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心療内科に「行ってはいけない人」はいる?受診をためらっている方へ

2025.10.13 精神科訪問看護とは

日々の生活でストレスや悩みを抱えており、心療内科を受診する方は少なくありません。
しかし、なかには「このくらいで心療内科を受診してはいけないんじゃないか?」と思い、受診をためらっている方もいるでしょう。

この記事では、心療内科に行ってはいけない人がいるのかを解説します。
心療内科に行った方がいい人に見られるサインなども紹介していますので、ぜひご覧ください。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。




心療内科に「行ってはいけない人」はいない

心療内科に「行ってはいけない人」は、基本的にいません。

心療内科は、ストレスなどの心理的要因によって生じる身体の不調(心身症)を診療する場所です。

日常生活で心に負担を受けていると感じており、それが原因で身体に不調が起きていると感じている方は、誰でも心療内科で相談できます。

参照:厚生労働省/こころを専門に診る病院の種類は?


症状や悩みの重さに関わらず受診してよい

心療内科は、症状が軽い方や、不調の原因が心理的なものか分からない方でも受診できます。

「このくらいで相談して本当にいいのかな?」「本当に心が原因で調子が悪いのかな?」と思い、受診をためらう方もいます。

心の不調や、それによって生じる身体の不調に気付くのは難しく、ほとんどの場合「病気だ」とは自覚できません。

「なんとなく心と身体の調子が悪い」と感じたら、深く考えすぎずに心療内科の受診を検討してみましょう。


周りや世間の目を気にしなくても大丈夫

周囲の印象が気になり受診をためらう方もいますが、心配する必要はありません。

心療内科に行く=心が弱いと思われると感じ、受診するのを迷っている方もいるでしょう。
しかし、どれだけ精神力の強い人でも、ストレスや不安で体調を崩すことはあります。
早期に不調を解決し、元気に生活するためにも、周囲や世間の印象は気にせず受診してみましょう。

また、向精神薬の使用に抵抗がある場合、できるだけ薬を使用しない治療の相談も可能です。
「向精神薬を飲んでいる」「心療内科で治療している」と周囲に知られたくない場合は、治療法について医師と相談してみましょう。


心療内科に行った方がいい人のサイン

心療内科に行った方がいい人のサインを詳しく解説します。

頭痛や腹痛などの体調不良が続いている

原因がわからないまま頭痛や腹痛などの体調不良が続いている場合、ストレスや不安が体調に現れている可能性があります。

特に「内科で検査しても何も出なかった」「思い当たる原因がない」などの場合は、心身症が原因で体調不良が生じている可能性があるため、受診を検討したほうがよいでしょう。

参照:MSDマニュアル/身体症状症


寝付きが悪かったり何度も目が覚めたりする

精神的に疲労していると、寝つきが悪くなったり、熟睡できなくなったりする場合があります。

睡眠の質が低下していると感じる場合や、寝ても疲れが取れていないと感じる場合は、心療内科で相談するとよいでしょう。

参照:厚生労働省/ストレスのサイン


不安になると動悸が起こる

不安や心配事を感じたときに動悸が起こる場合、心に大きな負担がかかっている可能性があります。

ストレスが溜まりすぎていたり、日頃から緊張しすぎていたりすると、ふとしたときに強い不安を感じ、動悸が起こる場合もあるのです。

なかには「不安障害」などの精神疾患が生じているケースもあるため、早めに心療内科で相談してみましょう。

参照:こころの情報サイト/こころの病気について理解を深めよう
関連記事:不安障害の治し方や種類について解説|訪問看護を利用するのも選択肢の1つ


心療内科や精神科に行った方がいい人のチェックリスト

以下は、心療内科や精神科を受診した方がいい人を判断するチェックリストです。
当てはまる項目が複数ある場合は、早めに受診を検討してみてください。

・気分の落ち込みを感じる
・何をするのにも元気が出ない
・イライラしやすい気がする
・何もないのに不安になる
・何度も確認しないと不安になる
・食事をしてもおいしいと感じない
・寝つきが悪い/夜中に目が覚める
・めまいや耳鳴りがする
・体調の悪さが続いている
・周りに誰もいないのに声が聞こえる

上記のうち「誰もいないのに声が聞こえる」「悪口を言われている気がする」と感じる場合は、精神疾患の初期症状が出ている可能性もあるため、精神科への受診も検討しましょう。


心身の不調が少しでもあるなら心療内科を受診しよう

心療内科は誰もが気軽に心と身体の相談をする場所であり、どんなに症状が軽くとも「行ってはいけない人」はいません。
日常生活で悩みやストレスを抱えている方、心身の不調を感じている方は、早めに心療内科を受診しましょう。

心療内科や精神科の通院に抵抗感がある場合は、訪問看護を利用するのも手段の1つです。
精神疾患の診断を受けた方であれば利用でき、自宅で看護師から医療的ケアを受けられます。

『訪問看護ステーションくるみ』では、精神疾患で通院を悩む方へのサポートを提供しています。
お悩みの方は『こちら』から、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

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