子育ては幸せや楽しみだけでなく、不安や悩みがつきまとう場合もあります。不安を抱えるあまり「産後うつ」や「不安障害」を発症し、日常生活や家事・育児に支障をきたす方も少なくありません。
不安を感じる理由や解消方法を理解できれば、安心して子育てに取り組めるでしょう。
この記事では、子育てに不安が生じる原因を解説しながら、不安を解消するための方法や利用できるサービス、相談先をご紹介します。
子育て女性の約8割が不安を抱える原因とは?
文部科学省の調べによると、子育てをする女性の約8割が不安を感じているとのことです。
どのようなことが不安の原因になっているのか、具体的に見ていきましょう。
参照:文部科学省/令和2年度「家庭教育の総合的推進に関する調査研究~家庭教育支援の充実に向けた保護者の意識に関する実態把握調査~」報告書
子どもへの接し方がわからない
子どもへの接し方やしつけの仕方がわからず、子育てに不安を感じる場合があります。
子どもの心や成長には個人差があり、環境によって気持ちや態度は変動します。そのため、大人と同じように接することはできません。
子どもの気持ちや言動が理解できないと、どのようにコミュニケーションを取ればよいのかわからなくなってしまいます。すると、育児に対する不安が大きくなりストレスを感じてしまうのかもしれません。
家族の協力が得られない
出産前後の家事や育児に対し、夫や家族からの協力が得られないことも、子育てにおける不安の原因の1つです。
夫が子どもの面倒を見てくれない、両親からのサポートが得られないなどの環境では、母親に子育ての負担が集中してしまいます。
「ワンオペ育児」を回避し不安やストレスを減らすためにも、夫や家族からの協力は非常に重要です。
経済的に厳しい
子育てには出産費用、育児費用、学費など、さまざまな費用がかかります。ほかにも、子どもの医療費や衣食住にかかるお金、将来のための貯金などにも気を遣わなければいけません。
子育てにかかる費用の大きさから、経済的な不安を感じることもあるでしょう。特に、「出産後は夫の収入だけが頼り」という家庭では、より強く不安を感じてしまうのかもしれません。
子育て世代は「産後うつ」や「不安障害」にも注意が必要
子育てからくる不安が強くなると、精神疾患を引き起こすおそれがあります。周産期や出産後は、ホルモンバランスの乱れなどにより「産後うつ」や「不安障害」に陥りやすいとされているため、メンタルケアにも気を配らなければいけません。
産後うつになると、気分が落ち込みやすくなったり感情を制御できなくなったりと、子育てどころか自分に対する身の回りのケアもおろそかになってしまうケースも見られます。
関連記事:産後うつになる割合はどのくらい?原因や診断方法も解説
子育てに不安しかないときの解消法
子育てに対する不安の原因がわかったところで、次は具体的な解消法をご紹介します。
事前に、解決方法や相談先を確認しておきましょう。
子育てに対する悩みを相談する
子育てに対する不安や悩みは、夫や両親、友人などに相談することが大切です。
不安や悩みは一人で抱えても解決できないケースもあります。さらに、考え込むことで徐々に悪い方向へ進んでしまうおそれも。
身近な人に相談するのが難しい場合は、子育て支援センターや精神科医などの専門家に相談するのもよいでしょう。
国や自治体のサービスを利用する
国や自治体が提供している支援制度や児童相談所などを活用するのも、子育ての不安を解消する方法の1つです。
国や自治体では、子育てに対するアドバイスや児童手当などの経済的支援を提供しており、活用すればさまざまな悩みを解決できる可能性があります。
各自治体に設置してある「子ども家庭支援課」などの窓口で相談できますので、一度利用してみるのもよいでしょう。
医療機関でのサポートを受ける
「子育てに対する不安が強い」「日常生活に支障をきたしている」などの状況であれば医療機関を受診し、医師や看護師から専門的なサポートを受けることも大切です。
特に、産後うつや不安障害などの精神疾患を抱えている方は、医学的なサポートやケアを受けなければ改善できないこともあります。専門的なケアを受けることで適切な対処法が見つかり、子育てに対して前向きに考えられるかもしれません。
産後うつや不安障害を抱えている方の中には、外出が億劫になり、医療機関へ通院が難しいケースもあるでしょう。そのような場合は、訪問看護サービスを利用するのも1つの選択肢です。自宅で生活しながら、自分に合った看護ケアや日常生活のサポートを受けられます。
関連記事:産後うつで訪問看護は利用できる?受けられるケアやメリットを解説
子育てへの不安が強い方は訪問看護師に相談しよう
子育てへの不安は多くの女性が経験しており、決して珍しいことではありません。
一人で悩まず、パートナーや家族、公的サービスや医療機関をうまく活用し、不安や悩みをを解消しましょう。
「子育てに対する不安が強く、日常生活へ支障をきたしている」などの場合には、訪問看護の利用も有効です。
訪問看護ステーションには、子育てや産後うつなどの専門知識を備えたスタッフが所属しています。子育てに不安を抱えている方や産後うつなどにお悩みの方は、ぜひ『訪問看護ステーションくるみ』へご相談ください。