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妄想がある場合どのような病気が考えられる?病気の症状を解説

2023.10.02 精神科訪問看護とは


妄想は、現実ではないことを本人が現実だと思い込んでしまい起こる状態です。まわりが違うと言っても、本人は周囲のいうことを信じられずに妄想に悩む場合があるでしょう。妄想は人により症状が異なりますが、日常生活に影響が出る場合もあります。
この記事では、妄想がある場合に考えられる病気と症状を解説します。

 

妄想と関わる病気

妄想がある場合に考えられる病気は以下のとおりです。

 

統合失調症

まず考えられるのは、統合失調症です。統合失調症はこころや考えがまとまりづらくなる病気で、幻覚や妄想が特徴的な症状です。発症する原因は、よくわかっていませんが、過度なストレスや緊張がきっかけとなるのではないかと考えられています。
統合失調症の妄想は、嫌がらせをされているといった「被害妄想」、自分に関係する情報をSNSやテレビなどで流されていると思い込む「関係妄想」があります。
妄想は、自分では現実のように感じているので、本人から病気が原因であると気づくことは難しいでしょう。

参照:国立精神・神経医療センター「こころの病気を知る|統合失調症」

妄想性障害

妄想性障害は、1つや複数の誤った強い思い込みがあり、少なくとも1カ月以上継続することが特徴です。妄想性障害にはいくつかの種類があります。

・被愛型
・誇大型
・嫉妬型
・被害型
・身体型

初期症状は、利用されていると感じたり、いつまでも恨みを抱き続けたりするなど、行動が明らかにおかしいと感じるわけではありません。妄想障害は、幻覚など他の精神症状を伴わない妄想がみられることが、統合失調症との違いです。
妄想によっては、人間関係に影響が出る場合がありますが、日常生活に大きな支障が出ることはあまりないでしょう。

参照:MSDマニュアル家庭版「妄想性障害」

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応や行動をすることが特徴です。それにより本人が苦しんだり、周囲が困ったりする場合に診断されます。生きづらさを強く感じ、うつ病や依存症などの合併がみられることもあります。

パーソナリティ障害は、症状により3つに分かれており、全部で10のタイプに分類されます。妄想性パーソナリティ障害の場合、妄想が症状としてみられ、他人への不信感や疑いから思い込みをしてしまうのが特徴です。思い込みが原因で、攻撃されるのではないか、裏切られるのではないかと思ってしまうこともあります。

参照:国立精神・神経医療センター「こころの病気を知る|パーソナリティ障害」
参照:厚生労働省「解離性障害/パーソナリティー障害」
参照:公益社団法人「林直樹先生に「パーソナリティ障害」を訊く」

認知症

認知症でも妄想がみられることがあります。高齢者だけでなく、30代〜50代の人でも「若年性認知症」になる可能性があります。認知症の場合、物忘れや幻覚、妄想、徘徊といった症状が現れ、症状や程度には個人差があるのも特徴です。

参照:東京都健康長寿医療センター「認知症と鑑別が必要な精神疾患」

妄想により生活への影響はある?

妄想がある場合、社会生活へ影響が出る可能性があります。特に他人が攻撃しようとしてくる、悪口を言われているなどの場合、対人関係に問題が出るため、トラブルになることもあるでしょう。
それだけでなく、妄想により他害のリスクが高い場合は、特にトラブルになる可能性があるため、注意が必要です。

参照:厚生労働省「精神障害(精神疾患)の特性(代表例)」

 

妄想の種類により治療が異なる

では、妄想がみられる場合は、どのように治療を進めたらいいのでしょうか。妄想への治療は、原因となる病気の治療をすることになります。そのため、原因となる病気が何か、診断を受ける必要があるでしょう。
何が原因の妄想なのか知るためには、精神科の受診をおすすめします。精神科の受診によって、何が原因となり妄想が起きているのか、原因となる病気を知ることができます。
本人が妄想に気がつかない場合も多く、まわりの方やご家族が気づき、受診につながることがあります。妄想に悩んでいる方や、ご家族の方は受診を検討してください。

妄想にお悩みの方や妄想がある方のご家族は精神科訪問看護の導入を検討してみて

「妄想があってつらい」「妄想に悩む家族のサポートをしたいが、どうすればいいのか分からない」このようなお悩みがある方もいるでしょう。精神科へ通院後、精神科医が必要と判断したら、精神科訪問看護が利用できます。精神科訪問看護では、日常生活の支援や服薬の管理、家族の支援のサポートなど、必要に応じてさまざまな支援ができます。
自宅での生活に支援が必要な場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

「訪問看護ステーションくるみ」は、精神科に特化した訪問看護ステーションです。地域の福祉施設や行政と連携を図り、利用者さまとその家族に寄り添ったサポートを提供いたします。
「自宅での生活が不安」「気軽に相談できる人が欲しい」などとお考えの方は、精神科訪問看護利用を検討してみましょう。
サービスの利用にあたり、聞きたいことや確認したいことがある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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