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精神科の看護で大切なことって何?精神科の看護師に求められる要素ややりがいも解説!

2023.08.03 精神科訪問看護とは

高齢者と話をするスタッフの画像
精神科は他の一般科とは異なり、興味はあるもののなかなか一歩踏み出せない…という看護師もいるジャンルでしょう。
今回は精神科に興味がある看護師へ向けて、精神科の看護で大切なことや、大切なことを踏まえて精神科の看護師に求められる要素とやりがいを解説していきます。


精神科の看護で大切なこと

精神科の看護の対象者は非常に多く、複数の精神疾患が重なっていたり、高齢者で認知症の方などもいれば、小児などの年齢層の方もいたりします。
その中で精神科の看護で大切なことは下記の3つです。

・個々の背景を踏まえて対応する
・スタッフ間での情報共有
・一貫した対応をする

それぞれ解説していきます。


個々の背景を踏まえて対応する

精神科の看護の対象者の疾患は、うつ病や統合失調症など、同じ疾患を抱えた方もいます。しかしそれぞれの患者さまや利用者さまの社会背景や家族背景などは異なり、一人として一致する方はいません。
またその人の心の中の悩みには過去の体験や、対人関係、これまでの人生が関わっているケースが多く、適切な看護や関わりのためにも、個々の患者さまや利用者さまの背景を理解して看護実践をすることが大切です。


スタッフ間での情報共有

精神科において特に重要なのがスタッフ間での情報共有です。
一般科でも情報の共有は重要ですが、精神科でも非常に重要視されます。患者さまや利用者さまも人間であり、人と人によって相性がある場合もあります。そのため看護師ごとに対応が異なっていたり、反応が異なっていたりするケースもあるでしょう。
そういった事例を共有するためにも情報共有は大切です。さらに、精神疾患を抱えた方は、症状悪化の兆候が少ないパターンもあります。もし悪化の兆候を見逃した場合に、人によっては他害や自傷の恐れもあります。悪化の兆候を見逃さないためにも、細かな観察とその内容を適切に情報共有するのも、精神科で働く看護師に大切なことです。


一貫した対応をする

精神疾患を抱える方の精神状態には波があり、ときどき看護師へ怒りをぶつけてくる場面もあるでしょう。
そういった時に怒りに怒りで返したり、冷たい対応をしたりしてはいけません。
また精神疾患を抱えた方が落ち着かない状態にあり、暴力的な行為がみられた場合でも、看護師が怯えるようなそぶりを見せるのもよくありません。
あくまで看護師は看護師として、普段と変わらない一貫した態度を取る必要があります。
とはいえ、患者さまや利用者さまに暴言を言われたり傷つくことを言われたりして、看護師の心が傷つくこともあるでしょう。そういった際は看護師仲間と共有して気持ちを吐き出すのも大切です。


精神科の看護師に求められる要素とは?

ここまで精神科の看護において大切なことを解説しました。
それでは精神科の看護師として働く中で求められる要素とは、どのようなものか気になるのではないでしょうか。
求められる要素は主に下記の2つです。

・細かな部分や変化を観察する力
・周りと連携しようとする協調性

それぞれ解説していきます。


細かな部分や変化を観察する力

前述のように、患者さまや利用者さまの症状悪化の兆候はわずかな変化であることも多く、見逃しやすいケースも多いです。
そのため「いつもと何か違う」と感じられたり、些細な変化を観察したりできる力が重要となります。
ただこれは働く中でも十分身につけることができます。多くの精神疾患の方と関わる事例を通して、細かな部分を観察する力が身につくこともあるため、今なかなか細かな部分に気付けないと思っていても働く中で身につけられるでしょう。


周りと連携しようとする協調性

細かな部分を観察する力だけではなく、その観察した情報を周りへ共有する協調性も大切です。
また協調性というのは同じ看護師間だけではなく、他職種との連携も重要です。
特に精神科訪問看護では、担当の医師はもちろんですが、ケースワーカーやヘルパー事業所、ご家族など利用者さまのキーパーソンとなる存在の方など多くの方と連携をとりながら関わっていく必要があります。
状況によっては、看護師が気づいた細かな点を早めに周囲に共有しておくことで、未然に利用者さまの精神状態が悪化するのを防ぐことも可能です。
ただ協調性を持つというよりは、「主体的」に周囲と連携をとる力が重要と言えるでしょう。


精神科の看護で大切なことをふまえたやりがい

最後に精神科の看護で大切なことをふまえて、精神疾患の方へ看護実践を行う上で感じられるやりがいを紹介していきます。
精神科の看護を患者さまや利用者さまに行っていく中で感じられるやりがいは、病院と訪問看護では異なるでしょう。
病院では無事退院できる状態まで回復していただけた時、精神科訪問看護においては、社会復帰や自立していただくことができた時ではないでしょうか。
看護師によってやりがいと感じられるエピソードをそれぞれ持っている方もいますが、これらは精神看護全体の目標でもあり、やりがいでもあるといえます。


精神看護で大切なことを理解して訪問看護ステーション『くるみ』で働こう

ここまで精神看護で大切なことや看護師に求められる要素、やりがいを解説しました。
求められる要素とはいっても精神科訪問看護師として働く中で、十分身につけられるスキルです。
まずは精神科未経験の方でも、意欲を持って働きながら学んでいくのが大切です。

『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。
看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!
また、ちょっと気になるという方の見学も受け付けています。
ぜひ、下記のリンクからご連絡ください!
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