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子どもにヒステリックに怒ってしまう病気はある?原因と対処法を解説

2025.03.17 精神科訪問看護とは

子供にヒステリックに怒ってしまう 病気

子どもにヒステリックに怒ってしまい、後悔することはありませんか?育児中の親にとって、感情を抑えきれずに怒ってしまうことは珍しくありません。しかし、その背後にはストレスや環境要因が関係している可能性があります。怒りの原因を知ることで、冷静な対応がしやすくなり、親子関係の改善につながります。

本記事では、子どもにヒステリックに怒ってしまう原因や関連する病気、子どもへの影響、対処法を詳しく解説します。

子どもにヒステリックに怒ってしまう原因

子どもにヒステリックに怒ってしまう原因

子どもに対してヒステリックに怒ってしまうのは、単なる性格の問題ではありません。親自身のストレスや環境、育児に対する考え方が大きく影響しています。本記事では4つの原因を解説します。

自分の思い通りにいかない

子どもは親の思い通りに動く存在ではありません。予定通りに行動しない、言うことを聞かないなど、親の期待と現実のギャップがストレスの要因になります。特に、完璧主義な性格の親は、子どもの行動を細かくコントロールしようとしがちです。その結果、思い通りにいかない場面で感情が爆発し、ヒステリックに怒ってしまうことがあります。

自分の時間がとれていない

育児や家事に追われ、自分の時間が持てないと、ストレスが蓄積されやすくなります。休息が取れずに疲労が溜まると、些細なことでも感情が揺さぶられてしまうことも多いです。

特に、常に子ども優先の生活を続けていると、心の余裕がなくなり、怒りっぽくなる傾向があります。自分の時間が確保できない状態が続くと、子どもの言動に対して過剰に反応してしまう事も少なくありません。

一人で子育てをしている

ワンオペ育児が続くと、精神的・肉体的な負担が増加します。支えがない状況では、ストレスが限界に達しやすくなり、怒りのコントロールが難しくなることがあります。「誰も助けてくれない」孤独感が、ヒステリックな怒りを引き起こす大きな要因です。

頼れる人がいない環境では、イライラが溜まりやすく、子どもに対して厳しい態度を取ることが多いです。共働き家庭やシングルマザーの親は特に、自分の時間を持てずにストレスが溜まりやすい傾向があります。

また都市部と地方では、育児環境に違いがあります。特に都市部では近所付き合いが希薄で、頼れる人が少ないため、孤立を感じることも珍しくありません。孤独な子育てが続くと、親自身のメンタルが不安定になり、怒りっぽくなることがあります。「自分だけが頑張らなければ」という思い込みを手放し、支援サービスを活用することが大切です。

子育ての仕方がわからない

子育てに正解はなく、特に初めての育児では戸惑うことも多いでしょう。「正しい方法で育てなければ」と思うあまり、うまくいかないと焦りや苛立ちを感じる方も多いです。育児に自信が持てないと、思い通りにいかない場面で感情を抑えられなくなることも少なくありません。

試行錯誤しながらの育児は当然ですが、その過程でストレスをため込まない工夫が必要です。最近はSNSやママ友との比較で、「自分の子育ては間違っているのでは?」と不安を感じる親が増えています。

関連記事:イライラが止まらないのは病気?3つの代表的な原因と対処法を徹底解説|冬季うつや発達障害なども関連!

子供にヒステリックに怒ってしまう病気とは?

子供にヒステリックに怒ってしまう病気とは?

ヒステリックに怒ってしまうのは、単なる性格の問題ではなく、精神的な負担や病気が関係していることがあります。特に、親自身の精神的な状態が不安定な場合や、子どもに発達特性がある場合、感情を抑えることが難しくなることがあります。ここでは、親と子ども、それぞれに考えられる病気を解説します。

親で考えられる病気

ヒステリックに怒ってしまう親の中には、以下のような精神的な疾患を抱えている可能性があります。

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害とは、感情や行動のパターンが極端になりやすい精神疾患の一つです。特に、境界性パーソナリティ障害の特徴である「感情の起伏の激しさ」が、子育てに悪影響を及ぼすことがあります。感情が抑えられず、些細なことで激昂してしまうことが特徴であり、子どもに対してヒステリックに怒ってしまう要因になることがあります。

適応障害

適応障害は、環境の変化やストレスによって強い不安やイライラが生じる疾患です。育児の負担が大きく、サポートが得られない状況が続くと、ストレスが限界に達しやすくなります。ストレスへの耐性が低くなることで、怒りのコントロールが難しくなることがあるため注意が必要です。

発達障がい

親自身がADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)の特性を持っている場合、感情のコントロールが難しくなることがあります。特に、衝動性が強い場合は、子どもの行動に対して瞬間的に強い怒りを感じやすくなります。育児でストレスが溜まりやすい傾向があり、ヒステリックに怒ってしまいがちです。

双極性障害

双極性障害は、気分の波が大きく、感情の起伏が激しい疾患です。気分が高揚している際は問題ありませんが、落ち込んでいる際には些細なことでもイライラしやすくなります。ストレスがかかる状況では、怒りが爆発しやすくなるため、育児中の親は特に注意が必要です。

子どもで考えられる病気

子どもの特性によっては、親がイライラしやすくなることもあります。以下のような発達特性を持つ子どもは、親の対応が難しくなることがあり、それがヒステリックな怒りにつながることがあります。

ADHD

ADHDの子どもは、衝動的な行動や注意力の欠如が特徴です。言うことを聞かない、何度言っても同じミスを繰り返すなど、親にとってストレスの原因になりやすい行動が多く見られます。親の負担が大きくなりやすく、イライラしやすい環境が生まれやすいことが、ヒステリックに怒る原因の一つになります。

関連記事:【診断テストつき】ADHD・アスペルガー症候群・自閉症と発達障害の違いとは?

ASD

ASD(自閉スペクトラム症)の子どもは、こだわりが強く、コミュニケーションが難しいケースがあります。

指示に従わなかったり、親の意図を理解しにくかったりする特徴があるため、親がストレスを感じる場面が増えます。したがって、「なんでわからないの?」とイライラが募り、ヒステリックに怒ってしまうことがあるため、特性を理解した対応が大切です。

愛着障害

愛着障害の子どもは、親との関係性に不安を抱えやすく、感情のコントロールが難しいことがあります。親に対して甘えが強かったり、逆に極端に反抗的だったりするため、対応に困る場面も多いです。親子の関係が安定しないと、親もストレスを感じやすくなり、怒りの爆発につながることがあります。

子供にヒステリックに怒ってしまう病気が生む子供への影響

子供にヒステリックに怒ってしまう病気が生む子供への影響

親がヒステリックに怒ることが続くと、子どもは精神的に大きな影響を受けます。特に、幼少期の環境が子どもの性格や対人関係に与える影響は大きく、将来的な自己肯定感や社会性に関わることもあります。ここでは、親のヒステリックな怒りが子どもに及ぼす主な影響を解説します。

人の顔色を伺う人になる

ヒステリックに怒られる環境が続くと、子どもは「怒られないようにしよう」と過度に気を遣うようになります。親の機嫌をうかがいながら行動するようになり、自分の意思を抑えてしまうことも少なくありません。結果として、他人の顔色を伺いすぎる性格になり、自分の意見を言えない大人になりやすくなります。

特に、自己主張が苦手になり、周囲の意見に流されやすくなることが懸念されます。また、親の怒りに敏感になりすぎると、ストレスを感じやすくなり、緊張しやすい性格になってしまうでしょう。

自己肯定感が下がる

親から頻繁に怒られることで、子どもは「自分はダメな人間なんだ」と思い込むようになります。どんなに頑張っても否定される経験が増えると、成功体験を積むことが難しくなります。

「どうせ自分はできない」と考えるようになり、チャレンジ精神が低下することも少なくありません。その結果、勉強やスポーツ、人間関係でも消極的になり、自信を持てない性格になりやすいです。さらに、大人になってからも「どうせ私なんて…」と、自己評価が低いまま成長してしまうことが懸念されます。

対人関係で問題を起こすようになる

ヒステリックに怒られる環境で育った子どもは、対人関係にも影響が出ることがあります。主に以下の2つのパターンに分かれることが多いです。

① 攻撃的になる

親の怒り方をそのまま学習し、他人に対して攻撃的な態度を取るようになることがあります。特に、学校や社会でストレスを感じたときに、すぐに怒りで反応する癖がついてしまうようになるでしょう。

「イライラしたら怒鳴る」などの対応を当たり前だと感じ、他人との衝突が増えてしまいます。結果として、友人関係がうまく築けず、孤立してしまう可能性もあります。

② 自己表現ができなくなる

もう一つのパターンは、感情を表現できなくなるケースです。親に怒られ続けると「自分の意見を言うと怒られる」と学習し、自己主張ができなくなることがあります。その結果、周囲に合わせることばかりを優先し、自分の本音を隠すようになります。大人になっても自分の気持ちを言えず、人間関係でストレスを抱えやすくなることが多いです。

子どもにヒステリックに怒ってしまったときの対処法

ヒステリックに怒ってしまった後、後悔する親は多いでしょう。しかし、一度怒ってしまったことを悔やむだけではなく、適切な対処を行うことが大切です。ここでは、子どもへの影響を最小限に抑え、親自身が感情をコントロールできるようになるための対処法を解説します。

ヒステリックに怒ったことを謝る

感情的に怒ってしまった場合、子どもに対して「ごめんね」と謝ることが大切です。怒った後に何事もなかったかのように振る舞うと、子どもは「親は怖いけど、なぜ怒るのか分からない」と感じるようになります。「さっきは怒りすぎてしまったね。ごめんね」と素直に伝えることで、子どもは安心感を得られます。

また、怒った理由を説明することで、子ども自身も行動を振り返るきっかけになります。ただし、謝る際には「でも、〇〇したから怒ったんだよ」と言い訳を加えないことが大切です。親が本当に悪いと感じた場合は、素直に謝りましょう。

親が一人の時間を作る

ストレスが溜まると、些細なことで怒りやすくなります。特に、自分の時間が全くない状況では、冷静な判断ができなくなることもあります。意識的に一人の時間を確保し、リフレッシュすることが感情のコントロールには不可欠です。例えば、以下のような方法を試してみましょう。

・10分程度、一人でコーヒーを飲む時間を作る

・子どもが寝た後に、好きな音楽を聴く

・週に一度は、家族や友人に子どもを預ける

こうした工夫を取り入れることで、心の余裕を持つことができ、ヒステリックに怒る回数を減らすことができます。

病院に受診する

ヒステリックに怒る頻度が多く、自分では感情のコントロールができない場合、専門家に相談することも選択肢の一つです。特に、ストレスや不安が強い場合は、適応障害やうつ病の可能性があるため、早めに受診することが大切です。

「自分は親失格かもしれない」と悩むよりも、専門家のアドバイスを受けることで、より良い対応策を見つけることができます。受診することで、必要に応じた治療やカウンセリングを受けられるため、精神的な負担を軽減できるでしょう。

また、育児ストレスが原因の場合、地域の育児支援センターやカウンセリングサービスを活用するのも効果的です。「自分一人で頑張らなければ」と思い詰めず、周囲のサポートを積極的に活用しましょう。

まとめ

子どもにヒステリックに怒ってしまう背景には、親のストレスや精神的な問題が関係していることがあります。また、子ども自身の発達特性が影響を及ぼす場合もあります。怒ることが習慣化すると、子どもは「顔色を伺う性格になる」「自己肯定感が下がる」「対人関係で問題を起こしやすくなる」などの影響を受けることも少なくありません。

感情的に怒ってしまったときは、すぐに謝ること、親自身のストレスを軽減すること、必要に応じて専門家に相談することが大切です。冷静な対応を心がけることで、親子関係をより良いものにしていきましょう。

訪問看護ステーションくるみ』では、利用者さま一人ひとりに合ったケアや支援を提供しています。子どもにヒステリックに怒ってしまうことでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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