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【専務エッセイ】Vol.70 深夜のAmazon「期間限定」という魔物との闘いは果てしない

くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第70弾!

 

めちゃくちゃ寒いですね。

最近はインフルエンザB型が流行中とのことで
街にはマスク姿の方があふれています。

皆さま、体調はいかがでしょうか。

なぜか最近まったく体調を崩さない専務の濱脇です。

今回は、きっと共感してくださる方も多いのではないか…
というテーマでコラムを書いてみました。

というより、ほぼ最近の私の話です(笑)。


では、ごゆるりとお付き合いください。

 

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

■深夜2時、なぜか開いてしまうあのアプリ

深夜2時。
翌日は仕事だというのに、なぜかスマホを穴が開くほど見つめています。

不思議ですよね。
深夜って、なぜかAmazonを開いてしまいませんか?

「早く寝ないと…」という理性と闘いながら、
私の指先は「ドラッグストア」と「PC周辺機器」のページを
行ったり来たりしています。

あ、勘違いしないでくださいね。
別に無駄遣いをしようと思って見ているわけではありません。

カートに商品を入れながら、
「丁寧で生産的な暮らし」を脳内でシミュレーションしているんです。

なぜかその作業に最適な時間が、深夜なんですよね(笑)。

 

■「プロ仕様」という甘い響き

検索窓に打ち込むのは、「業務用」「超強力」「プロ仕様」。

なぜでしょう。
あの言葉に、妙に心がくすぐられるのは。

画面にはいかにも効きそうな色のボトルや
見たこともない形状のブラシが並びます。

「塗るだけで10年来の黒ずみが消滅」
なんてキャッチコピーを見た瞬間、
頭の中ではもう大掃除が完了しています。

現実のお風呂場はまだそのままなのに、
脳内では新築同然の輝きです。

 

■配線コードと戦う理想の自分

ある程度満足すると、
今度はPCサプライの森へ突入します。

机の下やテレビ裏で
スパゲッティのように絡まっている配線コードたち。
それをなんとかしたい私は
結束バンドやケーブルトレー、
マグネット式ケーブルホルダーを次々にカートへ。

「このトレーを天板の裏に設置すれば…あのごちゃごちゃが消える…」

理想のデスク環境が完成する未来を
真剣に思い描いています。

 

■「期間限定」という名の魔物

カートの中身、5,800円。
思ったより安い。

ここで我に返ればいいのですが
画面の端に現れるカウントダウン。

「タイムセール終了まで、あと14分59秒…」

出ました。
「期間限定」という魔物。

まるでゲームで言う“レアモンスター”のような存在感です。

「たった5,000円ちょっとやで? 今買わな、いつ買うん?」

深夜という時間帯も相まって、理性のブレーキが外れます。

そして気づけば「ご注文ありがとうございました」の文字。
Gmailには注文確認メール。

その瞬間、なぜか達成感に包まれます。
まるで本当に大掃除を終えたかのような爽快感。

……掃除はまだしていないのに。

 

■届いた箱と、開けない現実

翌日夜。
玄関先にはAmazonの箱が静かに鎮座しています。
日本の物流は本当にすごい。

箱を受け取り、とりあえず部屋の隅へ。

でも、開けません。

なぜか。

箱を開けた瞬間
「風呂掃除」や「机の下にもぐっての配線整理」という
現実の労働が発生するからです。

結果、箱は部屋の風景の一部になります。

1週間、1カ月、時には半年。

いつしか中身を忘れるほど“熟成”されていきます。
食品のようにおいしくなるわけでもないのに。

それでも、箱の存在は私にとって精神安定剤のようなものです。

「やろうと思えば、いつでもできる」
「ここには便利な道具が入っている」

その“可能性”を持っていることが
妙に心を落ち着かせてくれます。

先日も、去年のセールで買ったキーボードをようやく開封しました。

ひとつ箱が消えましたが、
また別の箱が増えました。

中身が変わっただけで
インテリアに変化はありません(笑)。

 

■箱を開けるタイミングは人それぞれ

「期間限定」という魔物との闘いには
だいたい負けています。

(たまには勝ちますよ?)

でも、
この一連の流れを笑いながら話せる余白があることも
悪くないなと思っています。

完璧じゃない。
片付いていない。
理想通りにいかない。

それでも、少しずつ整えていけばいい。

訪問看護も、きっと同じです。
一気に完璧にはならない。
けれど、小さな変化を積み重ねていくことで、
確実に生活は整っていく。

箱を開けるのも、利用者さんの一歩も、
タイミングは人それぞれでいい。

そんなことを、深夜のAmazonから教えられています。

 

今日はこんな日常のコラムを書いてみました。

どこかで「わかる」と笑ってくださる方がいたらうれしいです。

では、また。

この記事を書いた人

濱𦚰直行

株式会社Make Care 専務取締役COO

濱𦚰 直行

看護師

オペ看護師としての豊富な経験を活かし、精神科訪問看護の現場へ。地域密着型のケアと現場主義を貫く実践派。石森・中野とともに株式会社Make Careを創業し、現在は訪問看護ステーションくるみの統括責任者として、現場支援と組織運営の両立に挑んでいる。

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