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幻覚を見る原因とは?考えられる病気と対処法を解説

精神科訪問看護とは

家族に支離滅裂な言動が見られる場合や、目に見えないものが見えているような発言をする場合は、幻覚が見えている可能性があります。

幻覚はストレスや不眠などが原因で起こる精神症状の一種であり、統合失調症や双極性障害など、精神疾患の症状としても見られます。
幻覚を生じる精神疾患や、その他の原因について理解しておくことで、早期発見と治療が可能になるでしょう。

この記事では、幻覚が生じる原因となる病気や要因、幻覚への対処法を解説します。


幻覚は精神疾患が原因の可能性がある

幻覚は、実在しないものが見えたり聞こえたりする精神症状の1つです。

幻覚には実在しないものが見える「幻視」や、誰もいないのに声が聞こえる「幻聴」があり、症状の重さ次第では日常生活に支障が出る場合もあります。

精神疾患の中には、幻覚を伴うものも少なくありません。
もしも幻覚の兆候がある場合は、精神疾患を発症している可能性を考慮し、早めに検査や治療を受けることが大切です。


幻覚の原因となる病気や要因

幻覚を伴う可能性がある精神疾患には、以下があります。

・統合失調症
・双極性障害
・レビー小体型認知症
・アルコール幻覚症
・薬物依存症

それぞれ詳しく見ていきましょう。


統合失調症

統合失調症の陽性症状」として、幻覚が現れる場合があります。

統合失調症における幻覚は「幻聴」が特徴的であり、常に耳元で悪口や、他人から危害を加えられる言葉などが聞こえます。

もう一つの陽性症状である「妄想」と幻覚により、会話の内容が支離滅裂になったり、急に大きな声を出して暴れたりするため、日常生活へ支障が出る方も珍しくありません。

参照:こころの情報サイト/統合失調症
関連記事:統合失調症とは?妄想の種類や症状が出ているサインを解説


双極性障害

双極性障害は、過剰に活発になる「躁状態」の時期と、気分の落ち込みが続く「抑うつ状態」を交互に繰り返す、気分障害の1つです。

双極性障害は、気分や活動性の変動が主な症状ですが、重度の躁状態では幻覚が生じる場合もあります。

幻視や幻聴のほかに、身体に痛みを感じる、頭の上から水が流れているなどの感覚を覚える方もいます。

参照:MSDマニュアル/双極症
関連記事:双極性障害の末期症状とは?進行の兆候と回避策


レビー小体型認知症

認知症の一種である「レビー小体型認知症」でも、幻覚が出現する場合があります。

レビー小体型認知症の幻覚では「幻視」が出現しやすいのが特徴です。
「部屋の隅に知らない人がいる」「天井からお化けが降りてくる」など、実際にはいないものが見えているような言動が見られます。

このほかにも、記憶力の低下や注意力の低下、計画性の低下などが生じている場合は、レビー小体型認知症を発症しているかもしれません。

参照:MSDマニュアル/レビー小体型認知症とパーキンソン病認知症


アルコール幻覚症

アルコール依存症に陥った場合も、幻覚が生じる可能性があります。

長期間アルコールを飲み続けていると、体内からアルコールが切れるころに「離脱症状」が生じます。
このとき、手の震えや発汗、強い不安感などと同時に幻覚が生じる場合があるのです。

また、重度のアルコール依存症の場合は、飲酒中にも幻覚が出現する場合もあります。

参照:厚生労働省/アルコール幻覚症


薬物依存症

薬物依存症も、幻覚を発症する原因の1つです。

覚せい剤や大麻などを使用すると、強い幻覚作用や不安を引き起こし、錯乱状態に至る可能性があります。

また、一度服用をやめたとしても、症状が再燃する「フラッシュバック」により、長い期間幻覚に悩まされる場合もあるのです。

参照:厚生労働省/薬物乱用
関連記事:薬物使用の症状と見分け方|身体・精神面のサインを解説


その他の幻覚の原因

精神疾患以外に幻覚が出現する原因として、以下があります。

・薬の副作用
・睡眠障害

精神疾患の治療薬は、副作用として、まれに幻覚を伴います。

治療のためとはいえ、長期間または自分の身体に合わない量の服薬は、幻覚を伴う場合もあるため、適切に服用しなければいけません。

また、ナルコレプシーなどの睡眠障害や重度の不眠症でも、幻覚が生じるケースがあります。


幻覚が見えるときの対処法

幻覚の兆候がある場合、なるべく早めに精神科や心療内科を受診しましょう。

精神科や心療内科では、薬物療法や生活リズム・環境へのアドバイスなどにより、幻覚を生じている原因ごと改善を目指せます。

症状が幻覚に当てはまるか自信がなくとも、気軽に受診してかまいません。
早期発見・治療のためにも、心当たりがある場合は早めに受診しましょう。


幻覚は精神疾患が原因に!治療の選択肢として訪問看護もご検討を

幻覚や幻聴の症状がある場合、統合失調症や双極性障害などの精神疾患が背景にあるかもしれません。

悪化すると、会話が成り立たなくなったり、外出が難しくなったりして、日常生活に支障が出る可能性もあります。

本記事で紹介した症状や状態に当てはまる方は、なるべく早めに精神科を受診してみてください。

また、幻覚の改善を目指す場合、訪問看護を利用するのも選択肢の1つです。

『訪問看護ステーションくるみ』では、幻覚を伴う精神疾患をお持ちの方に対し、症状のケアや日常生活のサポートを提供しています。
くるみでは、利用者さまごとの症状や生活スタイルに合わせたケアを実施し、安心して日常生活を過ごすお手伝いをさせていただきます。

幻覚にお困りの方や、訪問看護のサポートに興味のある方は、お気軽に『こちら』からお問い合わせください。

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

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