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【第3回社長エッセイ】実習先で出会った○○な先輩

2023.06.14 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『社長エッセイ』! 今回で3回目となりました!
6月に入り全国的にも梅雨入りしましたね。大阪は例年よりはやめの5月に梅雨入り……! 5月の梅雨入りは10年ぶりだそうで、過去67年の中でも5回しかないみたいです。
毎日の雨と湿度の高さに気分もどんより下がりがちになりますが、そんなときこそハムさん節の効いたちょっぴり笑えるエッセイをお届けします!

今回のテーマは、『実習先で出会った○○な先輩』。
あえて「○○」とさせていただいたのですが、ハムさんは「○○」にどんな先輩を当てはめたのか……ぜひぜひご覧ください♡

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どうも、最近疲れがとれなくなったなと思ったら、年取ったせいだと再認識して凹んでいる代表の濱脇です。
今回も、テーマに沿ってお話ししていければと思います。今回のテーマは、『実習先で出会った○○な先輩』です。

私は、今年で看護師22年目になるのですが、この歳になると後輩も多くなり、あまり先輩という方々とお仕事をさせていただくことが少なくなってきます。そんな私にも初々しい看護学生時代がありました。

私は、看護専門学校出身ですので、短大や大学とは実習の実施期間が違ったりしました。
今は、カリキュラムの変更などでいろいろ変わったのかもしれませんが、1年生で2日、2年生で1週間を何度か、3年生では10月くらいまで3週間の実習を各科で繰り返し、といった感じでした。

1年、2年はね……まだいいんですよ。
いいといってももちろん実際の患者さんを受け持って行うので、大変なんです。けどね、3年生になると、それまでの大変なんてものではないくらい、患者さんに向き合い、看護計画に沿ってケアを行っていくんです。
今思っても、人生で一番戻りたくない瞬間はと聞かれたら、この看護学校時代の実習漬けの半年間ですね。

実習では、決められた病院や施設などに伺い、外科などの科目に沿って病棟から選定された患者さんを受け持ってケアの計画などを実践していき、その中で看護というものがどういうものなのかや、どのように考えを持っていけばいいかなどを学んでいきます。
もちろん、指導してくださるのは先輩看護師の方々であり、さまざまな先輩方に指導を受けてきて、今があります。
十人十色ですからね、そりゃいろんな先輩看護師がいるわけで……。

学生から嫌われている指導者の人とかもたくさんいましたね。
なぜそんなことが起こるのか。
先輩方、基本怖いんですよ(笑)。

言ったとおり、十人十色なのでね、優しく指導してくださる先輩もたくさんいらっしゃるんですよ? けど、学生の中で噂になるレベルの先輩は、まずもって学生が嫌い(笑)。
遠くから見ているといい人なんですよね。いざ、学生が業務につきますと豹変するんですよね。もう、二重人格かと思うくらい……。

私は、実習先でそんな怖い先輩方に何度か当たったことがあります。
もうね、笑ってしまうぐらい理不尽なことで怒られることの多いこと(笑)。
私の前を歩かないでと言われたりとか、患者さんと歩いていただけなのに、何やってんのと怒鳴られたりとか……。ここぞとばかりに自分のやりたくない仕事を実習生に押し付けたりする先輩とかね(笑)。
そんな先輩は、もちろん同業者にも厳しいので、常に怒っている姿を見ます。故に、他の看護師からもやや恐れられていることが多いです。なので、実習生がターゲットにされても助けには来ないんですね(笑)。

今はわかりませんよ。時代がだいぶん昔なのでね、私の学生時代なんて。
いやーもー、怖いのなんのって……。トラウマになるレベルで怒られることもあるしね。
同じ実習グループの子が、実習後学校で泣きながら、もう行きたくないって泣いていたのを何度も見ましたね。

けどね、やっぱりその先輩看護師も人の子ですよね。
数日に1回、心を清らかな水で洗われましたか? 心が安らかになる秘伝の飲み物かなんか飲みましたか? ってくらい優しく接してくれることがあるんですよ。もうね、ホラーです(笑)。あれほど怖い瞬間はない。
優しいのは、実習生にとってはもちろんいいんですが、その優しい姿がいつなんどき鬼のように変貌するかがわからないので、もう緊張度が増すんですよ。
そんなときに限って、いつも失敗しないケアで患者さんに迷惑をかけたりしてしまうんです。
そうなると、もう平和に1日が終われという感情が実習グループ全体に芽生えます(笑)。
撒菱のように撒かれた地雷を、どうやったら踏まないようにやり過ごせるか、そんなことを考えるんですよね。緊張度もMAXなため、実習に必死なのも重なって体調を崩すんです。
怖い先輩に当たると1日目から実習に行くのがしんどくなるんですよね……。

何度も言いますけど、優しく指導してくださる看護師さんはたくさんいるんですよ。その中でも突出して怖いともう覚えますよね、噂流れますよね(笑)。

そして、看護師になった後、4年ぐらい経ってそれなりに話せるようになったときに、「めちゃくちゃ怖かったですよ、実習のとき……」なんて話をすると、決まり文句のように「嘘やん、私優しくしてたで」なんてことを言われたりして、苦笑いするしかなくなることが起きたりします(笑)。

これから看護師さんになる方も見てるかもしれないので、恐怖を植えつけてはいけないですね。ただ、そんな看護師おるおる! って、これを見ながら言ってる方もいるかもしれませんね。
ただね、もしかしたらそういう形でしか教える術を知らない可能性もあります。
実は、めちゃくちゃ面倒見のいい方だったりすることも実際ありましたから。

あー、思い出すと恐怖が蘇りますね(笑)。怖かった先輩は、いつまでも覚えているもんですね……。

もう、当分思い出すのはやめようと思います(笑)。

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