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産後うつになりやすい人とは?症状を確認できるセルフチェックシートを紹介

2024.08.05 精神科訪問看護とは

産後うつになると気分が落ち込んでしまい、育児や家事はもちろん、自分の身の回りのこともできなくなってしまうケースもあります。産後うつは、産後の方の約1割に起こるとされていますが、発症しやすいタイプの人がいるのをご存じでしょうか?

この記事では、産後うつになりやすい人のタイプや環境について解説します。さらに、産後うつの症状を確認できるセルフチェックシートも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

参照:MSDマニュアル/産後うつ病

産後うつになりやすい人やタイプとは?

産後うつは、産後の生活環境や、日々感じるストレスなどがきっかけで起こります。

ここでは、どのようなタイプの人が産後うつになりやすいか、詳しく見ていきましょう。

責任感が強くて真面目な性格

責任感が強い方や真面目な性格の方は、産後うつになりやすいと考えられています。

これから母として子どもを育てることへの責任や、家庭を支えていくプレッシャーから心に過度な負担がかかり、うつ病を発症するきっかけとなってしまうのです。

日常生活にストレスを感じやすい

人間関係や金銭面の悩みなど、日常生活のストレスも産後うつの原因の1つです。

職場の人間関係や交友関係の悩み、子育てに対する金銭的な不安などを抱えていると、ストレスを受け産後うつにかかりやすくなります。

家族やパートナーからの協力が得られない

夫が育児に対して非協力的である場合や、両親からの協力が得られない場合、産後うつを発症しやすくなります。

夫が親としての自覚が足りなかったり仕事や趣味を優先したりすると、育児の負担が母親ひとりに集中してしまいます。シングルマザーや、親世代と離れて暮らしている方も同様に家事育児の負担が大きくなるでしょう。

また、育児に対する悩みや不安を理解してもらえないことも、ストレスを受ける原因の1つです。特に親世代からは「子育ては大変なものだから」と、母親の子育てに対する悩み・不安について家族の理解を得られないケースもあります。

精神疾患にかかった経験がある

過去に精神疾患にかかっていた方や、妊娠前・妊娠中にうつ病にかかった方は、産後うつにかかりやすくなります。

うつ病以外にも、パニック障害や適応障害などの精神疾患にかかった経験がある方、あるいは治療中に妊娠・出産することとなった方も要注意です。その場合は産婦人科医に精神疾患の既往について伝え、産後うつへの対策や対処法を聞いておくとよいでしょう。

産後うつ症状のセルフチェックシート

自分に産後うつの疑いがある方に対し、セルフチェックを行うための項目を紹介します。以下の症状や状態が見られるかどうかを、確認してみましょう。

・自分を責める考えを持ってしまう
・なにもないのに不安になってしまう
・漠然とした恐怖を感じる
・眠りが浅かったり寝付けないことが多い
・急に泣きたくなったり起こったりしてしまう
・自傷行為をしたいと思ってしまう
・子どもをかわいいと思えなくなった 

このチェックリストはあくまで一例ですが、多く当てはまる場合は産後うつの可能性があるため、早めに受診しましょう。

参照:厚生労働省/第5章 養育者のメンタルヘルス

産後うつの乗り越え方3ステップ

産後うつになってしまった場合、なるべく早期に改善するため、適切な手順で対処する必要があります。

ここでは、産後うつの乗り越え方を3ステップに分けて見ていきましょう。

1.医療機関を受診する

産後うつの疑いがあると感じたら、まずは早めに精神科を受診し、医師の診断を受けましょう。

精神科の医師とスタッフは、産後うつに対しての理解が深い専門家です。受診すれば適切な検査や治療、生活へのアドバイスが受けられ、不安や悩みを解消する手掛かりになります。

また、産後うつは産婦人科医にも相談可能です。出産の際にお世話になった産婦人科医に相談し、ケアやアドバイスを受けてみてください。

2.家族にサポートを頼む

産後うつを改善するには、家族や周囲の人からのサポートも必要です。
産後うつで苦しんでいることを素直に打ち明け、育児や家事に協力してもらいましょう。

周囲の人に産後うつの知識や経験がない場合、なかなか協力を得られないケースも少なくありません。その場合は、医師や看護師からの説明を一緒に受けてもらうことが有効です。

3.訪問看護師のケアを受ける

看護ケアは産後うつの改善に効果的です。

特に訪問看護では自宅で看護ケアを受けられるため、生活で困っていることや家事・育児の悩みを直接相談でき、問題解決につながるでしょう。

自分が産後うつになりやすいタイプなのかを確認してみよう

真面目な性格の方や育児への不安を抱えている方、一人で育児をしている方は、産後うつを発症しやすくなります。

「産後うつかも…」と思ったら、すみやかに医療機関を受診し、医師や看護師に相談してみましょう。医療機関に足を運ぶのが難しい方は、精神科訪問看護を利用し、自宅でケアを受けることも可能です。

『訪問看護ステーションくるみ』では、利用者さま一人ひとりに合ったケアやサポートを提供しています。産後に気分が落ち込んでいる方や育児に関する悩みを抱えている方は、こちらからぜひお気軽にご相談ください。

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