こんにちは。株式会社Make Careの代表取締役CEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。
さて、今回は少し踏み込んだ話をしようと思います。
これまで僕は、訪問看護における「コンサルティング」や「フランチャイズ」を、かなり批判的に見てきました。
また、訪問看護の安易な開業についても、疑問を呈し続けてきたつもりです。
それでもなお、
「訪問看護を事業としてやりたい」
そう考える看護師起業家を目指す人たちが、一定数いることも、現場にいるからこそ強く感じています。
今回は、そんな人たちに向けた、僕なりの一つの答えを、あらためて言語化してみようと思います。
その答えは、
CoCo壱番屋モデルの“暖簾分け”にありました。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
【日曜・お盆・年末年始休み】
※訪問は20時まで
対応させていただいております。
競合を育てている、という自覚から逃げない
正直に言うと、この仕組みを作りながら、ずっと引っかかっていることがあります。
これ、確実に「競合」を育てている。
経営者としては、あまりにもセオリーから外れた選択です。
わざわざ時間とコストをかけて、将来、自分たちと同じ市場で戦う可能性のある人を支援する。
普通に考えれば、やらなくていいことを、あえてやっている。
そんな葛藤に、何度も苛まれました。
それでも、この仕組みを形にしたのは、
僕たちが掲げているミッション・ビジョン・バリューに照らしたとき、この選択以外に、誠実な答えが見つからなかったからです。
経営として正しいかどうかは、正直わかりません。
でも、少なくとも僕自身が信じている価値観には、間違いなく適っている。
そう言い切れるだけの信念は、今の僕の中にあります。
経営の教科書は「囲い込め」「外に出すな」と書いてある
一般的な経営論で言えば、答えはシンプルです。
・優秀な人材は囲い込め
・ノウハウは社外に出すな
・競合の芽は、早めに摘め
これは間違いではありません。
僕自身、過去に別の事業をやってきた中で、同じ判断をしたこともあります。
「人が最大の資産」
「再現性こそが競争優位」
そう言われれば、多くの経営者はうなずくはずです。
それでも僕はこの業界では同じやり方を選ばなかった
ただ、訪問看護という事業に深く関わるようになってから、
この“正しそうな経営論”に、強い違和感を覚えるようになりました。
訪問看護は、プロダクトを大量に売るビジネスではありません。
シェアを奪い合って勝つ世界でもありません。
この事業の本質は、
「地域の中で、どれだけ信頼を積み上げられるか」
それに尽きます。
訪問看護は「市場」ではなく「生活インフラ」に近い
訪問看護は、極めてローカルな事業です。
医師との関係性、相談支援専門員やMSWとの連携、利用者さんやご家族との日々のやりとり
どれも、短期的な成果ではなく、時間をかけて積み上がっていくものばかりです。
この業界で一番壊れやすいのは、価格でも、競争でもありません。
信頼です。
そして、信頼が壊れるときに一番ダメージを受けるのは、経営者ではなく、現場と利用者さんです。
本当に業界を壊すのは「競合」ではない
ここで、はっきりさせておきたいことがあります。
僕が本当に増やしたくないのは、競合そのものではありません。
制度を理解しないまま参入し、
数字だけを追い、
現場を疲弊させ、
結果として利用者さんの生活を壊してしまう、
そういう事業者が増えることです。
訪問看護は、一度信頼を失うと、取り戻すのが本当に難しい。
そして、失ったその信頼は、その事業者だけではなく、
訪問看護事業そのものに向けられます。
だからこそ、
“雑な経営”が増えることが、この業界にとって一番のリスクだと思っています。
競合を減らすより「ちゃんとした経営」を増やした方が早い
だったら、どうするか。
競合を排除することにエネルギーを使うより、
ちゃんとした経営を理解した人を増やした方がいい。
これは理想論ではなく、
かなり現実的な判断です。
制度を理解している
現場を知っている
人を消耗品として扱わない
そういう経営者が増えれば、
結果的に業界全体の水準が上がる。
だから、囲い込まない設計にした
この考え方を前提にすると、
自然と今の仕組みになります。
人も、ノウハウも、
いずれは外に出ていく前提。
囲い込まない。
縛らない。
その代わり、
「なんとなく独立したい」では通れない設計にしています。
甘い期待を持ったまま進めるほど、
この業界は優しくありません。
それでも、競合は生まれる。それを承知でやっている
もちろん、この選択によって、将来、競合になるケースは出てきます。
同じ地域で、同じ相談支援、同じ病院、同じMSWと関わることもあるでしょう。
それでもいいと思っています。
むしろ、同じ思想を共有した人と競う方が、業界としては健全だと思うからです。
目指しているのは覇権ではなく「秩序」
僕が目指しているのは、市場を独占することではありません。
フランチャイズの王様になることでもありません。
目指しているのは、
この業界における最低限の秩序です。
無茶な経営が当たり前にならないこと。
現場がすり減らされる構造を再生産しないこと。
そのための一つの選択が、
「競合を育てる」という、
最も経営者らしくない判断でした。
この考え方に共感する人だけでいい
ここまで読んで、
「それは甘い」と思った人もいると思います。
それでいい。
全員に理解してもらえるとも思っていないし、そうある必要もないと思っています。
刺さる人にだけ刺さってくれればいい。
このコラムの最後に、今回触れた仕組みをまとめた資料を添付します。
社内のメンバーで、
将来的に独立を考えている人がいれば、
この仕組みに乗ることも、もちろん検討します。
また、求職者の方で、単に雇われるのではなく、
事業として訪問看護に関わりたいと考えている方がいれば、
ぜひ一度、面談・面接に来てください。
このモデルが合う人もいれば、合わない人もいる。
それでいいと思っています。
まず資料を読んでいただき、興味があれば是非、ご連絡ください。
※ 数字は現在検討中のもので、実際に稼働するころには変更の可能性もあります。
※ 機能強化型は現在、まだ算定予定です。


