目を閉じて聴いてみるとよいでしょう。
また、大きな声で歌うのもストレスの発散になります。
歌う間は深呼吸も繰り返すため、息苦しさの解消も期待できます。
家で歌うのが難しい場合は、カラオケに行くなどして声を出すとよいでしょう。
参照:厚生労働省/こころもメンテしよう 音楽を聞いたり、歌を歌う
身体を動かす
身体を動かすのは、ストレスやネガティブな気分の解消になると言われています。
特に、長時間呼吸を繰り返しながら運動する「有酸素運動」がおすすめです。
大きく呼吸しながら散歩するか、調子が良ければジョギングするとよいでしょう。
ただし、急に激しく運動するのは、身体に大きな負担がかかる可能性があります。
気持ちよい汗をかく程度にし、気分転換を心掛けましょう。
ストレスからくる息苦しさの相談先
ストレスから息苦しさが生じていると感じる場合は、早めに精神科や心療内科へ相談するのをおすすめします。
精神科や心療内科などの医療機関では、息苦しさの原因がストレスによるものか、または肺などによるものか検査することが可能です。
日頃強い不安や緊張、悲しい、つらいなどの感覚がある方は、精神科や心療内科で検査を受けましょう。
また、日常生活からストレスを受けている場合、精神科訪問看護を利用するのも手段の1つです。
精神科訪問看護では、ストレスからくる息切れのケアを受けつつ、日常生活のサポートを受けられます。
外出すると息切れしてしまう方、通院中に緊張して苦しくなる方は、精神科訪問看護の利用も検討してみましょう。
ストレスが原因で息苦しいと感じたら早めに対処しよう
息苦しいと感じる場合、早めにストレスを解消するよう対処するのが重要です。
自分でストレスをコントロールできない方や、呼吸できない感覚になる方は、早めに精神科や心療内科に相談しましょう。
『訪問看護ステーションくるみ』では、ストレスが原因で受ける息苦しさへのサポートを提供しています。
興味のある方は『こちら』からお問い合わせください。
