ASD診断テスト|年代別のセルフチェック
精神科訪問看護とは
自身や家族にASD(自閉スペクトラム症)の特徴が見られると「発達障害なのでは?」と心配になりますよね。
中には、医療機関に相談するか悩んでおり、まず自分でチェックする方法がないか探している方もいるでしょう。
この記事では、ASDの診断テストやセルフチェックの方法について解説します。
訪問看護ステーションくるみでは、精神科に特化した看護師がご自宅を訪問し、日常生活での困りごとや不安を丁寧に整理します。診断の有無に関わらず、一人ひとりの特性に合わせた関わり方や支援を大切にし、安心して生活できる環境づくりをサポートします。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
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※訪問は20時まで
対応させていただいております。
ASDの診断テストは医療機関で受けられる
ASDは「発達障害」の1つであるため、医療機関でなければ正確な診断を受けられません。
精神科や心療内科では、ICD-10やDSM-5などの国際的な基準をもとに、さまざまな検査を行ってASDの診断を行います。
ASDの診断を受けないままでいると、仕事や人間関係に問題が生じたり、日常生活の中に「生きづらさ」を感じたりする可能性があります。
自身や家族にASDの疑いがある場合は、早めに医療機関に相談し、検査を受けるようにしましょう。
そもそもASD(自閉スペクトラム症)とは
ASD(自閉スペクトラム症)とは、生まれつきの脳の特性によって、対人関係やコミュニケーション、行動の特徴に個人差が現れる発達障害の一つです。「スペクトラム」という言葉が示すとおり、症状の現れ方や程度は人によって大きく異なります。知的発達に遅れがない方も多く、外見からは分かりにくいことも特徴です。
ASD(自閉スペクトラム症)の症状
ASDの症状は主に、対人関係の難しさ、コミュニケーションの特性、こだわりの強さなどに表れます。相手の気持ちを読み取ることが苦手だったり、曖昧な表現を理解しにくかったりすることがあります。また、特定の物事に強い興味を示したり、生活リズムや手順が変わることに強い不安を感じたりする場合もあります。これらの特徴は、環境によって困りごととして表面化することがあります。
ASD(自閉スペクトラム症)の原因
ASDの原因は一つに特定されておらず、遺伝的要因や脳の発達過程の違いが関係していると考えられています。育て方や家庭環境が直接の原因になるわけではありません。複数の要因が組み合わさって特性として現れるため、本人や家族が自分を責める必要はありません。
ASD(自閉スペクトラム症)の治療法
ASDには「治す」治療というよりも、特性を理解し、生活しやすくするための支援が中心となります。環境調整やソーシャルスキルトレーニング、心理的支援などを通じて、困りごとを減らしていきます。また、不安や睡眠障害などの二次的な症状が強い場合には、医師の判断で薬物療法が行われることもあります。本人の特性や生活状況に合わせた継続的な支援が重要です。
関連記事:愛着障害とASDの関係とは?共通点や支援について解説
医療機関におけるASDの診断テスト
医療機関では、以下の検査やテストを使用し、ASDの診断を行います。
・問診や視診
・発達検査
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.問診や視診
医師がASDを検査する際は、問診や視診から得られる情報をもとに、ASDの特徴に当てはまるかチェックします。
ASDでは、会話中の言葉使いや目線、仕草に特徴が見られる場合があり、医師は問診中にその様子を観察します。
問いかけに対する反応や問診中の行動は、ASDに該当するかを判断する重要な情報の1つです。
また、日頃の様子から情報を得るために、家族や同伴者へ問診を行う場合もあります。
2.発達検査
発達検査では、知能や社会性の発達レベルが年齢相応に達しているかを調べます。
小児の発達を調べる検査や、社会性にどの程度の支障が出ているかを調べる検査を行い、ASDに当てはまるか調べることが可能です。
また、施設によっては、ASDに当てはまるかを簡易的にチェックできる評価ツールを使用する場合もあります。
関連記事:仕事のミスや対人関係に悩む方へ:3つの大人の発達障害(ASD・ADHD・LD)セルフチェックリスト
ASDは大人になってから診断される場合もある
ASDは発達障害の1種であり、幼少期に診断されるのが一般的ですが、成人して社会に出てから発覚するケースもあります。
学生までは問題なかったものの、社会に出て人間関係が複雑化したり、計画的に仕事を進めるのが難しいと感じたりし、つらい思いをする方も珍しくありません。
ASDの診断を受けると、自分に合う仕事や生活環境が手に入り、生きづらさが解消される場合があります。
社会に出てから「なんとなく生きるのがつらい」と感じる方は、医療機関でASDについて相談してみましょう。
参照:政府広報オンライン/発達障害に気付いたら?大人になって気付いたときの専門相談窓口
関連記事:asdである大人の女性の特徴とは?生きづらさと対処法を解説
【年代別】ASDのセルフチェックリスト
自身や家族にASDの気質があるかを判断するために使える、子ども・大人別のチェックリストを紹介します。
チェックリストに当てはまればASDと断定できる訳ではありませんが、複数の項目に当てはまった方は、なるべく早めに医療機関で正式な検査を受けましょう。
子どものASDセルフチェック
子どものASDに見られる特徴をまとめたチェックリストを紹介します。
・アイコンタクトを取ろうとしない
・ジェスチャーが小さい、または少ない
・表情の変化が乏しい
・同年代の子どもと遊ばない
・会話が苦手で続けられない
・言葉の抑揚に特徴が見られる
・言語発達の遅れが見られる
・同じ種類の遊びや趣味ばかりこだわる
家族や友だち、教師などとアイコンタクトを取ろうとしない、表情や会話の表現が乏しいなどの特徴がある場合、ASDに当てはまる可能性があります。
大人のASDセルフチェック
大人のASDのチェックリストは以下です。
・会話中に相手を怒らせてしまうときがある
・急な予定の変更があると混乱してしまう
・興味がある話では一方的に喋ってしまう
・仕事中に臨機応変な対応ができない
・複数の業務を並行して行えない
・面接がうまくいかずに仕事が決まらない
仕事で「柔軟性がない」と評価される方や、コミュニケーションがうまくいかないと感じている方は、ASDの特徴に当てはまるかもしれません。
参照:厚生労働省/こころの耳 No.1 職域で問題となる大人の自閉症スペクトラム障害
ASDと併発しやすい症状・疾患
ASD(自閉スペクトラム症)は単独で現れるだけでなく、他の症状や疾患と併発することがあります。これらはASDの特性そのものというより、生活上の困難やストレスが影響して生じるケースも多く、早めに気づいて対応することが重要です。
不安障害・うつ症状
対人関係や環境の変化に強い負担を感じやすいASDの方は、不安障害や抑うつ状態を併発しやすいとされています。緊張が続いたり、失敗体験が重なることで、気分の落ち込みや強い不安が現れることがあります。
注意欠如・多動症(ADHD)
ASDとADHDは併発することが少なくありません。集中力の持続が難しい、忘れ物が多い、衝動的に行動してしまうといった特性が重なることで、日常生活や仕事での困りごとが大きくなる場合があります。
睡眠障害
入眠しにくい、夜中に目が覚めやすい、生活リズムが整いにくいといった睡眠の問題もよく見られます。感覚の過敏さや不安の強さが影響し、十分な休息が取れないことがあります。
感覚過敏・感覚鈍麻
音や光、匂い、触覚などに過敏に反応したり、逆に刺激を感じにくかったりする感覚特性が併発することがあります。これにより、外出や集団生活が大きな負担になる場合もあります。
チック症・強迫症状
特定の動作を繰り返してしまうチック症状や、こだわりが強くなりすぎて日常生活に支障が出る強迫的な行動が見られることもあります。
ASD診断に関するよくある質問
ASD(自閉スペクトラム症)の診断については、「いつ受けるべきか」「大人でも分かるのか」など、多くの疑問が寄せられます。ここでは、診断に関してよくある質問をまとめました。
ASDの診断は何歳くらいから受けられますか?
ASDの診断は、早ければ幼児期から可能とされています。特に言葉の発達や対人関係に特徴が見られる場合、就学前に気づかれることもあります。ただし、特性が目立ちにくい場合は、学童期や思春期以降に診断されるケースも少なくありません。年齢によって診断ができないということはありません。
大人になってからでもASDと診断されますか?
大人になってからASDと診断されることは珍しくありません。仕事や人間関係での生きづらさをきっかけに、医療機関を受診して診断につながるケースもあります。子どもの頃は困りごととして表面化しにくく、大人になってから特性に気づくこともあります。
ASDの診断はどこで受けられますか?
ASDの診断は、精神科や心療内科、小児科、発達外来などで行われます。年齢や地域によって対応できる医療機関が異なるため、事前に確認することが大切です。問診や行動観察、心理検査などを通して、総合的に判断されます。
診断を受けると不利になることはありますか?
ASDの診断を受けることで、不利になるとは限りません。むしろ、自分の特性を理解し、適切な支援や配慮を受けやすくなるというメリットがあります。診断はゴールではなく、生活を整えるためのスタートと捉えることが大切です。
ASDは医療機関で正確な診断を受けよう
ASDの疑いがある場合、医療機関で正式な診断テストを受けることが大切です。
今回紹介したチェックリストに当てはまる場合は、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。
また、正式な診断がついた場合は、日常生活や社会生活の困りごとにサポートを受けるのもよいでしょう。
『訪問看護ステーションくるみ』では、ASD気質を持つ方の困りごとをサポートいたします。
自宅で1対1のケアが受けられるため、ASDの悩みや困りごとをじっくりと相談可能です。
自身や家族がASDと診断され悩んでいる方は『こちら』から、気軽にご相談ください。
▼参考記事
はゆまーまの記事もぜひご覧ください。発達障害? 小学5年生 長女の日常の負荷と対応
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