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【社長エッセイ】Vol.54 早起き習慣が作れたキッカケと工夫

2025.06.06 くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第54弾!

 

数日前、SNSを見ていたら「もうすぐで1年の半分が過ぎていく」なんていう言葉を見かけました。

一瞬「え?」と思いながら、カレンダーを見たら……「ほんまやん」

もう6月……? と、驚きと戸惑いを隠せなかった、代表の中野です。

 

ちょっと、時の流れがあまりにもはやくて。

ついこの間、新年の挨拶をしたはず、と。

みなさんはどうですか?

日々、ぼーっと生きているつもりはないのですが、「毎日をもっと大切に生きていこう」と思ったりなんかして。

 

さて、今回のコラム、「何を書こうかな〜」とスタッフと話していたところ、

「どうやって朝早起きできるようになったのか教えてほしい!」と言ってもらったので、

今回はそのことについて書いていようと思います。

 

私が朝早く起きようと思ったきっかけは、以前も少しお話ししましたが、

とても尊敬している先輩の存在でした。

その先輩、とても元気で、いつも生き生きして見えたんです。

理由を聞くと、「早起きを毎日続けているからよ」と。

普通なら、それを聞いても「へぇ、そうなんだー」で終わる話なのかもしれませんが、私はそれを聞いた瞬間、見事にスイッチが入りました。

私が何かを続けるには、この「スイッチ」の存在が大きいのかもしれません。

これを書いながらそう思います。

 

正直、私は昔から自分に自信がなくて、自分のこともあまり好きではありませんでした。

でも、だからこそ、「尊敬する人みたいになりたい」という気持ちは人一倍強くて。

ただただ尊敬する人に近づきたい一心で突き進んできました。

また、私は性格的に猪突猛進タイプ。

決めたら前を向いてまっすぐ進みます。

尊敬する人みたいになるためには「続けなければならない」という、ちょっと脅迫じみた気持ちで続けていました。

それも今ではちゃんと習慣となり、朝も早起きできるようになりました。

 

とはいえ、ただ尊敬する人に近づくため、という根性だけで朝起きれるようになったわけではなくて、

そこには「寝る前の習慣」と「起きたあとの楽しい習慣」が大切だったのかなと思っています。

私はもともとネガティブ思考で、寝る前に1人で「今日のネガティブ反省会」をしていたんですよ。

うまくいかなかったことを思い出して、「なんでうまくいかなかったんだろう……」とよく考えていました。

まず、この習慣があまりよくないんじゃないか? と思うようになりました。

自分を責めてしまうだけで、なんの解決策にもなっていない、こんな反省会はやめよう、と。

 

その習慣をやめて、代わりに始めたのが、アロマ・深呼吸・瞑想の「寝る前習慣」です。

自分の好きな香りを胸いっぱいに吸い込んで、ゆっくり深呼吸。

そうすると気持ちがリラックスしてきます。

その後、瞑想。

呼吸だけに意識を集中させて、出てくる雑念は呼吸に意識を持っていく。

頭がスッとします。

長時間することが大切ではありません。

瞑想はまず1分からやってみてください。

最初は1分でも、びっくりするぐらい長く感じますから。

そして「起きたあとの楽しい習慣」は、コーヒータイムです。

豆を挽いて、香りや音を感じながらコーヒーを淹れて、ゆっくりと頭を目覚めさせます。

 

これを続けて、今では朝5時にスッと起きられます(笑)。

もちろん最初は起きれませんでした。

起きるコツは、目覚ましを遠くに置くことと、「一度布団から出たら戻らない!」という強い意志を持つこと。

布団から出て、コーヒーを淹れて、飲んでから朝ヨガを始めるのが毎朝のルーティンです。

朝5時ですからね、時間はたっぷりあります。

 

「起きないと」と思ってしまうと、起きれないんじゃないかなと私は思います。

「起きたら楽しみがる!」と思うと、案外起きられるものですよ。

だから私は、「朝起きたご褒美」を朝一番に自分に与えるようにしています。

こうした「マインドの変化」も、全身の緊張がほぐれて睡眠の質が良くなった要因ではないかとも思っています。

 

そのためには、まず“自分を知ること”から。

自己犠牲で頑張るのではなく、「今日頑張った自分を褒める」「自分のできてるところを見る」ようにしてみてほしいなと思います。

例えば、私は全身の筋緊張が強く、呼吸が浅いので、意識をして深呼吸をする時間を作っています。

そうやって自分を知ることで、だんだんこころも身体も変化してきますよ。

 

朝早く起きると、1日がすごく長いんです。

5時に起きていろいろしても、まだ11時だったりします。

そのときはすごく得した気分になるし、「今から何しようかな」とワクワクします。

「朝起きること」のみに焦点を当てるのではなく、「どうして起きられないんだろう?」というところに目を向けて、改善してみるのもいいかもしれません。

皆さんが質の良い睡眠が取れますように、祈りながら終わりにします。

さあ次は何を書こうかな?

 

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