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ネット依存症は克服できる?直し方や相談先について解説

精神科訪問看護とは

1日何時間もインターネットを使ってしまう「ネット依存症」に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

スマホやパソコンが普及した現代では、SNSやオンラインゲームなど、ネットを使用する趣味に時間を取られる方も珍しくありません。

過度にネットへ依存してしまうと、勉強や仕事に支障が出たり、精神的なストレスを抱えてしまったりする場合があるため、気付いたら早めに直すことが大切です。

この記事は、ネット依存症の直し方や、ネット依存症に気付くためのチェックリストを解説します。


ネット依存症は国際的に問題視されている

近年、ネット依存症は国際的な問題として捉えられており、日本でも改善や対策の必要性が議論されています。

ネット依存症になると、SNSやオンラインゲームへ熱中するあまり、勉強や仕事などの社会活動に支障をきたしてしまうためです。

なかには、健康問題や精神的な不調、人間関係や社会性の問題などに繋がる場合もあります。

2013年、米国精神医学会は精神疾患の分類である「DSM-5」において、インターネットゲームへの依存を診断すべき病気の一種として位置づけました。

また、日本国内でも、医療機関におけるネット依存症の患者数が増加しており、若者がネットやゲームへ費やす時間についての研究も行われています。

参照:日本精神神経学会 精神科病名検討連絡会/DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン(初版)


ネット依存症の直し方

ネット依存症の改善を目指すには、以下の方法があります。

・生活リズムを整える
・運動習慣を身に付ける
・デジタルデトックスを試みる

詳しく見ていきましょう。


生活リズムを整える

適切な生活リズムが身に付くと、ネット依存症の改善に繋がります。

SNSやオンラインゲームに夢中になるあまり、昼夜が逆転したり、食事や入浴がおろそかになったりなど、生活リズムが乱れる方も珍しくありません。

ゲームをする時間を制限する、ベッドに入る時間などを決めるなど工夫し、規則正しい生活を心がければ、ネットへ触れる時間を制限できるでしょう。

参照:文部科学省/ネット・ゲーム依存の理解と
対応について〜⼈とつながるオフラインキャンプオリエンテーション〜

関連記事:昼夜逆転を治す方法と原因解説|生活リズム改善の実践法


運動習慣を身に付ける

運動習慣を身に付けるのも、ネット依存症の克服に効果が期待できます。

2024年に行われた中国の研究では、運動がネット依存症の程度を軽減し、心理状態の改善に貢献したと報告されています。

興味のあるスポーツやジョギング、筋力トレーニングなど、簡単で継続しやすい運動から挑戦してみましょう。

参照:Yan Yan_Effects of exercise interventions on Internet addiction among college students: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials_Addictive Behaviors Volume 160, January 2025, 108159


デジタルデトックスを試みる

どうしてもスマホやゲーム、パソコンを触ってしまう場合、デジタルデトックスも試してみてください。

デジタルデトックスとは、スマホやゲーム機などのデジタル機器から離れ、心と身体を健康にする取り組みです。

散歩中にスマホを持ち歩かない、夜は読書をして過ごすなど、一日のうち少しの時間デジタル機器から離れるだけでも効果があります。

デジタル機器が手元にあると、ついSNSやゲームをしたくなってしまう方もいるかもしれません。

デジタルデトックスによって、デジタル機器を持たない時間を作り、少しずつネットに依存しない生活を目指しましょう。

参照:文部科学省/R5成果報告(長期自然体験)ゲーム依存がデジタルデトックスによって与える効果


ネット依存症は自分で依存に「気づく」ことが大切

ネット依存症は、自分で依存に気付くのが、改善のきっかけになります。

以下は、ネット依存症を判断するための簡易的なチェックリストです。

・ネットを利用していないときもネットについて考える
・ネットをする時間が短いと物足りなく感じる
・ネットをする時間をコントロールできない
・ネットを見ないと落ち着かない
・思った以上にネットに触れてしまう
・ネットをしすぎて現実の人間関係に問題が出ている
・ネットへ熱中しているのを家族や友人に隠してしまう
・気分の落ち込みを発散するために真っ先にネットを触ってしまう

ネット依存症は自分で気付けない場合も多く、治療が必要だと理解できていない方も少なくありません。

上記のうち5個以上の項目に当てはまる場合は、ネット依存症の可能性を考慮し、生活習慣の見直しや受診を検討しましょう。


ネット依存症の直し方に悩む場合の相談先

ネット依存症を改善したいと思っているものの、自分だけでは難しいと感じる方は、専門家を頼ってみてください。

・精神科や心療内科
・訪問看護ステーション

それぞれの相談先について解説します。


精神科や心療内科

精神科や心療内科では、専門医によるネット依存症の治療や、改善に向けたアドバイスを受けられます。

これらの医療機関では、ネット依存症の重症度を詳しく評価し、一人ひとりの状況に合わせた治療が可能です。

また、ネット依存症から生じた精神疾患や睡眠障害などの治療も受けられるほか、家族に対するサポートも受けられます。


訪問看護ステーション

ネット依存症を自力で克服できない場合、訪問看護を利用するのも選択肢の1つです。

訪問看護では、看護師が利用者さまの自宅に訪問し、生活環境に合わせたケアや日常生活のサポートを行います。

ネットを触ってしまう場合の対策法や、ネットを気にしないようにするための工夫など、解決に向けた具体的なアドバイスを受けることが可能です。

ただし、訪問看護の利用には、精神疾患や発達障害の診断を受ける必要があります。
利用を検討する方は、精神科や心療内科で検査を受け、診断が付いてから施設へ相談しましょう。


ネット依存症は適切な直し方を身に付けて克服しよう

ネット依存症を放置していると、日常生活に影響が及ぶ場合もあります。

スマホやパソコンを当たり前に使用する世の中だからこそ、気づかないうちに依存症へ陥ってしまう方も珍しくありません。

生活リズムの乱れや精神的な疲れを感じている場合は、ネット依存症になっている可能性も考慮し、精神科や訪問看護ステーションへ相談しましょう。

『訪問看護ステーションくるみ』では、ネット依存症の克服や、ネット依存症によって生じた精神疾患の治療をサポートいたします。

訪問看護によるネット依存症の解消に興味のある方は、お気軽に『こちら』へお問い合わせください。

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

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