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過食はうつ病のサイン?考えられる原因と対処法を解説

精神科訪問看護とは

だめだとわかっていても、つい食べ過ぎてしまう「過食」に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

食べるのを止められないことを「意志が弱い」と思い悩む方もいます。
しかし、過食はうつ病や心の疲れのサインの可能性もあるのです。

この記事では、過食が起こる原因について、うつ病やその他の要因に着目して解説します。
過食が止められない場合の対処法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。




うつ病で過食が見られるケースもある

うつ病の症状の1つとして過食が起こる場合があります。

うつ病では食欲が減退するケースが多く見られますが、不安や気分の落ち込みを紛らわすように過食を行うケースもあります。
特に慢性的な抑うつ症状を抱えている方は、ストレスや不安を抱え続けるうちに過食を繰り返してしまい、体重の増加や健康被害を招く方も珍しくありません。

また、ダメだとわかっていても過食を繰り返す「むちゃ食い症」により、自己嫌悪や体型に対する劣等感を抱き、うつ病を発症する場合もあります。

食欲をコントロールできない場合は、うつ病や精神的なストレスが背景にある可能性を考慮し、早めに対処しましょう。

参照:MSDマニュアル/抑うつ症候群
関連記事:うつ病の症状を徹底解説|初期症状から重症まで医師監修


うつ病以外に考えられる過食の原因

過食はうつ病だけでなく、以下の要因から起こる場合もあります。

・摂食障害
・ストレスやホルモンバランスの乱れ

うつ病以外の過食の原因について、詳しく見ていきましょう。


摂食障害

摂食障害の一種である「神経性過食症」では、異常な食欲と体型へのこだわりから、食事を正常に行えなくなります。

大量に食べ物を食べるものの、体重の増加には嫌悪感を示すために、物を意図的に吐き出したり過度のダイエットをしたりなど、過食に対して埋め合わせをするのが特徴です。

体重は増加しない方が多いものの、繰り返し嘔吐するために、食道の炎症や歯の急激な劣化が起こる場合があります。

参照:厚生労働省/摂食障害-ストレスとこころ
関連記事:摂食障害の治療は何をするの?注意すべきサインや行動についても解説


ストレスやホルモンバランスの乱れ

ストレスやホルモンバランスの乱れも過食の原因です。

仕事や人間関係によるストレス、お金の悩みや将来への不安などを紛らわそうとして、過食を繰り返してしまう方も少なくありません。

また、PMS(月経前症候群)などによるホルモンバランスの乱れから、食欲をコントロールできなくなり、過食を繰り返してしまう場合もあります。

参照:厚生労働省/ストレスのサイン
参照:MSDマニュアル/月経前症候群


うつ病やストレスによる過食の対処法

うつ病やストレスによって過食が生じた場合、自分では対処できない場合もあります。

そのようなケースでは、医療機関や専門家へ相談し、治療やサポートを受けるのが大切です。


精神科や心療内科に相談する

過食を止められずに悩んでいる場合、まずは精神科や心療内科で医師に相談しましょう。

精神科や心療内科では、過食の背景にうつ病や摂食障害などの精神疾患がないか検査でき、必要に応じて精神療法や薬物療法などの治療を受けられます。

また、精神疾患が原因でない場合も、ストレスや不安に対する対処法や、過食を止めるためのアドバイスを受けることも可能です。

過食が気になる方は、まずは気軽に医師へ相談し、必要に応じて検査と治療を受けましょう。


相談窓口を利用する

精神科や心療内科への受診に抵抗がある場合は、専門家のサポートを受ける選択肢もあります。

地域の精神保健福祉センターや保健所では、過食やうつ病の症状について気軽に相談可能です。
また、各地域に設置されている摂食障害の相談窓口や「摂食障害ほっとライン」でも、過食についての相談やアドバイスを受けられます。

相談窓口は医療機関と連携しており、必要に応じて医療機関の受診をサポートして貰える場合もあります。
精神科や心療内科への受診をためらう場合は、まず相談窓口を頼るのもよいでしょう。


うつ病による過食に悩むなら訪問看護に相談する手もある

過食がうつ病や摂食障害などの精神疾患から生じている場合、訪問看護の利用も選択肢の1つです。

訪問看護では、看護師が利用者さまの自宅に訪問し、過食やうつ病のケアと日常生活のサポートを行います。

うつ病に対する服薬治療の管理や、食欲のコントロールを身に付けるためのアドバイスなどを受けることが可能です。

自宅で治療を受けられるため「体型が気になって外出したくない」「外に出る気が起こらない」という方も、安心して治療を進められるでしょう。

過食やうつ病を自宅で治したいと考えている方は、訪問看護の利用も検討してみてください。

うつ病やストレスによる過食は専門家への相談が解決への近道

過食はうつ病や摂食障害、ストレスなど、精神的な要因から起こる場合があります。

過食を放置したために健康へ悪影響が出たり、うつ病が悪化して外出できなくなったりなど、日常生活に支障が出てしまうケースも少なくありません。

食欲のコントロールができない場合や、ストレス・不安から過食をしていると感じる場合、早めに医師や専門家へ相談しましょう。

『訪問看護ステーションくるみ』では、うつ病や過食を克服するためのサポートを提供しています。

過食やうつ病へのサポートが必要な方は『こちら』から、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

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