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睡眠薬が欲しい時は何科にいけば良い?眠れない時の対処法も合わせて解説

2023.08.31 精神科訪問看護とは

眠れない男性
なかなか寝付けない、寝ても途中で起きてしまう、夜は眠れないのに日中に眠たくなってしまうなど睡眠に関する悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

2006年と以前のデータですが、日本人の平均の睡眠時間は平均7時間42分とされており、この時間は年々短くなっていると言われています。

眠りにつくために睡眠薬を欲しいと考えているものの何科に受診すれば良いのか悩む方もいるでしょう。
今回は睡眠薬が欲しいときは何科を受診すると良いのか、また眠れない時の対処法も合わせて解説していきます。
眠れないと悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。



参照:総務省「平成18年社会生活基本調査 生活時間に関する結果|生活時間編・時間帯編・平均時刻編」

睡眠薬が欲しい時は何科を受診するべき?

睡眠薬が欲しい場合に受診すべき病院は、眠れない原因に合わせて検討する必要があります。
主に下記に分けて理由とともに解説していきます。

・体の不調が原因の場合
・心の不調が原因の場合
・眠れない要因がわからない場合


体の不調が原因の場合

眠れない原因が体の不調にある場合があります。
どこか怪我をしており痛みが強い時や、関節リウマチなどの神経痛がある場合、胃痛や吐き気などの内科系の体の不調を抱えている場合など、状況はさまざまですが、その場合は睡眠薬の前に体の不調を改善することが大切でしょう。
怪我をしている場合は外科、神経系疾患の場合は神経内科や整形外科、内科系の不調の場合は内科へ受診をした上で痛みが辛くて眠れないケースであれば、医師の判断で睡眠薬を処方されることもあります。


心の不調が原因の場合

精神的に落ち込んでいたり辛い気持ちが続いたりしていると、眠れなくなる方もいます。
また悩み事を多く抱えていると、考えが巡ってしまいなかなか寝付けないという方もいるでしょう。
そういった要因の場合は精神科や心療内科の受診が適切です。
精神科や心療内科では、眠れない要因に対してアプローチできるのはもちろん、気分の落ち込みやイライラするといった精神的な不調に対してもカウンセリングや処方薬によって対処することが可能です。

また精神科で診察を受けると主治医の指示書を受けて訪問看護を実施することもできます。「薬を飲み忘れてしまいそう」「副作用について相談したい」など、訪問看護ではさまざまな悩みに対して薬を管理しやすくカレンダーを作ったり、悩みを伺ったり対応することも可能です。

訪問看護でできることに関して、詳しくは下記の記事をご覧ください。



関連記事:訪問看護でできること・できないこととは?訪問介護との違いも解説!


眠れない要因がわからない場合

眠れないものの、体の不調も心の不調も思い当たらない、という方もいるでしょう。
眠れないことが全て悪いわけではありません。ただ、眠れない理由に心当たりがなくても、眠れないことで精神的にストレスが溜まっていたり、体に疲労が蓄積したりしている場合は精神科や心療内科で一度相談してみると良いでしょう。
睡眠薬というと抵抗感を感じる方もいるかもしれませんが、寝つきが悪い(入眠困難)、途中で起きてしまう(中途覚醒)、朝早く目覚めてしまう(早朝覚醒)などの悩みに応じてさまざまな薬があるため、ご自身の悩みに合わせた処方も可能です。

薬は飲みたくないが眠れないのには悩んでいる、という方も一度受診して相談してみても良いでしょう。


日常的にできる!眠れない時の対処法3選

ここからは睡眠薬を飲んでいる方もそうでない方も実践できる、眠れない時の対処法を3つ紹介します。
主に次の3つが挙げられます。

・暖かい飲み物やアロマなどでリラックスする
・寝る前にブルーライトを浴びない
・環境を整える

それぞれみていきましょう。


温かい飲み物やアロマなどでリラックスする

寝る前なんだか落ち着かない、という方や、横になってから覚醒してしまうという方もいるのではないでしょうか。
そういった時は気持ちを落ち着かせることが大切です。
コーヒーや緑茶などのカフェインが含まれているものは避けて温かい飲み物を飲んだり、アロマなど強すぎない香りのものでリラックスするのがおすすめです。
リラックスできるからといって飲酒するのは避けましょう。飲酒は明け方に覚醒しやすくさせてしまうため、早朝覚醒してしまい熟眠感を得られにくいとされています。



参照:厚生労働省「e-ヘルスネット|快眠と生活習慣」


寝る前にブルーライトを浴びない

寝る前にブルーライトを浴びないことも熟眠感を得るためには重要です。22〜40歳の男女10名を対象に行われたブルーライトが睡眠に影響を及ぼすかの実験では、コンピュータやスマートフォンによるブルーライトには覚醒作用があり、少量でも睡眠に影響を及ぼすことがわかっています。
寝る数時間前には電子機器を触らないようにするのが良いですが、寝る前まで仕事など、やむを得ずパソコンやスマートフォンを触る必要がある場合は、遮光フィルムやメガネを使用するのも手です。



参照:綾木 雅彦,森田 健,坪田 一男「住総研 研究論文集No.42,2015 年版|住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響」


環境を整える

最後に寝る環境を整えることも眠れない時の対処法の1つです。
眠れないという方は自分の寝室やベッド周りの環境を確認してみましょう。
寝室の光は、昼白色の蛍光灯よりも暖色系の蛍光灯の方が体内時計に影響を及ぼさないとされています。

また夜の9時以降に体の内部の温度である深部体温が徐々に下がると入眠が促進されると言われています。深部体温がうまく下がらず体に熱が籠ると、なかなか眠れなくなってしまう場合もあるため、適度に部屋の温度を調整しましょう。
環境省は室温は26℃程度、湿度は50~60%が理想的としています。



参照:厚生労働省「e-ヘルスネット|快眠と生活習慣」
参照:環境省「ヒートアイランド対策の計画的実施に関する調査報告書|Ⅰ章 気温の上昇が睡眠に及ぼす影響」


睡眠薬が欲しいけれど何科を受診すると良いかわからないときは原因を考えてみて

ここまで睡眠薬が欲しい時は何科にいけば良いのか、さらに日常的にできる眠れない時の対処法も合わせて解説しました。
原因にもよりますが、まずは悩んでいる場合は心療内科に受診されるのがおすすめです。合わせて気分障害や精神的な不調があった場合は精神科訪問看護の導入を検討されても良いかもしれません。



「訪問看護ステーションくるみ」は、精神科に特化した訪問看護ステーションです。地域の福祉施設や行政と連携を図り、利用者さまとその家族に寄り添ったサポートを提供いたします。

「自宅での生活が不安」「気軽に相談できる人が欲しい」などとお考えの方は、精神科訪問看護利用を検討してみましょう。
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