大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第70弾!
めちゃくちゃ寒いですね。
最近はインフルエンザB型が流行中とのことで
街にはマスク姿の方があふれています。
皆さま、体調はいかがでしょうか。
なぜか最近まったく体調を崩さない専務の濱脇です。
今回は、きっと共感してくださる方も多いのではないか…
というテーマでコラムを書いてみました。
というより、ほぼ最近の私の話です(笑)。
では、ごゆるりとお付き合いください。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
【日曜・お盆・年末年始休み】
※訪問は20時まで
対応させていただいております。
■深夜2時、なぜか開いてしまうあのアプリ
深夜2時。
翌日は仕事だというのに、なぜかスマホを穴が開くほど見つめています。
不思議ですよね。
深夜って、なぜかAmazonを開いてしまいませんか?
「早く寝ないと…」という理性と闘いながら、
私の指先は「ドラッグストア」と「PC周辺機器」のページを
行ったり来たりしています。
あ、勘違いしないでくださいね。
別に無駄遣いをしようと思って見ているわけではありません。
カートに商品を入れながら、
「丁寧で生産的な暮らし」を脳内でシミュレーションしているんです。
なぜかその作業に最適な時間が、深夜なんですよね(笑)。
■「プロ仕様」という甘い響き
検索窓に打ち込むのは、「業務用」「超強力」「プロ仕様」。
なぜでしょう。
あの言葉に、妙に心がくすぐられるのは。
画面にはいかにも効きそうな色のボトルや
見たこともない形状のブラシが並びます。
「塗るだけで10年来の黒ずみが消滅」
なんてキャッチコピーを見た瞬間、
頭の中ではもう大掃除が完了しています。
現実のお風呂場はまだそのままなのに、
脳内では新築同然の輝きです。
■配線コードと戦う理想の自分
ある程度満足すると、
今度はPCサプライの森へ突入します。
机の下やテレビ裏で
スパゲッティのように絡まっている配線コードたち。
それをなんとかしたい私は
結束バンドやケーブルトレー、
マグネット式ケーブルホルダーを次々にカートへ。
「このトレーを天板の裏に設置すれば…あのごちゃごちゃが消える…」
理想のデスク環境が完成する未来を
真剣に思い描いています。
■「期間限定」という名の魔物
カートの中身、5,800円。
思ったより安い。
ここで我に返ればいいのですが
画面の端に現れるカウントダウン。
「タイムセール終了まで、あと14分59秒…」
出ました。
「期間限定」という魔物。
まるでゲームで言う“レアモンスター”のような存在感です。
「たった5,000円ちょっとやで? 今買わな、いつ買うん?」
深夜という時間帯も相まって、理性のブレーキが外れます。
そして気づけば「ご注文ありがとうございました」の文字。
Gmailには注文確認メール。
その瞬間、なぜか達成感に包まれます。 まるで本当に大掃除を終えたかのような爽快感。
……掃除はまだしていないのに。
■届いた箱と、開けない現実
翌日夜。
玄関先にはAmazonの箱が静かに鎮座しています。
日本の物流は本当にすごい。
箱を受け取り、とりあえず部屋の隅へ。
でも、開けません。
なぜか。
箱を開けた瞬間
「風呂掃除」や「机の下にもぐっての配線整理」という
現実の労働が発生するからです。
結果、箱は部屋の風景の一部になります。
1週間、1カ月、時には半年。
いつしか中身を忘れるほど“熟成”されていきます。
食品のようにおいしくなるわけでもないのに。
それでも、箱の存在は私にとって精神安定剤のようなものです。
「やろうと思えば、いつでもできる」 「ここには便利な道具が入っている」
その“可能性”を持っていることが
妙に心を落ち着かせてくれます。
先日も、去年のセールで買ったキーボードをようやく開封しました。
ひとつ箱が消えましたが、
また別の箱が増えました。
中身が変わっただけで
インテリアに変化はありません(笑)。
■箱を開けるタイミングは人それぞれ
「期間限定」という魔物との闘いには
だいたい負けています。
(たまには勝ちますよ?)
でも、
この一連の流れを笑いながら話せる余白があることも
悪くないなと思っています。
完璧じゃない。 片付いていない。 理想通りにいかない。
それでも、少しずつ整えていけばいい。
訪問看護も、きっと同じです。
一気に完璧にはならない。
けれど、小さな変化を積み重ねていくことで、
確実に生活は整っていく。
箱を開けるのも、利用者さんの一歩も、 タイミングは人それぞれでいい。
そんなことを、深夜のAmazonから教えられています。
今日はこんな日常のコラムを書いてみました。
どこかで「わかる」と笑ってくださる方がいたらうれしいです。
では、また。