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不眠症とは?原因、症状、今日からできる具体的な対策を解説

精神科訪問看護とは

夜、布団に入ってもなかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまう… 眠りたいのに眠れない、そんな悩みをお持ちではありませんか? そのつらい症状、もしかしたら「不眠症」かもしれません。

この記事では、不眠症の原因から具体的な対策、専門家による治療法まで、あなたの悩みを解決するための情報を詳しく解説します。

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不眠症とは?

不眠症とは、単に眠れない状態を指すのではなく、「十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などの不調を訴え、その原因が睡眠の量や質への不満にある状態」と定義されます。これは、世界保健機関(WHO)や国際的な睡眠専門家によっても広く認識されている定義です。

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不眠症の原因

ここからは、あなたが抱える不眠の悩みがどのような原因から来ているのかを、具体的に掘り下げていきます。不眠症の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることが少なくありません。

ここでは、不眠症を引き起こす主な原因を、「身体的な原因」「精神的な原因」「環境的な原因」の3つに分類して詳しく解説します。

身体的な原因

身体の不調や病気は睡眠に大きく影響します。関節痛や腰痛などの慢性痛、夜間頻尿、心不全や睡眠時無呼吸症候群などは眠りを浅くし、中途覚醒を引き起こします。更年期のホットフラッシュや寝汗、甲状腺機能亢進症などの内分泌異常も不眠につながります。

また、一部の薬の副作用も睡眠を妨げる要因です。身体的な原因が疑われる場合は、まず医療機関での診断や治療を優先し、根本的な改善を図ることが重要です。

精神的な原因

ストレスや不安、悩みなど精神的負担は、脳を覚醒状態にして寝つきを悪くし、睡眠の質を低下させます。うつ病や不安障害では、不眠が主要な症状となり、早朝覚醒や日中の気分低下を伴うこともあります。

精神的な要因による不眠は、自分だけで解決しようとせず、心療内科や精神科など専門家への相談が効果的です。適切な治療やカウンセリングを受けることで、心の状態が改善し、睡眠も整いやすくなります。

環境的な原因

睡眠環境や生活習慣も不眠に深く関わります。寝室が明るい・騒がしい・暑い・寒いといった不快な環境は睡眠の妨げになります。カフェインやアルコール、喫煙、寝る前のスマホ使用によるブルーライトも脳の覚醒を促します。

また、夜勤や不規則な生活は体内時計を乱し、不眠を招きます。寝室を暗く静かに整える、就寝前の刺激物を控える、規則正しい生活リズムを作るなどの工夫が改善に有効です。

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不眠症の症状

眠りたいのに眠れない、夜中に何度も目が覚めてしまう… これらのつらい症状は、不眠症のサインかもしれません。不眠症にはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴的な症状があります。ここでは、代表的な4つの症状について詳しく解説します。

入眠困難

布団に入ってから実際に眠りにつくまでに、30分から1時間以上も時間がかかってしまう状態を「入眠困難」といいます。ベッドに入ってもなかなかリラックスできず、考え事をしてしまったり、体のどこかに不快感を感じたりして、眠気を感じられないことがあります。

日中のストレスや心配事が頭から離れなかったり、寝る直前までスマートフォンを操作していたりすることも、入眠困難の原因となり得ます。

中途覚醒

眠りについてから、夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けない状態を「中途覚醒」といいます。目が覚める原因は様々で、トイレに行きたくなったり、物音が気になったり、あるいは特に理由もなく目が覚めてしまうこともあります。

一度目が覚めてしまうと、再び眠りにつくまで時間がかかり、睡眠が断片化してしまうため、熟睡感が得られにくくなります。

早朝覚醒

予定している起床時間よりも大幅に早く目が覚めてしまい、その後、眠ろうとしても眠りにつくことができない状態を「早朝覚醒」といいます。朝、鳥の声や日差しを感じる前に目が覚めてしまうこともあり、まだ夜明け前にも関わらず活動を開始せざるを得ない状況に陥ることもあります。

この症状は、特に高齢の方や、うつ病などの精神的な不調を抱えている方に多く見られる傾向があります。

熟眠障害

十分な睡眠時間を確保できているにも関わらず、ぐっすりと眠れたという感覚が得られない状態を「熟眠障害」といいます。眠りが浅く、何度も目が覚めているような感覚があったり、起きたときに疲労感が残っていたりします。

自分では「よく眠れた」と感じていても、睡眠の質が低下しているために、日中の眠気や倦怠感につながることがあります。睡眠時無呼吸症候群などが原因で熟眠障害が起こることもあります。

不眠症がもたらす影響

不眠症は、単に夜眠れないというだけでなく、私たちの心身の健康、そして日々の生活の質にまで深刻な影響を及ぼします。このセクションでは、不眠症が具体的にどのような影響をもたらすのかを、身体、精神、そして日常生活の3つの側面から詳しく解説します。ご自身の状態を客観的に把握し、改善への意欲を高めるためにお役立てください。

身体への影響

慢性的な睡眠不足は、私たちの身体に様々な悪影響をもたらします。まず、日中の強い眠気や倦怠感は、集中力や注意力の低下を招き、仕事や学業のパフォーマンスを著しく低下させます。

また、免疫機能も低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなることがあります。さらに、長期にわたる不眠は、高血圧、糖尿病、心臓病といった生活習慣病のリスクを高めることが研究で示されています。体の回復や修復が行われる睡眠が十分に取れないことで、体調を崩しやすくなり、健康全般に悪影響を及ぼすのです。

精神への影響

睡眠は、精神的な安定を保つためにも非常に重要です。不眠が続くと、感情のコントロールが難しくなり、イライラしやすくなったり、些細なことで不安を感じやすくなったりします。気分の落ち込みや無気力感も現れやすく、うつ病の発症リスクを高めることも指摘されています。

また、ストレスへの対処能力が低下し、精神的に追い詰められやすくなることもあります。このように、不眠症は精神的な健康を損ない、心のバランスを崩してしまう原因となり得るのです。

日常生活への影響

身体的・精神的な不調は、必然的に日常生活にも大きな影響を及ぼします。仕事や家事の効率が低下し、ミスが増えることで、生産性が落ちたり、人間関係に亀裂が生じたりする可能性もあります。日中の強い眠気は、車の運転や機械の操作など、注意が必要な場面での事故のリスクを高めます。

また、趣味やレジャーを楽しむ気力や体力も失われがちになり、生活の満足度が低下してしまうことも少なくありません。不眠症は、私たちの社会生活やQOL(生活の質)を著しく低下させる要因となるのです。

不眠症の治療法

不眠症は、その原因や症状によって様々な治療法が用いられます。ここでは、日常生活で取り組める基本的な改善策から、専門的な治療法までを詳しく解説していきます。あなたの不眠症の状態に合ったアプローチを見つけるための参考にしてください。

生活習慣の改善

不眠症改善の基本は「睡眠衛生」を整えることです。毎日同じ時間に寝起きし、体内時計を整えることで自然な眠気が生まれます。寝る前はスマホやPCを控え、カフェイン・アルコールも避けましょう。

ぬるめの入浴や読書などでリラックス時間を作ることが効果的です。日中は適度な運動や日光を浴びることで睡眠リズムが整います。寝室は暗く静かで、温度18〜22℃を保つことが理想です。即効性はないものの、継続することで睡眠の質が着実に向上します。

薬物療法

生活習慣の改善で十分な効果が得られない場合、医師による薬物療法が検討されます。睡眠薬には即効性のある短時間型から、持続性のあるタイプまで多様な種類があり、症状や原因に応じて医師が選択します。

ただし副作用として眠気・ふらつき・翌日の倦怠感が出ることがあり、依存性の懸念も存在します。そのため、自己判断での使用は避け、必ず医師の指示に従うことが重要です。必要最低限の期間・用量で使用することが推奨されます。

認知行動療法(CBT-I)

認知行動療法(CBT-I)は、不眠症治療の中でも最も効果が高い方法とされ、副作用なしで長期的な改善が期待できます。不眠を悪化させる思考や行動習慣を見直し、適切な睡眠パターンへ導く治療です。

具体的には、寝床と睡眠を結びつける刺激制御法、睡眠効率を高める睡眠制限法、筋弛緩法や呼吸法などのリラクゼーション、正しい睡眠知識を身につける睡眠衛生指導などがあります。専門家のサポートのもとで進めることで高い改善効果が得られます。

セルフケアの方法

ここまで不眠症の原因や症状について解説してきましたが、では具体的にどのようなセルフケアを実践すれば、より良い睡眠を得られるのでしょうか。ここでは、自宅で手軽に試せるリラックス法、食事、運動、そして睡眠環境の整備について、具体的な方法をご紹介します。筆者自身もこれらの方法を実践することで、つらい不眠を克服することができました。ぜひ、ご自身に合った方法を見つけて、日々の生活に取り入れてみてください。

リラックス法

寝る前のリラックスは、心身を落ち着かせ、自然な入眠を促す重要な習慣です。軽いストレッチやヨガは体の緊張をほぐし、深呼吸や瞑想は自律神経を整えて気持ちを安定させます。

ラベンダーなどのアロマはリラックス効果が高く、香りによって眠りに入りやすくなります。また、就寝1〜2時間前のぬるめの入浴は体温の変化を利用して眠気を誘います。これらの方法を組み合わせ、寝る前の「整える時間」を作ることが快眠への近道です。

食事

睡眠の質は日々の食事内容に大きく左右されます。トリプトファンやマグネシウム、ビタミンB群など、神経やホルモンに関わる栄養素を含む食品は快眠をサポートします。

一方、カフェインやアルコール、脂っこい食事は覚醒や消化負担を招き、入眠を妨げます。特にカフェインは午後から控えることが重要です。寝る直前の重い食事も避け、夕食は就寝2〜3時間前に済ませることが睡眠の質向上につながります。

運動

適度な運動は睡眠の質を高め、夜の自然な眠気を促します。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は心身をリフレッシュさせ、日中の活動量を増やすことで夜の入眠をスムーズにします。特に午前〜午後早めの時間帯の運動が効果的です。

ただし、就寝直前の激しい運動は交感神経を刺激して体を興奮させ、かえって眠れなくなる可能性があります。運動は就寝2〜3時間前までに終えることが理想です。

睡眠環境の整備

快適な寝室環境づくりは、質の高い睡眠のために欠かせません。寝室は暗く静かで、理想的な温度(夏25〜26℃・冬22〜23℃)と湿度(50〜60%)を保つことが大切です。スマホやPCの光はメラトニンを抑制するため、就寝前の使用は控えましょう。

また、自分に合った枕・マットレスを選ぶことで体の不調を防ぎ、快適な眠りにつながります。必要に応じてホワイトノイズや自然音を取り入れ、落ち着ける環境を整えましょう。

市販薬の情報

ここまで不眠症の原因や症状、そして生活習慣の改善方法について解説してきましたが、それでも改善が見られない場合や、一時的に強い眠気が必要な場合には、市販薬を検討することもあるでしょう。ここでは、市販されている睡眠改善薬の種類、選び方、そして注意点について解説します。

市販薬の種類

日本の市販睡眠改善薬の多くは、抗ヒスタミン薬(例:ジフェンヒドラミン)が主成分で、眠気を引き起こす作用を利用して一時的な不眠を和らげます。ほかにも、海外由来のメラトニン関連製品や、バレリアンなどのハーブ入りのサプリも販売されています。

しかし、これらは体質による効果の差が大きく、安全性も個人差があるため慎重に使用する必要があります。市販薬は原因治療ではなく、あくまで一時的な対処である点を理解して選ぶことが重要です。

市販薬の選び方

市販薬を選ぶ際は、自分の不眠のタイプを知ることが大切です。寝つきが悪い場合は抗ヒスタミン薬が効果的なことがありますが、リラックスしたい場合はハーブ系の製品も候補に入ります。

ただし、市販薬は根本治療ではなく、一時的なサポートに過ぎません。どれを選べば良いか迷う場合は、薬剤師に相談するのが最善です。服用中の薬との相性や健康状態を踏まえて適切な製品を選べます。

市販薬の注意点

市販薬の使用には副作用のリスクがあります。抗ヒスタミン薬では眠気に加えて口渇、便秘、排尿困難が生じることがあり、服用後の運転や機械操作は避ける必要があります。また、市販薬を長期間使うと依存や効果減弱の恐れがあるため、短期間の使用にとどめましょう。

持病がある方や他の薬を服用中の方は、併用による副作用の危険があるため、必ず医師や薬剤師に相談してください。市販薬はあくまで補助的手段であり、改善しない場合は専門医の受診が必須です。

病院を受診する目安

ここまで、不眠症の原因や症状、そしてご自身でできるセルフケアの方法について解説してきました。しかし、セルフケアだけでは改善が難しい場合や、症状が日常生活に深刻な影響を与えている場合もあります。そのような場合は、専門家の力を借りることが重要です。ここでは、どのような場合に医療機関を受診すべきか、その目安について解説します。

セルフケアを試しても、2週間以上改善が見られない場合

睡眠環境の整備、リラックス法の習慣化、生活習慣の見直しなどを一定期間続けても、眠りの質や量に変化が見られない場合は、不眠症の背景に別の原因が隠れている可能性があります。

日中の眠気や疲労感が強く、日常生活に支障が出ている場合

集中力の低下、意欲の減退、判断力の低下などにより、仕事や学業、家事などが手につかなくなったり、事故のリスクが高まったりしている場合は、専門的な治療が必要です。

気分の落ち込み、不安感、イライラ感などの精神的な不調を伴う場合

不眠は、うつ病や不安障害などの精神疾患の症状として現れることがあります。もし、眠れないこと以外にも、気分の波が激しい、理由もなく不安になる、常にイライラしているといった症状がある場合は、精神科や心療内科の受診をお勧めします。

身体的な病気が原因となっている可能性がある場合

睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、甲状腺機能亢進症など、身体的な疾患が不眠の原因となっていることもあります。いびきがひどい、足の不快感で眠れない、動悸やほてりがあるなどの症状がある場合は、専門医の診察を受けましょう。

受診を検討する際は、まずはかかりつけ医に相談するか、睡眠外来、精神科、心療内科などの専門医療機関を探してみましょう。専門医は、あなたの症状を詳しく聞き取り、必要に応じて検査を行い、最適な治療法を提案してくれます。

専門家への相談の重要性

不眠症を根本から改善するためには、専門家への相談が重要です。自己判断で対処すると、症状を悪化させたり、睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群・うつ病などの重大な病気を見逃す可能性があります。

医師に相談することで、問診や検査による正確な診断を受けられ、生活習慣改善・薬物療法・認知行動療法など個別に最適化された治療計画が提案されます。また、慢性不眠に伴う高血圧や糖尿病などのリスクを早期に把握でき、安心して治療に向き合える精神的サポートも得られます。

眠れない日が続く場合は、一人で抱え込まず専門家に相談することが改善の近道です。

まとめ:不眠症を改善し、快適な睡眠を手に入れよう

不眠症は原因や症状が多様で、日常生活や心身に大きな影響を及ぼしますが、適切な対策を取ることで改善が期待できます。この記事では、不眠症の種類や原因、診断方法、生活習慣の改善、薬物療法、認知行動療法(CBT-I)、さらにリラックス法・食事・運動・睡眠環境の整備といったセルフケアまで幅広く解説してきました。

まずは、寝る前のリラックスや寝室環境の見直しなど、今日からできる習慣づくりを始めてみましょう。もし改善が見られない場合や症状が続く場合は、専門家に相談することが重要です。適切な診断と治療を受けることで、質の高い睡眠を取り戻し、心身ともに健康で充実した毎日へと近づくことができます。

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この記事を監修した人

石森寛隆

株式会社 Make Care 代表取締役 CEO

石森 寛隆

Web プロデューサー / Web ディレクター / 起業家

ソフト・オン・デマンドでWeb事業責任者を務めた後、Web制作・アプリ開発会社を起業し10年経営。廃業・自己破産・生活保護を経験し、ザッパラス社長室で事業推進に携わる。その後、中野・濱𦚰とともに精神科訪問看護の事業に参画。2025年7月より株式会社Make CareのCEOとして訪問看護×テクノロジー×マーケティングの挑戦を続けている。

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