「多動症かも」と思ったら診断テスト| チェック!診断基準や対策を解説
精神科訪問看護とは「最近、なんだか落ち着かない」「集中力が続かない」…もしかして、多動症(ADHD)かも? この記事では、多動症(ADHD)の可能性をセルフチェックできる診断テストをご紹介します。専門家監修のもと、診断基準や症状、そしてその対策まで詳しく解説します。
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多動症(ADHD)とは?

「最近、なんだか落ち着かない」「集中力が続かない」…もしかして、自分や身近な人の行動にこのような特徴が見られると感じていませんか?それは、多動症(ADHD:Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)のサインかもしれません。
この記事では、まず多動症(ADHD)がどのような状態なのか、その定義、原因、そして代表的な症状について、専門的な知見に基づきながらも分かりやすく解説していきます。あなたの抱える疑問や不安を解消し、ADHDへの理解を深めるための一歩として、ぜひお読みください。
多動症(ADHD)の定義と原因
多動症(ADHD)は「不注意」「多動性」「衝動性」を主な特徴とする発達障害です。脳の前頭前野などで神経伝達物質(ドーパミン・ノルアドレナリン)の働きに違いがあることが関係すると考えられています。
遺伝的要因の影響も大きく、家族内にADHDの人がいる場合、発症リスクが高まることが知られています。ADHDはしつけ不足や本人の努力不足が原因ではなく、脳機能の発達特性によって生じる生まれつきの状態である点を理解することが大切です。
多動症(ADHD)の主な症状
ADHDの主な症状は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つに大別されます。これらの症状は、人によって現れ方が異なり、また年齢や環境によっても変化することがあります。
- 不注意(集中困難)
- 細かな点に不注意で、学業、仕事、その他の活動でミスをしやすい。
- 活動に際して、集中を持続することが難しい。
- 話しかけられても、上の空であることが多い。
- 指示されたことを最後まで実行できず、課題(学業、仕事、または雑用)をやり遂げられない。
- 物事を順序立てて行うことが苦手。
- 学業、仕事、またはその他の活動に、持続的な精神的努力を要することを避ける、嫌う、または気が進まない。
- 活動に必要なもの(例:学用品、筆記用具、本、道具、財布、鍵、書類、眼鏡、携帯電話など)をなくしやすい。
- 外部からの刺激によって、容易に注意がそれてしまう。
- 日々の活動(例:宿題、事務作業、約束など)を忘れっぽい。
- 多動性
- しばしば、手や足をそわそわと動かしたり、椅子の上で体をくねらせたりする。
- 座っているべき状況(例:授業中、職場など)で、席を離れてしまう。
- 不適切な状況で、走り回ったり、高いところに登ったりする(成人では、そわそわ感として現れることが多い)。
- 静かに遊んだり、余暇活動に静かに参加したりすることができない。
- 「じっとしていることができない」「常に動き回っていないと落ち着かない」といった状態。
- 過度におしゃべりである。
- 衝動性
- 人が話しているのに、順番を待てずに、思いついたように話し始めてしまう。
- 自分の番を待つことができない(例:列に割り込む)。
- 他人のおしゃべりや活動に、しばしば割り込んだり、邪魔したりする(例:会話やゲームに無理に割り込む)。
- 欲求をコントロールすることが苦手で、衝動的な行動を取りやすい。
これらの症状は、子供の頃から見られることが多いですが、成人になってから初めてADHDの特性に気づく方も少なくありません。特に大人の場合、多動性は「そわそわ感」や「落ち着きのなさ」として内面化されることが多く、不注意の特性がより顕著になる傾向があります。ご自身の行動や周囲の人の行動を振り返る際の参考にしてください。
多動症(ADHD)の診断基準
この記事では、多動症(ADHD)の可能性をセルフチェックできる診断テストをご紹介します。専門家監修のもと、診断基準や症状、そしてその対策まで詳しく解説。あなたの抱える不安を解消し、より良い明日へと繋がる一歩を踏み出しましょう。
DSM-5における診断基準
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断は、精神疾患の診断・統計マニュアルであるDSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 5th Edition)に基づいて行われることが一般的です。
ここでは、DSM-5におけるADHDの診断基準を、専門用語を避けつつ具体的に解説します。ご自身の状態を客観的に評価する際の参考にしてください。
診断基準の概要:
ADHDの診断には、以下の「不注意」または「多動性・衝動性」のいずれか、あるいは両方の症状が、6ヶ月以上持続し、かつ、発達の水準に比べて不適切で、学業、職業、または社会的なやり取りにおいて、少なくとも2つ以上の状況で支障をきたしていることが必要です。
- 不注意(Inattention): 以下のうち6つ(またはそれ以上)が、6ヶ月以上持続し、発達の水準に比べて不適切で、学業、職業、または社会的なやり取りにおいて、支障をきたしている。
- 細部に不注意なことが多い、または学業、仕事、その他の活動で不注意な間違いをする。
- 例:宿題や仕事でケアレスミスが多い、注意力が散漫で作業を最後までやり遂げられない。
- 活動や遊びに集中することが難しい。
- 例:人の話を最後まで聞けない、課題や遊びに集中し続けることが困難。
- 直接話しかけられても、しばしば聞いていないように見える。
- 例:ぼーっとしているように見え、指示を聞き漏らすことが多い。
- 指示に従えず、課題や用事を最後までやり遂げられない。
- 例:指示されたことを理解しても、実行に移せなかったり、途中で別のことを始めてしまったりする。
- 課題や活動を順序立てて行うことが難しい。
- 例:計画を立てたり、物事を順序立てて進めるのが苦手で、混乱しやすい。
- 持続的な集中力を要する活動(学業や宿題、読書など)を避ける、嫌がる、またはそれに乗り気でない。
- 例:勉強や読書など、集中力が必要な活動を極端に避ける傾向がある。
- 学業、仕事、またはその他の活動に必要なもの(教材、道具、鍵、書類など)をなくしやすい。
- 例:筆記用具や教科書、携帯電話などを頻繁に紛失する。
- 外的な刺激によって容易に注意がそれる。
- 例:周りの物音や人の動きなどに気を取られやすい。
- 日々の活動(宿題、家事など)を忘れっぽい。
- 例:約束ややるべきことを忘れがちで、注意を促されることが多い。
- 多動性・衝動性(Hyperactivity and Impulsivity): 以下のうち6つ(またはそれ以上)が、6ヶ月以上持続し、発達の水準に比べて不適切で、学業、職業、または社会的なやり取りにおいて、支障をきたしている。
- しばしば手や足をそわそわと動かす、または椅子の上でもじもじ座っている。
- 例:授業中や会議中など、座っているべき場面で落ち着きなく体を動かす。
- 座っているべき場面で、しばしば席を離れる。
- 例:電車やレストランなど、座っていることが求められる場所で席を立ってしまう。
- 適切な場面でも、しばしば走り回ったり、高いところに登ったりする(思春期や成人では、そわそわ感にとどまることもある)。
- 例:子供の頃は落ち着きなく動き回ることが多かったが、大人になるとそわそわとした感覚に変わることもある。
- しばしば静かに遊びや余暇活動に参加できない。
- 例:静かに遊んだり、リラックスしたりすることが苦手で、常に何か活動していないと落ち着かない。
- 「手おけ」のように、しばしば過度な活動をする、またはまるでエンジンで動かされているように感じ、しばしば(その人がいる状況では)過度な活動をする。
- 例:じっとしていることができず、常に動き回っていないと気が済まない。
- しばしば、しゃべりすぎる。
- 例:会話の途中で割り込んだり、一方的に話し続けたりすることが多い。
- しばしば、質問が終わる前にうっかりとしゃべりだす。
- 例:相手の話を最後まで聞かずに、自分の言いたいことを先に言ってしまう。
- しばしば、順番を待つことができない。
- 例:列に並ぶことや、順番に物事を行うことが苦手。
- しばしば、他人のおしゃべりや活動に割り込む。
- 例:会話やゲームなどに、許可なく入り込んでしまう。
その他の診断基準:
- 症状が12歳より前に現れていること。
- 症状が、学校、家庭、職場など、2つ以上の状況で見られること。
- これらの症状が、社会性、学業、または職業機能の明らかな低下を引き起こしている、またはその低下の原因となっていること。
- 症状が、統合失調症や他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安障害、解離性障害、パーソナリティ障害)ではうまく説明されないこと。
これらの基準はあくまで診断の目安であり、自己判断は禁物です。もしご自身や身近な方にADHDの傾向が見られる場合は、専門機関への相談をお勧めします。
関連記事:ADHDの相談は何科?【大人/子供別】病院探しから診断、費用まで解説
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セルフチェック診断テスト:あなたの多動症(ADHD)度をチェック!

ここからは、ご自身が多動症(ADHD)の可能性をセルフチェックできる診断テストをご紹介します。あくまで目安であり、正確な診断には専門機関の受診が必要ですが、ご自身の特性を理解する第一歩としてご活用ください。ここでは、手軽に始められるチェックリスト形式と、より詳細な自己評価を促す質問形式の2種類をご用意しました。
チェックリスト形式の診断テスト
このチェックリストは、ADHDの主な症状である「不注意」「多動性」「衝動性」に関する項目をリストアップしています。それぞれの項目について、過去6ヶ月間でどのくらいの頻度で当てはまっていたかを、以下の選択肢からお選びください。あくまでご自身の感覚で正直に回答することが大切です。
回答方法: 各項目について、以下のいずれかを選択してください。
- 0 = 全く当てはまらない
- 1 = 時々当てはまる
- 2 = かなり当てはまる
- 3 = 常に当てはまる
チェックリスト項目例:
- 不注意(Inattention)
- 細かい点に不注意で、学業や仕事などでミスをしやすい。
- 課題や活動で、集中を持続することが難しい。
- 人の話を聞いているように見えないことがある。
- 指示されたことを最後までやり遂げられない(授業や仕事など)。
- 課題や活動を順序立てて行うことが難しい。
- 集中力が必要な活動(勉強、読書など)を避ける、または嫌がる。
- 必要なもの(例:鍵、財布、携帯電話、書類など)をよく失くす。
- 外部からの刺激(例:音、視覚情報)によって、簡単に注意がそれる。
- 日々の活動(例:宿題、家事、約束など)を忘れっぽい。
- 多動性・衝動性(Hyperactivity and Impulsivity)
- 手足をそわそわと動かしたり、席で体をくねくねさせたりする。
- 席を離れてはいけない場面でも、離れてしまう。
- 状況に合わないところで、走り回ったり、よじ登ったりする(思春期以降は、そわそわ感に留まることも)。
- 静かに遊んだり、静かに活動したりすることができない。
- 「じっとしていられない」という感覚で、常に動き回っている。
- しゃべりすぎる傾向がある。
- 質問が終わる前に、出し抜けに答えてしまう。
- 順番を待つことが難しい。
- 他の人の邪魔をしたり、会話や遊びに割り込んだりする。
このリストはあくまで例であり、全ての項目にチェックが入る必要はありません。また、これらの症状が、あなたの日常生活や社会生活にどの程度支障をきたしているかが重要になります。
質問形式の診断テスト
こちらは、より具体的な状況設定に基づいた質問に回答していただくことで、ご自身の傾向を深く理解するためのテストです。各質問に対し、最もよく当てはまるものを一つ選んでください。
設問例と解説:
- 会議や授業中、話に集中できず、他のことを考えてしまうことが多いですか?
- A: ほとんどない
- B: 時々そうなる
- C: よくそうなる
- D: 常にそうである (解説:これは「不注意」の特性の一つで、持続的な集中力の困難さを示唆します。)
- 何か作業をしている際に、周囲の物音や視覚情報に気を取られ、作業が進まなくなることはありますか?
- A: ほとんどない
- B: 時々そうなる
- C: よくそうなる
- D: 常にそうである (解説:これも「不注意」の特性であり、外部からの刺激に対する過敏さや、注意の切り替えの困難さを示しています。)
- じっとしていることが苦手で、無意識に手足をもじもじさせたり、席を立ちたくなったりしますか?
- A: ほとんどない
- B: 時々そうなる
- C: よくそうなる
- D: 常にそうである (解説:「多動性」の現れで、身体的な落ち着きのなさを表します。大人の場合は、内面的なそわそわ感として現れることもあります。)
- 会話の途中で相手の話を遮ってしまったり、自分の言いたいことを我慢できずに話し始めてしまったりすることがありますか?
- A: ほとんどない
- B: 時々そうなる
- C: よくそうなる
- D: 常にそうである (解説:「衝動性」の特性で、他者とのコミュニケーションにおける困難さや、感情・行動のコントロールの難しさを示唆します。)
- 予定や約束を忘れてしまうことが頻繁にあり、そのために周囲に迷惑をかけてしまうことがありますか?
- A: ほとんどない
- B: 時々そうなる
- C: よくそうなる
- D: 常にそうである (解説:「不注意」の特性の一つで、計画性や実行機能の困難さに関連しています。)
これらの質問に答えることで、ご自身の行動パターンや特性について、より具体的に把握できるでしょう。これらのテストは、あくまで自己理解を深めるためのツールであり、医学的な診断に代わるものではありません。結果に不安を感じる場合は、専門機関への相談を強くお勧めします。
診断テストの結果と解釈
セルフチェック診断テストを受けていただき、ありがとうございます。ここでは、その結果をどのように解釈すれば良いのか、そして結果から考えられる具体的な対策について解説していきます。テスト結果はあくまでご自身の状況を把握するための一つの目安であり、確定的な診断ではないことをご理解ください。
結果の分類と、考えられる可能性
テスト結果の合計点数や、特定の質問への回答パターンによって、ADHD(注意欠陥・多動症)の可能性をいくつかのレベルに分類して提示します。例えば、「軽度」「中程度」「高程度」といった区分けが考えられます。
- 軽度の可能性: いくつかの項目に該当するものの、日常生活への支障が少ない場合。ご自身の特性として理解し、工夫することで対応できる範囲かもしれません。
- 中程度の可能性: 複数の項目に該当し、日常生活や社会生活において、ある程度の困難を感じている場合。特性への理解を深め、具体的な対策を講じることを検討する段階です。
- 高程度の可能性: 多くの項目に該当し、集中力の低下、多動性、衝動性などが顕著で、日常生活や社会生活に深刻な支障をきたしている場合。専門機関への相談を強く推奨します。
ご自身の結果がどのレベルに当てはまるかを客観的に把握し、今後の行動を考える上での参考にしてください。
結果から考えられる、具体的な対策
テストの結果、ADHDの可能性が示唆された場合、次にとるべき具体的なステップはいくつかあります。まずは、日常生活で試せる初期的な対策から始め、必要に応じて専門機関への相談を検討しましょう。
- 生活習慣の見直し:
- 規則正しい生活: 毎日決まった時間に寝起きし、食事をとることで、生活リズムを整えます。
- 十分な睡眠: 質の高い睡眠は、集中力や感情のコントロールに不可欠です。
- バランスの取れた食事: 脳の働きを助ける栄養素を意識的に摂取しましょう。
- 適度な運動: 体を動かすことは、ストレス解消や気分の安定に効果的です。
- 環境調整:
- 整理整頓: 物の置き場所を決める、不要なものを減らすなど、身の回りを整理することで、集中を妨げる要因を減らします。
- 静かな作業スペース: 集中したい時は、テレビやスマートフォンの通知をオフにし、静かな場所を確保します。
- タスク管理: 大きなタスクは小さく分割し、ToDoリストを作成するなど、一つずつ着実にこなせるように工夫します。
- 専門機関への相談を検討すべきサイン:
- 日常生活や仕事、学業において、以前よりも困りごとが増えた、または深刻になったと感じる場合。
- 上記のようなセルフケアを試しても、状況が改善しない、または悪化する場合。
- ご自身の特性に悩んだり、将来への不安が強い場合。
これらの対策は、あくまで初期的なアプローチです。ご自身の特性をより深く理解し、適切なサポートを得るためには、専門機関への相談が最も有効な手段となります。
専門機関への相談:必要性とタイミング

セルフチェックの結果が気になる、あるいは日常生活で「落ち着きがない」「集中できない」といった困難を抱えている場合、専門機関への相談は非常に重要です。セルフチェックはあくまで自己認識のきっかけであり、正確な診断と適切なサポートを受けるためには、専門医の判断が不可欠となります。
専門機関を受診するメリット
精神科・心療内科・発達障害専門外来などの専門機関を受診することで、多動症(ADHD)の可能性を専門的に評価してもらえます。正確な診断により、自分の特性を客観的に理解でき、必要に応じて薬物療法、心理療法、ソーシャルスキルトレーニング(SST)などの個別化された治療や支援を受けられます。
また、障害者手帳や各種福祉制度の案内など、生活面のサポート情報も提供されます。専門家と連携することで不安が軽減され、特性を活かしながら日常をより生きやすくするための確かな一歩につながります。
どんな時に専門機関へ相談すべきか
以下のような状況に当てはまる場合は、専門機関への相談を検討することをおすすめします。
- セルフチェックの結果、多動症(ADHD)の可能性が示唆された場合。
- 日常生活(仕事、学業、家事など)において、集中力の低下、衝動性、落ち着きのなさなどにより、著しい困難を感じている場合。
- 人間関係において、衝動的な言動が原因でトラブルが生じやすいと感じる場合。
- 過去の診断や、周囲からの指摘でADHDの可能性を指摘されたことがある場合。
- お子さんの行動(落ち着きのなさ、授業への集中困難、友達とのトラブルなど)で気になる点があり、それが学習や社会性の発達に影響していると感じる場合。
これらの状況は、ADHDの特性が影響している可能性があります。早期に専門機関へ相談することで、適切な診断と支援を受け、特性との付き合い方を学び、より生きやすい道を見つけることができます。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることをためらわないでください。
日常生活でできる対策
これまでのセクションでは、多動症(ADHD)の基本的な情報や診断基準、そしてセルフチェックの方法について解説してきました。ここでは、専門機関への相談と並行して、あるいはその前段階として、ご自身で日常生活に取り入れられる具体的な対策をご紹介します。
生活習慣の見直し
規則正しい生活習慣は、ADHDの症状を安定させるための重要な土台です。特に睡眠・食事・運動の見直しは、集中力の向上や気分の安定に大きく役立ちます。睡眠では、毎日同じ時間に寝起きし、寝る前のスマホ使用を控えることがポイントです。
食事はタンパク質やビタミンを意識し、血糖値の乱高下を避ける構成にしましょう。運動はウォーキングやヨガなど継続しやすいものを習慣化するのがおすすめです。生活リズムが整うことで、日常のパフォーマンスも改善されやすくなります。
環境調整
ADHD特性に合わせた環境調整は、集中力を高め、タスク管理をスムーズにするうえで非常に効果的です。まずは作業スペースを整理整頓し、視覚的なノイズを減らして集中しやすい空間を作りましょう。
静かな場所を確保したり、ノイズキャンセリングイヤホンを利用することも有効です。タスクは細分化し、ToDoリストやカレンダーなど視覚的ツールを活用して進行を管理します。時間管理にはポモドーロ法が役立ちます。また、スマホの通知オフやシングルタスクの徹底も、注意散漫を防ぐうえで重要です。
周囲のサポート
ADHDの特性を理解し、周囲のサポートを得ることは、人間関係のストレスを減らし、生活全体をスムーズにする鍵となります。家族や友人、職場の同僚に、自分の特性を正直かつ具体的に伝えることで、協力を得やすくなります。例えば「話しかけるときは一声かけてから」など具体的にお願いすると効果的です。
また、創造性や行動力などADHDのポジティブな面も共有し、理解を深めてもらいましょう。役割分担を明確にし、定期的にフィードバックを交わすことでより良い関係性が築けます。困ったときには遠慮せず助けを求めることも大切です。
まとめ
多動症(ADHD)のセルフチェックを通じて、「もしかしたら…」という気づきを得たことは、不安ではなく前向きなスタートです。セルフチェックはあくまで自己理解を深めるためのツールであり、結果がADHD傾向を示しても、それは終わりではなく改善への第一歩です。
集中力を保つ工夫や衝動性への対処、周囲への配慮の伝え方など、日常でできる対策は多くあります。不安が続く場合やより正確な評価を求める場合は、精神科や心理士など専門家へ相談することをおすすめします。支援を受けることで、自分の強みを活かしながら、より生きやすい環境づくりが可能になります。
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