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産後うつで訪問看護は利用できる?受けられるケアやメリットを解説

2024.07.29 精神科訪問看護とは

出産後の女性の10~15%に起こるといわれる「産後うつ」。子どもが産まれて幸せな時期のはずなのに、気分の落ち込みやイライラに悩んでいる方もいるでしょう。

産後うつを乗り越えるには、ご自身や家族が産後うつについてよく理解することが大切です。他人からのサポートが重要ですが、状況によっては訪問看護の利用が役に立つ場合もあります。

この記事では、産後うつの症状や、産後うつに対する訪問看護を利用するメリットについて解説します。



参照:MSDマニュアル/産後うつ病


訪問看護が必要になる産後うつの症状とは?

産後うつになると、気分の落ち込みや睡眠障害などをきたし、体調不良を引き起こすおそれがあります。中には、早急に治療が必要な場合もあるかもしれません。

ここでは、産後うつの症状を詳しく見ていきましょう。


気分の落ち込みや感情の変化

産後うつで最も見られやすい症状が、気分の落ち込みや感情の変化です。気分が落ち込み続ける「抑うつ」状態になり、前向きに物事を考えられなくなります。さらに、自分では感情をコントロールできず、突然泣き出したりイライラして家族に怒鳴ったりしてしまうケースもあるでしょう。

気分の落ち込みは、重症化すると自殺念慮やパニック発作といった精神症状を引き起こす場合もあります。日常生活に大きな支障が出てしまうおそれもあるため、早期に治療を行い、負の感情を適切にコントロールすることが大切です。


睡眠障害や体調不良

産後うつでは、寝つきの悪さや睡眠の質の低下、反対に過眠などの睡眠障害が起こる方もいます。睡眠障害は集中力の低下や抑うつ症状の悪化などを招くため、日中の活動に大きく影響する可能性があります。

ほかにも、食欲の低下(もしくは過食)をはじめ、頭痛、胃腸の不調、疲労感、倦怠感など、全身の不調を感じるケースもあるでしょう。これらの症状が続くと、生活や育児に影響を与えるおそれがあるため注意が必要です。


子育てに対する自信の喪失

産後うつによって精神的負担やストレスがかかると、子育てをする自信がなくなったり子どもへの愛情を感じなくなったりすることも。子どもへの関心が薄くなり、関わり方に悩んでしまう方も少なくありません。

育児が思うようにできず、子どもと上手く関われない期間が長引くと、子どもの成長や情緒に影響を与えてしまうおそれもあります。

なるべく早めに産後うつに対するケアを受け、子育てに前向きになれるよう対処することが大切です。



参照:MSDマニュアル/産後うつ病


産後うつで訪問看護を利用するメリット

産後うつに対する訪問看護の利用は、精神面や体調の負担を減らすさまざまなメリットがあります。
産後うつに訪問看護を利用するメリットは、以下のものがあります。

・精神面の負担が軽くなる
・体調不良をケアできる
・家事の負担が減る
・育児の悩みを相談できる など

訪問看護は、上記のようなサービスを、通院せず自宅に居ながら受けられることが最大のメリットといえます。通院が難しい方や普段の生活における悩みが多い方は、訪問看護を利用してみるのもよいでしょう。


訪問看護で受けられる産後うつに対するケア

産後うつで訪問看護を利用する際は、自宅にいながら以下のようなサポートを受けられます。

・精神面の不安に対するケアや相談
・体調管理や身の回りのケアの補助
・家事や育児のアドバイスとサポート
・服薬管理
・家族に対する産後うつの説明や指導 など



気分の落ち込みや体調不良に対し、看護師による医学的ケアを受けられます。さらに、自分の身の回りのケアや、家事・育児のサポート、服薬管理のサポートも可能です。これらのサポートを受けることで、産後うつの症状を緩和し、スムーズに治療を進められるでしょう。

さらに、産後うつの正しい知識と対処法を教えてもらうことも可能です。産後うつを乗り越えるには、家族や周囲の人間のサポートが必要です。看護師が産後うつに関して説明することで、家族やパートナーからの理解を得られやすくなるでしょう。


訪問看護では助産師によるケアも受けられる

訪問看護ステーションには、助産師が所属しているところもあります。助産師は産後うつの専門的な知識を習得しているため、より質の高いケアを受けられるでしょう。

また、精神科訪問看護ステーションでは、産後うつなど精神疾患に対する知識が豊富な看護師が多く在籍しています。助産師が所属していない場合でも、うつ症状を克服するための十分なケアやサポートが受けられるため、精神科訪問看護ステーションの利用も検討するとよいでしょう。



参照:厚生労働省/産後ケア事業の実施状況及び今後の対応について


訪問看護を活用して産後うつを乗り越えよう

産後うつになると、気分が急に落ち込んだり感情のコントロールができなくなったりします。自分だけでは解決できないケースもあり、その場合は家族や周囲からのサポートを受けることが大切です。

中には、症状によって外出や医療機関への定期的な受診が難しい方もいるでしょう。その場合には、精神科訪問看護の利用も選択肢の1つです。自宅にいながら、産後うつのケアや日常生活におけるサポートを受けられます。

産後の不調や不安などを感じている方は、一度『訪問看護ステーションくるみ』へご相談ください。

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