「ちょっとしたことでイライラしてしまう」「イライラを抑えられない」
普段の生活のなかで、このようなお悩みを抱えている方はいませんか?
イライラする原因はさまざまですがストレスを感じた状態が続くと、なかなかイライラを抑えられず、日常生活や人間関係に影響を及ぼすおそれがあります。
この記事では、イライラを引き起こす原因や、イライラを抑える方法をご紹介します。
イライラを抑えられない原因とは?
イライラする感情は、嫌なことがあったり思い通りに物事が進まなかったりして神経が高ぶっている状態を指します。原因は多岐に渡りますが、一般的には以下のものが考えられています。
・ストレス
・疲れ
・ホルモンバランスの乱れ
・精神疾患
イライラはあらゆる場面で引き起こされる可能性がありますので、原因を把握して根本の問題を解決することが大切です。この章では、イライラの原因を詳しく解説します。
ストレスや疲れ
ストレスを感じていたり疲れがたまっていたりすると、いつもはイライラしないことでも、ささいな出来事がきっかけでいらだつケースもあります。ストレスの原因は、人間関係や仕事などの悩みや、育児、不安など人によってさまざまです。
さらに、大きなストレスを感じ続けたり、睡眠不足や不規則な生活が続いたりすると、自律神経(交感神経と副交感神経のバランス)が乱れる場合があります。自律神経の乱れは、頭痛や肩こり、不眠といった不調をきたす可能性があり、これらの症状もイライラを引き起こす原因となるでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れが、イライラの原因となるケースもあります。特に女性の場合は、生理や更年期障害などでホルモンバランスが崩れやすいとされているのです。
ホルモンバランスの乱れからくるイライラは、自分の意思とは関係なく怒りの感情や神経の高ぶりを引き起こします。
精神疾患
うつ病や双極性障害、依存症などの精神疾患でも、イライラや易怒性(怒りっぽくなる状態)といった症状が見られることがあります。
このような病気がイライラの原因となっている場合には、精神科や心療内科などの医療機関を受診して、適切な治療を進めるのがよいでしょう。
精神科や心療内科の受診が初めての方は、ぜひ「精神科と心療内科の違いは?受診に悩んだときの選び方と訪問看護のメリットを解説!」の記事もお読みください。
すぐに実践できるイライラを抑える方法
イライラしていると感じたら、上手く対処することが大切です。イライラしている状態を放置してしまうと、日常生活や人間関係などに影響を及ぼすおそれがあります。
ここではイライラを抑える方法をご紹介します。自分に合った対処法を見つけましょう。
リラックスする
イライラしているときやストレスを感じているときには、心身ともに緊張しているため、リラックスすることが大切です。深呼吸やストレッチなどを意識的に行うことで、緊張をほぐしリラックス効果が期待できます。お気に入りの香りをかいだり、気分転換をしたりするのも有効です。
また、太陽の光を浴びるのもストレス軽減に効果的とされています。日光を浴びるとセロトニンという神経伝達物質が分泌され、精神を安定させる効果が期待できるからです。
好きなことをする
好きなことや趣味に没頭するのも効果的です。まずは、イライラの原因から離れてみましょう。
休日を思いっきり楽しむのもよいですが、日々のなかにふとした楽しみを作るのも有効です。仕事中にイライラを感じたら、休憩時間に好きなものを食べて気分転換してみましょう。
家族や友人と話をする
家族や友人など、親しい人と楽しく話をするのも有効です。悩み事がイライラの原因となっている場合には、気になっている悩みを相談してみるのもよいでしょう。
誰かに話をすると自分のなかの考えが整理され、問題解決のきっかけが得られるかもしれません。
規則正しい生活を心がける
毎日、規則正しい生活を心がけることも大切です。不規則な生活を続けていると、自律神経の乱れにつながり「疲れがなかなか取れない」「夜眠れない」といった症状につながるかもしれません。
不調を感じたまま生活するとイライラの原因となるだけでなく、うつ病や不安障害などの精神疾患を発症するおそれがあります。まずは生活環境を整え、規則正しい食生活を心がけましょう。
イライラを抑えられない場合は専門家に相談してみよう
イライラを引き起こす原因は、人によってさまざまです。原因を把握して、イライラやストレスに上手く対処することが大切です。普段から、自分が落ち着ける方法を見つけておきましょう。
なかには「色々な方法を試したけれど、イライラを抑えられない」といった方は、精神科や心療内科などの医療機関を受診してみましょう。日常生活での困りや症状を看護師に相談したいとお考えの方は、訪問看護の利用も選択肢のひとつです。
『訪問看護ステーションくるみ』では、利用者さまとその家族に寄り添ったサポートを提供いたします。サービスに関しての不明点は、こちらからお気軽にお問い合わせください。