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【スピンオフ 社長エッセイ】Mr.Childrenと訪問看護と私

2023.05.10 Mr.Childrenくるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

あらためまして、訪問看護ステーション くるみのハム社長こと、濱𦚰です。

このたび、共同代表の中野と毎週水曜日に交代制でエッセイの連載をスタートすることになりました。
お互いに同じテーマで書いていくので、どんな違いが出るのか個人的に楽しみに思っています(笑)。
毎週20時のUP頑張りますので、ぜひ見ていってください!

今回は我々にとって記念すべき日、そう、Mr.Childrenのデビュー日である本日5月10日にスピンオフとしてタイトルにもある「Mr.Childrenと訪問看護と私」をテーマに書いていきます。

ちなみにこのテーマ。千葉支社長からのリクエストです。なかなかのむちゃぶりですが、頑張って書きます。

さて、何から書こうか迷いました。タイトルからして、なかなか難しいなぁと思いながらもお話ししていこうと思います。
看護師になる前から私は「Mr.Children」のファンでして、人生で現れる数々の分岐点においてミスチルに救われてきたような気がします。
高校受験や看護学校への受験、国家試験、就職、再就職、そして起業……。時代時代に沿って、心にミスチルが音を奏で、助けてくれたような感覚があります。
人生において、ミスチルは「なくてはならないもの」であり、同じ時代に生きられていることを感謝しなければならない大きな存在です。

看護師になってからも、足しげくライブに通い、CDを購入し、ずっと心の支えとなっています。
世界中にたくさんの音楽があり、たくさんの歌手がいるなかで、これほどまでに心の隙間を埋めてくれる歌手は、私にとって他にはいません。

看護師国家試験では、毎日勉強勉強で休みもなく、心の余裕もないなか助けてくれたのはミスチルです。よく聞いていたのは『終わりなき旅』。その中の『高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな まだ限界だなんて認めちゃいないさ』『誰の真似もすんな 君は君でいい 生きる為のレシピなんてない』というフレーズは、今なお頑張れなくなったときなどに助けてくれているフレーズです。

さて、私は、病院勤務でオペ看護師を19年経験し、いろんな思いを持って病院から飛び出しました(なぜ病院から飛び出したかはまた後日お話しします)。
なんとなくうまくいくイメージだけは持っていたものの、人生はそんなに甘くはありませんでした。
最初は、企業看護師になるべく求人を探していたのですが、世は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の余波真っ只中。求人はうまく見つかりませんでしたが、このまま働かないわけにもいかず、今後の何かの役に立てばと思い、訪問看護の世界をノックし、飛び込みました。

はじめは訪問看護の勉強をしながらも産業カウンセラーの資格を取ろうと勉強もしていました。しかしながら、現実をいろいろ知っていったときに、いろいろなことに手を出すことで心に迷いが出始めていることに気づきました。
そこで、心が決まりました。「訪問看護一本で頑張っていこう」と。
迷いが取れたことで訪問看護についてたくさん勉強をするようになり、いい部分も悪い部分も見えるようになりました。

ずっと手術室で働いてきた自分にとって、訪問看護という世界は甘いものではありません。ましてや訪問看護の世界ではまだまだ経験も浅く、対象者のケアを考えたときに悩むことも多くあります。そんなとき、ミスチルが私を今の姿に導いてくれました。

共同代表の中野とは、看護師になりたての頃からの友人ではありますが、あるとき共通の好きな歌手がミスチルであることを知り、今ではライブにも一緒に行く仲です。
そして、今、『訪問看護ステーション くるみ』を起業するという人生の分岐点を与えてくれたのも、ミスチルが縁で仲良くなった友人です。

そんなにミスチルを意識して、ここまで人生を歩んできたわけでは決してありませんが、さまざまな人生の分岐点、転機にミスチルがいたことは確かであり、影響はたいへん受けていると思います。
そうでなければ、ステーションの名前に「くるみ」という名前をつけることもなかったでしょうし、今こうして訪問看護の世界でステーション運営を行うこともなかったと思います。

「くるみ」という名前をつけたのは、私たちが人生において、そして看護師として、誰かの歯車になれればいいという思いがあり、精神的につらい思いをされているさまざまな方のお力になりたいという思いが込められています。そう、私の人生において、ミスチルが大きな歯車となっているように。
そして、悩んでいらっしゃる方の「sign」を見逃さないように邁進していく所存です。

ミスチルの曲の歌詞には、本当に不思議な力があると思っています。曲調ももちろんですが、私はその曲の歌詞たちに魅了されています。その歌詞の多くは、私が看護師として、困っていらっしゃる方々の役に立ちたいという「想い」にもつながっているところもあります。その中でも、『くるみ』と『sign』という曲は特にそうであり、会社の理念にもなっているほどです。まぁ、ミスチルさんはそんなことを思わせるために作ったんではもちろんないんですがね(笑)。しかしながら、さまざまな曲の歌詞に、自分の人生を投影している人はたくさんいらっしゃると思います。それが、私はミスチルだったというだけのお話です。

訪問看護という世界に飛び込み、病院とは違う難しさを日々感じて過ごしています。また、精神特化という分野でのお仕事のため、自分のいた畑とは到底比較にもならないほど未知の世界でもあります。しかしながら、毎日変化があり楽しくお仕事させていただいております。

時にはスタッフと笑い合ったり、時には利用者さまとともに悩んだり、時にはうまくいかないことで凹んだり……とさまざまです。地域に出てみないとわからないこともたくさんありましたし、まだまだ看護師として成長の余白はあるんだなと実感しております。看護師としての人生、その余白に続きを描きながら、いつか描いていたやつよりも本物にしていきたいなと思っています。

残された時間があるからこそ、大切にしないといけません。年もとってきて、時間の美しさと残酷さも同時に感じております。
そんななかで、追いかけて、問いかけて、看護師としても人間としても強くなって、みんなが思いっきり笑える、そんな日が来ればいいな……なんて柄にもなく思います。

 

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看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!!

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