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【社長エッセイ】Vol.72 組織で働くとは

くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第72弾!

 

3月になりました。

私は花粉症ではありませんが、
先日ニュースで「スギ花粉症の人が注意すべき食べ物はトマト」と言っていました。

スギ花粉とトマトには、
構造が似たタンパク質が含まれているため、
交差反応を起こすことがあるそうです。

もし自分がスギ花粉症になって
トマトが食べられなくなったら……と思うと、
正直つらすぎます。

花粉症にならないためにはどうしたらいいのか、
今から少しずつ情報収集していきたいと思います。

 

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

「組織で働く」ということを、意識できているか

さて、皆さんは「組織で働く」ということについて、考えたことはありますか?

私は看護師として働いていた頃、
正直あまり意識できていませんでした。

「意識していたつもりになっていた」
という表現が一番しっくりくるかもしれません。

認定看護師を取得したときも、
「利用者さんのために、看護の質を上げるために」
と意気揚々と働いていたのを覚えています。

もちろん資格を盾に
威張っていたつもりはありません。

ですが今振り返ると
組織の中で自分がどんな役割で、
何を求められているのかを
十分に意識できていなかったという意味では、
結果的に同じことだったのかもしれません。

資格や学歴は
ただ示すためのものでも、
能力を証明し続けるためのものでもない
と、今の私は考えています。

その資格を持っている自分が
組織の中でどう活躍できるのか。
それを意識しながら
働いていってほしいと思います。

組織とは、
「それぞれが役割を担い、理念のもとで力を出し合う場所」
だと私は考えています。

私は人生をかけて
訪問看護ステーションくるみを
石森と濱脇と共に設立しました。

正直なところ、
そのときは社長という立場がこれほど大変なものだとは
思っていませんでした。

考えが甘かったな、と今では思います(笑)。

 

経営者として背負うもの

経営者として
そして一人の看護師として

この組織を守り、育て、維持してきました。

経営は理想論だけでは続きませんし、
本を読んだからできるものでもありません。

知識を持ち、
それを日々の実践の中で形にしていくことが必要です。

私は大学を出たわけでもありません。
それでも、組織を守る責任があります。

責任を負うこと。
決断すること。
矢面に立つこと。
そして、結果を引き受けること。

その覚悟がなければ、組織は守れないと感じています。

だからこそ私は、
3人の想いをMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に込めました。

たとえ私たちがいなくなっても、
理念で立ち続けられる組織であるために。

 

看護に必要なのは「敬意」

一方で、私は看護師でもあります。

看護は、人と人との関わりから始まります。
そこには必ず、敬意があります。

利用者様を尊重できない看護は成立しません。

同じように
仲間や組織を尊重できない環境では
本当のチームは育ちません。

どれだけ高度な知識があっても
どれだけ立派な経歴があっても
人を敬う姿勢がなければ、
組織は強くならないと思っています。

言葉を伝えるときも、
相手の思いや背景まで考えること。

「伝えた」と「伝わった」は違います。
この意識は、ぜひ大切にしてほしいと思います。

 

自分の姿勢を見直す問い

さて、皆さんは組織で働く際に、何を意識していますか?

この機会に、ぜひ考えてみてください。

自分の資格や学歴にとらわれすぎていないか
自分の正しさを振りかざしていないか
「自分がどう見られるか」ばかりを考えていないか
仲間や組織を、心から尊重できているか

組織は、個人の優越感を満たす場所ではありません。

組織で働くとは、

自分の力を誇示することではなく、組織の力を高めること。
責任を引き受けること。理念を守ること。
そして、自分の言動が組織の未来をつくっていると自覚すること。
だと私は思います。

 

この立場になったからこそわかることがあります。
この年齢だからこそ知れたこともあります。

だから、みんなに同じように考えてほしいとは思っていません。
ただ、こういう機会に自分の姿勢を見直してもらえたら嬉しいです。

あなたが働いている組織の理念はなんですか?
あなたはその中で、どんな役割を担っていますか?
組織の一員として、自覚を持って行動できていますか?

さて、次は何を書こうかな。

この記事を書いた人

中野誠子

株式会社Make Care 代表取締役社長

中野 誠子

看護師 / (元)重症心身障害児者認定看護師

精神科病棟勤務・看護学校教員として経験を積み、「こころに寄り添う看護」を志す。石森・濱𦚰とともに株式会社Make Careを創業。現在は訪問看護ステーションくるみの代表として現場に立ちつつ、メディアにも積極的に登場し、地域精神医療の啓蒙とアップデートに挑む。

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