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希死念慮とは?「死にたい」と口にする原因や相談先を解説

精神科訪問看護とは

家族や友人が「死にたい」と口にしている場合、希死念慮を抱えているかもしれません。

大切な人から自分を否定するような言葉を聞いてしまい、どうしたらいいのか分からず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

この記事では、希死念慮の意味や特徴、抱えてしまう原因を解説します。

記事の後半では、困ったときの相談先も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


希死念慮とは?

希死念慮とは「死にたい」「消えてしまいたい」「目を覚ましたくない」などの考えを指す言葉です。

希死念慮は、精神的に追い詰められていたり、何かつらい出来事があったりすると頭に浮かんでしまう場合があります。
「死ねたらいいな」と思うものの、実際の行動には至らないのが特徴です。

なお、希死念慮と似た言葉に「自殺念慮」があり、これは死への願望だけでなく、具体的な行動まで検討する段階を指します。

希死念慮は自殺念慮よりも緊急性は低いものの、放置していると自殺念慮を招く可能性もあるため、感じ取った場合は早期に対処しなければいけません。

参照:厚生労働省/こころの耳 希死念慮
参照:厚生労働省/ⅳ)現在の死にたい気持ち(自殺念慮・希死念慮)の確認


希死念慮を抱えている人に見られる特徴

希死念慮を抱えている方には、以下の特徴が見られる場合があります。

・頻繁に「死にたい」とほのめかす
・アルコールや薬物を多量に使用する
・リストカットやピアスを過剰に開けるなどの自傷行為を繰り返す
・「自分には価値がない」「生きていても仕方ない」などと口にする

これらの行動は、希死念慮を抱えている方が無意識に出す「SOSサイン」でもあるのです。

上記のサインを見逃していると、徐々に精神状態が悪化し、いつしか望まない行動に走ってしまう方もいます。

関連記事:心が壊れてる人の特徴とは?顔つき・言動・対処法を徹底解説


希死念慮を抱える原因

希死念慮は、以下の状況に置かれている方に見られる場合があります。

・精神疾患にかかっている
・進行性の病気にかかっている
・ライフイベントでつらい経験をしている

詳しく見ていきましょう。


精神疾患や発達障害を持っている

うつ病や双極性障害、統合失調症、不安障害などの精神疾患を患っている方は、希死念慮を抱える可能性があります。

精神疾患を持つ方は、気分の落ち込みや過剰なストレス、社会参加できないつらさから、死にたいと考えてしまうケースが少なくありません。

また、精神疾患以外にも、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害が原因で希死念慮を抱える方もいます。

発達障害を持つ方のなかには、職場でのミスや交友関係のトラブルなど、社会参加における悩みを抱える方も多いです。

うまく社会へ適応できない自分に悩み、希死念慮を抱えてしまう場合もあるでしょう。

関連記事:朝に絶望感を抱く原因と改善法|考えられる病気と正しい対処法


進行性の病気を患っている

がんや筋委縮性側索硬化症(ALS)など、難病指定されている病気や進行性の疾患を抱えている方も、希死念慮を抱える可能性があります。

完治の目処が立たなかったり、症状が徐々に悪化するのを自覚したりすると大きなストレスとなり、生きるのがつらいと感じてしまう方もいるのです。


ライフイベントでつらい経験をしている

死別や離婚、失業など、ライフイベントから受けるストレスも、希死念慮のきっかけとなります。

多額の借金や家庭問題など、日常生活で強いストレスを受け、精神が不安定になる方も珍しくありません。

誰かに相談したり、心身をリフレッシュする機会を作れなかったりすると心が疲れてしまい、希死念慮を抱えてしまうかもしれません。


希死念慮を感じ取ったときの相談先

希死念慮が精神疾患や発達障害によって起こっていると考えられる場合、専門家に相談することも大切です。

専門家へ希死念慮を相談できる窓口には、以下があります。

・保健所
・精神科や心療内科
・精神保健福祉センター
・電話相談窓口(よりそいホットラインなど)
・訪問看護ステーション

希死念慮が生じている方は、精神的に不安定な状態である場合が多く、精神科や心療内科への相談が必要なケースも多いです。

はじめから医療機関へ相談するのに抵抗がある方は、精神保健福祉センターや保健所、電話相談窓口を頼ることから始めてもよいでしょう。

また、精神疾患や発達障害の診断がついた場合は、訪問看護などの直接的なケアを受けられるサービスを利用するのも選択肢の1つです。

自分の症状や気質、生活環境に合うサービスを受け、精神的なストレスや不安をやわらげましょう。

参照:厚生労働省/まもろうよこころ 電話相談窓口
参照:こころの情報サイト/相談しあう・支えあう


希死念慮を感じたら放置せず専門家に相談しよう

希死念慮を感じた場合、精神的な疲労や不安、日常生活の悩みなどを抱えている可能性があります。

つらい、死にたい、いなくなりたいと思ったときは、一人で抱え込まず誰かに相談することが大切です。

「死にたい」と感じたときは、身近にいる家族や友人を頼り、それでも気持ちが晴れない場合は専門家に相談しましょう。

『訪問看護ステーションくるみ』は、精神疾患で希死念慮を抱えている方のケアやサポートを行っています。

症状のケアや日常生活のお手伝いによって、希死念慮を克服し、穏やかに日常生活を送れるようサポートさせていただきます。

訪問看護に興味のある方は『こちら』から、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

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