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子育てママが精神病を乗り越えるには?解決法や育児ノイローゼについても解説

2024.09.16 精神科訪問看護とは

子育てママのみなさんは、日々さまざまな悩みを抱えながら家事や育児をこなしていることでしょう。
悩みを抱え込んでしまい辛い日々が続くと、精神病や育児ノイローゼを発症するおそれがあるため注意が必要です。

この記事では、子育てママがかかりやすいとされる精神病や育児ノイローゼの原因と治し方を解説します。


子育てママがなりやすい精神病とその原因

子育てママがかかる精神病やメンタル不調には、いくつかの種類があります。
それぞれ見ていきましょう。


産後うつ/産褥期精神病

産後うつは、出産を終えた母親の約1割に生じるとされる精神病です。
産後うつになると、気分の落ち込みや感情の著しい変化が生じ、子育てや日常生活に支障をきたす場合があります。

産後うつが重症化したものを「産褥期精神病」といいます。
産褥期精神病は、うつ症状に加えて自殺企図や暴力的な思考、幻覚などの症状が出現する精神病です。

産後うつや産褥期精神病は、子育てへの大きな不安や日々のストレス、パートナーや家族の協力が得られないことなどが原因となります。



参照:MSDマニュアル/産後うつ病


マタニティブルーズ

出産後1〜2週間ごろまでに陥りやすいのが「マタニティブルーズ」です。
急に涙が出てきたり、イライラしやすくなったりといった症状が見られます。
産後うつと比べると発症しやすいとされ、症状は産後うつよりも軽く一時的であることが特徴です。

マタニティブルーズは、出産後のホルモンバランスの乱れや、育児に対する不安・ストレスなどがきっかけとなって発症します。
長期化すると産後うつを発症する可能性もあるため、産後に気分が落ち着かない場合は、早めに医療機関や支援センターに相談しましょう。



参照:公益社団法人 日本産婦人科医会/マタニティブルーズについて教えてください


精神病とは違う?育児ノイローゼとは

育児ノイローゼとは、育児への不安やストレスからメンタルが低下した状態のことです。
育児ノイローゼになると、家事や育児などの意欲が低下したり、眠気や食欲の異常がでたりなど、さまざまな症状が出ます。

育児ノイローゼもまた、子育てに対する不安や孤独感、ストレスなどが原因で生じます。
産後うつやマタニティブルーズと同様に、子育てに対する悩みや不安、ストレスを抱え込まないための対策をとるようにしましょう。



関連記事:育児の悩みと産後うつ|子育てで悩むポイントと考えられる問題


子育て期の精神病と育児ノイローゼの症状チェックリスト

次は、子育て期にかかる精神病と育児ノイローゼの症状を確認できるチェックリストを紹介します。

複数当てはまる場合や、育児に関する大きな不安やストレスを感じている場合には、医療機関や支援センターへの相談を検討しましょう。


産後うつ/産褥期精神病

産後うつのチェックには、一般的に「エジンバラ産後うつ質問票」が使用されます。
ここでは、エジンバラ産後うつ質問票の内容を参考に作成した簡単なチェックリストを紹介します。



・物事を面白いと感じられない
・予定を「楽しみ」と感じられていない
・うまくいかなかったときに自分を責めてしまう
・理由もなく不安になったり、心配になったりする
・やるべきことに追われ疲れている
・よく眠れない日が続いている
・急に涙が出てくることがある
・「死にたい」「自分を傷つけたい」と思うことがある



当てはまる項目が多い人ほど、産後うつに陥っている可能性が高くなります。
なるべく早めに医療機関を受診し、治療や支援を受けましょう。



参照:公益社団法人 日本産婦人科医会/妊産婦メンタルヘルスケアマニュアル


育児ノイローゼ

次は、育児ノイローゼの簡易的なチェックリストを見てみましょう。



・育児のやる気が起こらない
・眠気を強く感じる、またはよく眠れない
・食欲が異常に強い、または食欲があまりない
・夫や子どもにイライラしてしまう
・自分を責めるような考えを持ってしまう



育児ノイローゼでは、産後うつと似たような症状がみられるため、区別が付きにくいことがあります。
産後うつのチェックリストに当てはまらなかった方も、上記の項目に心当たりがある方は、早めの対策を心掛けましょう。


子育て期の精神病や育児ノイローゼの治し方

産後うつや育児ノイローゼは、以下のような医療機関や支援センターを利用することで治療を受けられます。

・産婦人科
・精神科
・子ども家庭センター
・産後ケアセンター など

これらの施設では、産後うつなどの精神病に対する適切な治療や支援を提供しています。
また、精神病と診断されなくても、育児に対する不安や悩みを解決するための助言や支援、アドバイスなどを受けることが可能です。

中でも、訪問看護によるケアは、精神病や育児ノイローゼの治療に役立ちます。
自宅にいながら医療ケアを受けられるだけでなく、医療機関や支援センターよりも個別性の高い支援やアドバイスを提供してもらえます。
ほかにも、家族への指導やサポートもサービス内容に含まれるため、効果的に育児への不安やストレスを緩和できるでしょう。



関連記事:産後うつで訪問看護は利用できる?受けられるケアやメリットを解説


子育てママの精神病や育児ノイローゼは医療機関で適切なケアを

出産後は家事や子育ての負担、ストレスなどにより、産後うつなどの精神病や育児ノイローゼを発症する場合があります。
子育てに対する悩みや不安は自分一人でため込まず、家族や専門家に相談することが大切です。



子育てママに生じる精神病や育児ノイローゼの治療には、訪問看護師による個別ケアが役立ちます。
子育てに対する強い不安や、今回紹介した症状でお悩みの方は、ぜひお気軽に『訪問看護ステーションくるみ』へご相談ください。

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