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【第10回社長エッセイ】患者さんが教えてくれたこと

2023.10.11 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『社長エッセイ』第10弾!

 

5月10日、Mr.Childrenのデビュー日からスタートした
ハムさん、誠子さんの社長エッセイも今回で第10回を迎えました👏💕

そんな記念すべき回から新章『くるみの夢』に入ります!

『くるみの夢』では、
「患者さんが教えてくれたこと」
「訪問看護師として今できること」
「看護師を目指すあなたへ」
の3つのテーマでお届けします♡

楽しみにお待ちください♪

 

今日はハムさんの「患者さんが教えてくれたこと」です!

このあいだハムさんと打ち合わせをさせていただいたのですが、
ハムさんはなんとエッセイを毎週音声入力で書かれているそうです!!(笑)

いつもエッセイを編集していて、あまりにもハムさんの話し方そのもの、
ハムさんの声が聞こえる! と、不思議に思っていたのですが、音声入力。納得です。笑

ハムさんとお会いしたことがある方は、
エッセイを読むとハムさんの声が脳内再生されるのではないでしょうか……🤣

今週もぜひハムさんのある意味「生の声」をお楽しみください♪

 

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どうも、最近お昼に何を食べたらいいか悩んでいる代表の濱脇です。
プレーヤーとしても動いているため、お昼ご飯のバリエーションに本当に困るんですよね……(笑)。

ま、そんな私のお昼ご飯事情に関してはどうでもいいとして、
今回からは新しい章『くるみの夢』に入ります。

今日はそのなかから「患者さんが教えてくれたこと」について話していきたいと思います。

 

事業所として始動をしはじめてまもなく1年が経過しようとしています。

時の流れは早いもの。

もちろん、訪問看護師として働き始めてからの3年間だけでなく、
これまで働いてきたなかでたくさんの患者さん、利用者さんに出会ってきました。

そして、支援をさせていただいてきました。

 

そんななかで、さまざまなことを教わってきました。
看護師ってものすごく難しい仕事だと、私はいまだに感じています。

患者さん、利用者さんが望んでいることを洗い出し、それに対して支援を行っていく。
情報を精査し、問題を明らかにして、計画を立てて、支援する。
そして、それを評価して、また計画を修正して……そんなことを繰り返していきます。

 

支援がマンネリ化したり、相手の望んでいることが雲隠れしていたりすることも多々あります。

患者さん、利用者さんと対話をしっかり重ねていくこと、
隅々にわたるまでしっかりと観ることを怠らないようにと、
日々実践のなかで患者さんや利用者さんが教えてくれているような気がします。

 

サインを見つけられるどうかは、支援を行ううえでかなり重要となります。

関係性を構築していくうえで、
医療者として、患者さんや利用者さんに興味を持つ必要があると私は考えています。

 

この「興味を持つ」という、一見簡単に見えて難しいことがとても大切で、

一体どんな人なんだろう
一体どんなことで悩んでいるんだろう
どんな話が好きなんだろう
どんな性格の方だろう
何が好きだろう、嫌いだろう
どんな話し方、話の聴き方が好きだろう……

などなど
もう数えきれないほどあると思うんです。

こちらが興味を持って接していないと、
患者さん、利用者さんには割と気づかれます(笑)。

 

過去そんなことが何回かありました。

実際に、『私に興味ないやろ』って言われたことがありましてね……。

看護師としてなんとまあ恥ずかしいことか……
言われた本人、そのときは本当に自覚がなくてですね。

まもなくして、私はその患者さんから話をしてもらえなくなりました。

そう、心を閉ざしてしまわれたのです。

その時点で、挽回しようとしても非常に難しいですよね。

壁ができてしまったんですから。

 

でもその壁は、患者さんが自分で作ったわけではないんですよね。

私が、患者さんに壁を作らせてしまったんです。

あのときは、猛反省しましたね。

そこからですね、
「興味を持って対応する」ということを再確認して、しっかりしなければと思ったのは。

 

私が今、くるみの訪問看護師として非常に大切にしていることの一つが、
どんな対象者に対しても必ず興味を持って接することです。

私が、患者さん、利用者さんから教えてもらった大切なことです。

そこを大切にしているからこそ、
徐々に関係性を築くことができ、
悩みを共感し、困っていることに対して支援ができ、
満足していただけるようにできるのだと思うんです。

 

もちろん、もともとがすごくオープンな方もおられますよ。
なんでも話してくれる方。

話も弾んで情報をたくさん得られることも多いです。

しかし、そんな方ばかりではありませんから。

自分の悩んでいること、困っていることを話すのって勇気がいりますし、
そのことを考えないといけなくなるんでしんどくなったりするんですよね。

 

だから、嘘をついて自分を守っている人だって多く存在しています。

それも、関係性ができてくるとわかってきたりします。

興味を持たないとこんなところは気にもならないのかもしれません。

そんな態度や対応はすぐに見透かされてしまいます。

関係性をちゃんと構築して、心を開いていただけるようにこれからも精進です。

 

これから、もっとたくさんの利用者さんにくるみを利用していただくことになると思います。

「管理者だから知らない」とか、
「会ったことがないから、この人のことはわからない」
などということは、極力ないようにしたいです。

職員みんなに利用者さんに興味を持って接してほしいし、そういう人が集まる会社にしたい。

それは患者さんに対してだけではなくて、
いろんな関係性を持つ人(他の支援者など)に対してもです。

 

会社が大きくなって、たくさんの物事に興味を持って取り組んで、
いずれは社会貢献ができるようになればいいなあなんて大きな夢を抱いていたりもします(笑)。

さーて、何年かかることやら(笑)。

けど、そんな気持ちで会社やってます。

なんの話してたんでしょうね。

今回は、話がまとまらん(笑)。
読んで、結局何が言いたいのとかいうのはなしでよろしくお願いします……(汗)。

では、今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。

 

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『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。

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