こんにちは。株式会社Make Careの代表取締役CEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。
今日は2026年1月、Mr.Childrenが放った新曲「Again」について語ってみようと思う。
TBS系日曜劇場『リブート』の主題歌として初めて映像とともに流れたこの曲は、タイトルにある「Again」
つまり、単なる「再出発」の意味を大きく超えた、懐かしさと新しさが同居したような、
昔のMr.Children構文に最新の桜井さんの感性をMIXしたような、そんな楽曲だと思う。
特に、CDTVのライブ映像で見る彼らの演奏には、僕自身が胸を打たれた瞬間があった。
ステージ上にいるのはバンドだけではなく、小林武史のピアノの姿もある。
その光景は、単なる共演じゃない。
イントロとアウトロを物語として紡ぐ音楽設計者が、再びミスチルの音楽に寄り添っている、という確かな証。
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小林武史がそこに“いる”という事実
事前情報として、今回のレコーディングにピアニストとして小林武史が、サックスの山本拓夫とともに参加していることは知っていた。
でも、実際にこうして
小林さんがキーボードとしてステージに“いる”のを見た瞬間、
音が鳴る前から、はっきりと分かった。
あ、これは違うな、と。
イントロが始まった瞬間、
空気が一段、深くなる。
派手な音数が増えたわけじゃない。
むしろ、余白が整理されて、
「なぜ、ここでこの音が入ってくるのか」
その理由が、くっきりと浮かび上がる感覚があった。
やっぱりこの人は、イントロとアウトロを
単なる前奏・後奏ではなく、
物語として設計できる人なんだと思った。
“イントロの魔術師”という言葉は、
正直、もう使い古されているかもしれない。
それでも、この曲に関しては、それ以外に言いようがないと思う。
🔍 歌詞の核心 ── “期待しない生き方”と“隠されたお宝”
「Again」の歌詞は、冒頭から静かに人の心をえぐる。
「期待しない方が利口です/明るくない将来はお見通し」
この言葉には、現代の多くの大人が抱える痛みが刻まれているんじゃないか。
ここで描かれているのは、若い頃は胸を躍らせていた夢や期待を、
大人になる過程で「傷つくリスク」として学習し、最初から踏み込まないことで自分を守ろうとする人の姿に感じる。
ミスチルならではの詩的描写は、さらに象徴的なイメージと出会う。
「ベランダにサーフボードは眠ってる」
かつての熱量や可能性が、現実の生活の中で埃をかぶっているように見える。
ただし、ここで重要なのは、「捨て去る」ことではない。
歌詞の中には、
「胸の中で光ったお宝」
という象徴が現れる。
これは、
・いつか笑っていた日の記憶
・あるいは、かつて抱いていた純粋な希望
・そして今も心の奥に残る“何か”
として、多くの人の心に響く「静かな希望」として機能する。
🎹 音楽的な構造-転調と“ポケットカスタネット”的美しさ-
そしてサウンド面でも、この曲にはミスチルらしい“痕跡”がある。
特に聴きどころは、イントロからアウトロまでの設計の美しさ。
僕はこの曲の転調と余白の使い方に惹かれた。
この構造は、どこか「ポケットカスタネット」に似た美しさを感じさせる。
サウンドが単なる“繰り返し”ではなく、物語のように展開し、感情を連れていってくれる。
なぜ“転調”がここまで心に残るのか
それは、曲が単なる感情の高揚を描くのではなく、
「日常の反復」から少しだけ視座を変える仕掛けを持っているからじゃないかと思う。
歌詞と重なって聴くと、
・日常の塗り潰し
・待を手放したままの生き方
・そして、それでも輝きを放つ“お宝”
これらがサウンド・言葉・構成として同時に立ち上がる。
それが、ミスチルの豊かな音楽性であり、また「Again」が僕たちに深く刺さる所以じゃないだろうか。
🌿 Bank Bandの香りが漂う構成──ミスチルサウンドとの融合
この曲を聴いていて、もうひとつ強く感じたことがある。
それは、「Again」の構成そのものに、どこかBank Bandの香りが漂っている、ということだ。
もちろん、これは音を分解すれば「ミスチルらしさ」と言われる要素の集合体でもある。
でも、全体を包む空気感や、音の置き方、余白の使い方には、ポケットカスタネットに感じたそれと同様に、
Bank Band特有の温度が確かにある。
ポケットカスタネットについてはコラムにも書いているので、是非、こちらも読んでみて欲しい。
💁【CEOコラム】Vol.056 『ポケットカスタネット』が教えてくれる、訪問看護ステーションくるみが届けたい「たった一つ」の音の物語
Bank Bandサウンドの特徴は「主張しない強さ」
Bank Bandの音楽には、共通している特徴がある。
・前に出すぎない
・感情を煽りすぎない
・でも、確実に心の奥に届く
それは、「音で感情を操作する」のではなく、
感情が立ち上がる“場”を用意するようなアプローチ。
「Again」を聴いていると、
この感覚が、イントロからアウトロまで一貫して流れている。
主旋律がすべてを語るわけでもない。
派手なアレンジで引っ張るわけでもない。
ただ、
音が鳴る“理由”だけが、静かに積み重ねられていく。
ミスチルサウンドが、Bank Bandを通って還ってきた感じ
ここが、個人的に一番グッときたところなんだけど。
「Again」は、Bank Bandがミスチルに影響を与えた、というよりも、
Bank Bandという“回路”を通って、
ミスチルサウンドが一度外に出て、
成熟した形で還ってきた
そんな印象を受けた。
それは、
・社会や日常を見つめる視点
・過度に希望を煽らない態度
・それでも人を信じる余白
そういったものが、
音楽構造そのものに染み込んでいる感じ。
小林武史が“いる”ことで成立するバランス
この融合が成立している最大の理由は、やっぱり小林武史が“プロデューサー”ではなく、
「音を置く一人の演奏者」として、そこにいることだと思う。
指揮者として全体をコントロールするのではなく、
プレイヤーとして、
音楽の流れの中に身を置く。
だからこそ、
・ミスチルがミスチルであり続けながら
・Bank Band的な空気も自然に混ざる
この絶妙なバランスが生まれているんじゃないだろうか。
「Again」は、その交差点に立つ曲
「Again」は、
初期ミスチルへの回帰でもなければ、
Bank Band的世界観への寄せでもない。
それらが、
時間を経て交差した地点に立っている曲なんだと思う。
だから、
・懐かしいのに
・新しくて
・でも、やたらと落ち着く
そんな不思議な感覚が残る。
この曲を聴き終えたあとに残るのは、
高揚感じゃなく、
「もう一度、日常に戻っていける感じ」。
それこそが、
Bank Bandとミスチル、
そして小林武史が重なったときにしか生まれない音なのかもしれない。
🧭「Again」は“救いの歌”ではなく、“肯定の歌”
この曲は、従来の「立ち直り」「再起動」を力強く叫ぶタイプのアンセムではない。
それは、ドラマ『リブート』というタイトルの世界観ともリンクしている。
「Again」は、もう一度やり直すことを宣言する歌ではなく、
壊れた自分を否定せず、そのままで進んでいくことをそっと肯定する歌だ。
これは、多くの人が検索するであろう「Again 歌詞 意味」や「Mr.Children Again 解釈」のポイントにもなるはず。
多分、みんな同じような解釈をするんじゃないかな…
なぜなら、歌詞の根底には、傷つくことを恐れて背を向けてきた日々を、もう一度正面から受け止める勇気が描かれているから。
「Again」は、再出発の高らかな宣言ではなく、黙ってもう一度立ち上がる人たちのための歌。
桜井和寿の言葉と、小林武史の音楽設計が重なったこの一曲は、
日常の重さを抱えた人の心に、静かで確かな光を灯してくれる。
そして、私たちが何度“Again”を繰り返しても、
胸の奥に残る“お宝”は、いつまでも光り続ける。
