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PTSDと復職:軽度・中度・重度別の対策と注意点

2024.09.20

PTSD

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、過去に経験したトラウマによるフラッシュバックや過剰な不安感、感情の麻痺などの症状が特徴です。PTSDは交感神経と副交感神経の乱れ、冬季うつや睡眠行動障害、発達障害の影響も加わり、症状の管理が一層複雑になることがあります。本記事では、PTSDの症状と復職の選択肢について、軽度・中度・重度に分けて詳しく解説します。また、うつ病など他の精神疾患との関連性や、訪問看護の有用性についても触れ、復職を考えている方が適切な対策を見つけられるようサポートします。復職を目指す方やそのご家族にとって、この記事が一つの指針となるでしょう。

 

PTSDの症状と考えうる要因

PTSDの主な症状には、フラッシュバック、過剰な警戒心、感情の鈍化などがあります。これらの症状は、トラウマの経験を思い出させる環境や刺激により悪化することがあります。また、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで不安感が増幅し、睡眠行動障害や冬季うつ、発達障害などが併発することも考えられます。さらに、無呼吸や慢性的な疲労がこれらの症状に拍車をかける要因として挙げられます。

参考資料:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-06-001.html

PTSDにおける復職の選択肢と影響

復職は、PTSDの治療と社会的復帰において重要なステップです。しかし、症状の重さに応じた段階的な対応が必要です。

軽度の場合
軽度のPTSDでは、復職が可能ですが、トリガーとなるストレスや職場環境に注意が必要です。短時間勤務や柔軟な作業スケジュールを導入することで、復職後の再発リスクを減らすことができます。また、精神科での定期的なカウンセリングや薬物療法を続けることが重要です。

中度の場合
中度のPTSDでは、段階的な復職が推奨されます。リハビリを兼ねたトライアル勤務やサポートスタッフによる職場での支援が有効です。PTSDは特に交感神経が過剰に反応しやすいため、リラクゼーションやストレス軽減のための対応が必要です。副交感神経の働きを高めるための心理療法や運動療法も有効です。

重度の場合
重度のPTSDでは、復職を急ぐことは避け、まずは治療に集中することが優先されます。長期間の療養や、職場復帰前に段階的な準備を行うことが重要です。無理な復職はフラッシュバックや症状の悪化を引き起こすリスクがあるため、精神科医や訪問看護のサポートを受けながら慎重に進める必要があります。

 

うつ病などの精神疾患とPTSDの関係性

PTSDとうつ病などの精神疾患は非常に密接な関係にあります。PTSD患者の多くがうつ病や不安障害を併発し、冬季うつや睡眠障害も多く見られます。特にトラウマ体験が長引くと、交感神経の過剰な活動が持続し、心理的および身体的ストレスが重なります。これにより、PTSDの症状が悪化するだけでなく、他の精神疾患も併発しやすくなります。このような複合的な症状を管理するためには、包括的な治療が必要です。

PTSDにおける訪問看護の有用性

訪問看護は、PTSD患者にとって非常に有用です。自宅でのサポートを通じて、安定した療養環境を維持し、薬物管理や精神科医との連携をスムーズに進めることができます。個々の患者に合わせたケアプランを立てることで、復職の準備も整いやすくなります。

 

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