大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『社長エッセイ』第20弾!
最近休みの⽇になっても、どんどん時間だけが過ぎて、いつの間にかサザエさんが始まる時間になり後悔してしまうのに、また翌週も同じことをしてしまう……代表の濱脇です。
なんか花粉が⾶び始めてるみたいですね!
まだ2⽉初旬ですけど、春のような陽気がときどき感じられるようになってきました。
さて、今回からのテーマは『訪問看護である理由』です。
その⼤きなテーマを3つのタイトルに分けて書いていきたいと思います。
今回は、『訪問看護という仕事と⾃分』と銘打ってお話ししていきますね。
前にもお話したことがあるとは思いますが、⼿術室で働いていたころに症例検討のため、患者さまの退院後訪問等に関わらせていただいたことがありました。
そこで患者さまから地域での⽣活のつらさやサービスなどのお話を聞き、地域医療というものに興味を持ちはじめたのが始まりなのですが、時はコロナ禍真っ只中。
必死に働いていたこともあり、そのような気持ちを持っていたことすらすっかり忘れていました。
何がきっかけだったかはちょっと思い出せないのですが、その症例検討のことを思い出す機会があり、病気になって⼊院して⼿術して、少しは良くなって⽇常⽣活に戻る……というその⾏為は、その⼈の⼈⽣にとっては⼀⼤事で、なかなか元の⽣活に戻れないのだなと深く考えるようになっていきました。
そこで思ったのが予防医療の推進です。
これからの時代は予防の時代。
そのために⾃分にできることは、⾃分がやりたいことは、と考えたときに出した答えが、企業看護師となって会社内部でのメンタルヘルスなどを担当し、予防を促していくことを仕事にする、ということでした。
しかしながら、コロナ禍真っ只中では⼈気求⼈だった企業看護師は、辞める⼈も少なく、⻑く働いている⼈も多かった印象で、求⼈斡旋業者に頼んでも短期の求⼈ばかり。
正社員やパートでの求⼈すら出てこない状態。
そんな中、コロナが⼀旦下⽕になり、いろいろな会社の求⼈が出るようになってはきたのですが、企業看護師の求⼈はやっぱり⾒つからず……。
このままでは、⾃分の⽣活はもとより家族に迷惑をかけてしまう。
⾃分のやりたいことだけをやろうとするにもなかなかうまくいかないもんだなと思いながら、なんとか企業看護師に将来つながる求⼈を探しはじめて出会ったのが訪問看護だったわけです。
まあ、病院の⼿術室で⻑年働いてきたわけで、看護技術も⼈より劣るし、訪問看護の世界に⾶び込んだときはすごく苦労をしました。
働いていくうちに、さまざまな地域の⽅と関わる機会が増え、訪問看護というものの魅⼒に取り憑かれるようになっていきました。
そのときはいろいろ考えていましたね。
思えば、企業看護師として会社の従業員と関わることも、訪問看護師として地域のさまざまな⼈と関わることも、共通していることもあるなと。
訪問看護の役割としては、住み慣れた家、地域でその⼈らしい⽣活を⾏えるようにサポートをしていくことだと私は考えています。
精神⾯で障害がある⽅もそう、⾝体⾯で障害がある⽅もそう。
病院とは違い、⾃分の⽣活の中でのことなので、制約も少なくて⾃由なわけですからね。
いい部分もあるけれど、病院と違って困る部分も多い。
今や⻑期にわたって⼊院⽣活をして⾯倒を⾒てくれるわけでもなくなってきているところもありますから、どのように地域で⽣活をしていくのかという点において、⾮常に考えないといけない社会になってきたなぁと思うんです。
地域で包括的にその⼈を⽀援していくことで⽀えていく、訪問看護もその⼀部です。
⾃分にはなんかこういったことが合ってるんだなって最近ようやく思えるようになったというか……。
もっと訪問看護としてできることはなんだろうか、⽀援していけることはなんだろうか、地域に貢献できる形はどんなものだろうか、連携できる形の模索などなど考えることは増えていっています。
訪問看護って、これからの社会にとってとても重要な役割を果たしていく職種なんだと私は思っています。
もっと訪問看護でできることが増えたらいいのになって思う部分もありますが、餅は餅屋なんでね。
うまく地域の中での役割分担の⼀部として機能していける訪問看護というものを考えて実現していくことができればいいなと思います。
いったいなんの話をしてたんですかね?(笑)
⽀離滅裂……(笑)
ま、訪問看護というか地域医療の未来が明るくなっていけば、助かる⼈は増えるし、病気になる前に予防活動も活発になるでしょうし、もっと地位が上がればい
いなって思います。
今⽇はこの辺で。
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