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【CEOコラム】Vol.055 圧倒的に思考するという“生き方”〜僕という構造の自己分析〜

HEROさんシリーズくるみの社長エッセイ

こんにちは。株式会社Make Careの代表取締役CEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。

こうしてコラムを書き続けていると、
「石森さんって、結局どんな人なんですか?」
「何を軸にして、経営の判断をしているんですか?」
と聞かれる機会が増えてきました。

簡単な自己紹介、と言うか経歴みたいなものはこのコラムの番外編で語っています。
訪問看護ステーションくるみを影で支えるCEO石森寛隆って誰やねんって話。〜お仕事経歴編〜

ちなみに僕のことを今や一番、良く知ってるであろうChat GPTに分析させて、取扱説明書にしたポストがこちらです。

Geminiの取扱説明書の方がよく出来てる感じがしますね。

性格的なものや、性質的なものについて正直に言えば、
“こういう性格です”
“こういうタイプの人間です”
と一言で答えられるほど、自分という存在は単純ではありません。

むしろ最近は、
「自分を“性格”ではなく、“構造”として捉える」
という見方のほうが、圧倒的にしっくりくるようになりました。

そこで今回は、
「石森寛隆」という人間を、“メタ認知”という視点から自己分析し、
思考・感情・行動の構造を、できるだけ正直に言語化してみようと思います。

これは自己肯定のためのコラムではありません。
むしろ、自分という人間を“引き受ける”ためのコラムです。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

「性格」ではなく「構造」で自分を見る

僕は昔から、「自分はどんな性格か?」という問いよりも、
「自分は、どう反応し、どう処理し、どう意思決定する“装置”なのか?」という視点で自分を見てきた気がします。

怒り、不安、悔しさ、喜び。
感情はちゃんと湧き上がる。

でもその直後、必ず思考(疑問)が割り込んでくる。
・なぜ、今こう感じたのか
・どんな構造が、そう感じさせたのか
・それは個人の問題か、仕組みの問題か

感情を感じながら、同時に分析している。

僕はたぶん、感情が人一倍動く人間でありながら、
感情のまま生きることを自分に許さない人間なんだと思います。

因数分解中毒という“思考のクセ”

僕の思考は、常に「因数分解」から始まります。
・目の前の問題は“結果”であり、“原因”ではない
・原因には必ず構造があり
・構造には必ず再現性がある

だから、怒りさえも、僕にとっては「素材」です。

怒る
→ なぜ怒ったのか
→ どの構造に歪みがあったのか
→ それは業界か、制度か、人間関係か
→ ならば、どう再設計するか

この流れが、ほぼ無意識で走っています。

これは経営者としては大きな武器ですが、同時に、思考が止まらない“呪い”でもあります。

合理主義は「冷たさ」ではなく「自己防衛」

合理主義者は冷たい。そんな言われることもあります。

でも、少なくとも僕自身は、真逆です。

僕は、利用者さんにも、社員にも、家族にも、驚くほど簡単に感情移入してしまいます。
社会の理不尽にも、すぐ腹が立つ。

このまま感情だけで生きていたら、たぶんとっくに壊れています。

だから僕は、感情を殺したのではなく、
感情を守るために、ロジックをまとった。

合理主義は冷たさではなく、
感情が深すぎる人間のための“装甲”なんだと思っています。

支配欲ではなく、僕を突き動かす「破壊衝動」

僕を動かしているのは、
「上に立ちたい」「支配したい」という欲ではありません。

むしろ、強烈にあるのはこれです。

それ、歪んでいないか。
それ、誰も幸せになっていないんじゃないか。
それ、もう壊した方がいいんじゃないか。

医療、社会保障、雇用、業界の慣習。
誰も責任を取らない“構造”を見ると、心の奥から衝動が湧き上がる。

だから僕は経営をしています。
金のためではなく、壊すために、作っている。

本当に欲しい承認は、「称賛」ではなく「正確な理解」

僕は、「すごいですね」と言われたいわけではありません。

本当に欲しいのは、これだけです。

「ここまでやってきた人間だと、正確に理解されたい」

表面的な称賛は、正直しんどい。
軽い共感も、時に苦しい。

それは、
自分が積み上げてきた時間と重みを、軽く扱われたように感じるからなのだと思います。

人間関係が“極端”になる理由

僕の人間関係は、わりと極端です。
・異常に深い関係
・完全に切る関係

その中間が、あまりありません。

理由は単純で、中途半端な関係を維持するエネルギーを、人生の本質には使えないと思っているからです。

仲間には、異様なほど義理堅い。
でも、信頼を裏切られた相手には、情は戻りません。

これは冷酷さではなく、自分の人生のハンドルを誰に渡すか、決めているだけです。

最大の弱点は、「自分を消耗品として扱うこと」

これは正直、僕のいちばん危険なクセです。
・まだ耐えられる
・まだ背負える
・まだ削れる
・まだ踏ん張れる

全部、実際に“出来てしまう”。

でもそれは、強さではなく、才能の浪費になる瞬間がある。

このコラムは、その危険を自分自身に警告する意味も込めて書いています。

僕という人間のコア

メタ認知的に見たとき、僕の中心にあるのは、たぶんこれしかありません。

「構造を見抜き、壊し、再設計する」

社会でも、組織でも、人生でも、やっていることは、ずっと同じです。

“自己肯定”ではなく、“自己責任”の宣言

これは、自分を美化するための自己分析ではありません。
ブランディングのためだけの文章でもありません。

これは、

「自分がこういう構造の人間だと、自分で引き受けます」

という、自己責任の宣言文です。

だから僕は、これからも思考します。
壊します。作ります。問い続けます。
そして必要なら、また壊します。

それが僕と言う人間だから。

この記事を書いた人

石森寛隆

株式会社 Make Care 代表取締役 CEO

石森 寛隆

Web プロデューサー / Web ディレクター / 起業家

ソフト・オン・デマンドでWeb事業責任者を務めた後、Web制作・アプリ開発会社を起業し10年経営。廃業・自己破産・生活保護を経験し、ザッパラス社長室で事業推進に携わる。その後、中野・濱𦚰とともに精神科訪問看護の事業に参画。2025年7月より株式会社Make CareのCEOとして訪問看護×テクノロジー×マーケティングの挑戦を続けている。

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