こんにちは。株式会社Make CareのCEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。
XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。
今回は、僕の人生に大きな影響を与えてくれた「映画」についてのコラムを書きたいと思います。
◆小説版
【CEOエッセイ】Vol.005 CEO石森寛隆の自己紹介番外編-趣味の話-僕の名刺代わりの小説10選
◆ミスチル版
【CEOエッセイ】Vol.006 経営陣3人を紡ぐMr.Childrenの話。人生に寄り添ってくれた10の歌+番外編
も併せて読んでみてください。
僕にとって映画は、エンターテインメントであると同時に、「生き方を教えてくれる教科書」でもあります。
実は年間30本程度は映画館に足を運ぶ程度には映画好きだったりします。
僕が大好きな映画10作品を通じて、僕の価値観や考え方を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
映画に教わった人生のこと。僕の好きな映画10選
①『いまを生きる』
僕の人生の一つの道標であり、バイブル的な作品。
「Carpe Diem(今を生きろ)」という言葉を初めて聞いたのもこの映画でしたし、それ以降ずっと胸に刻まれています。
ロビン・ウィリアムズという俳優を大好きになったきっかけにもなった作品。
教科書から学べることはたくさんあるけれど、それだけじゃ人間力は磨けない。
書を捨て、町に出て、人々と触れ合い、時に誰かを傷つけ、時に自分も傷つく。
そういう経験の中にこそ「人生」があるんだ、と教えてくれた映画です。
今でも時々見返します。体制との戦い方、自由を阻害された時にどう受け止めるか――
この映画がくれた問いかけは、今の僕の行動指針の根底にある気がします。
②『パッチ・アダムス』
これもロビン・ウィリアムズ。
めちゃくちゃ号泣した映画。
ADHDで精神疾患を抱える自分自身と、パッチの生き方が重なって見えた。
医学的な知識やエビデンスに基づく対処はもちろん必要。
でもそれだけじゃ人は救えないし、生きている実感を持つことはできない。
この映画は、死に向き合う人間が、どうやって“今”をより良く生き抜くか、
そして「笑って死ぬために、今何ができるのか」を問いかけてくる。
『いまを生きる』にも通じるテーマだけど、パッチの行動にはもっと「寄り添う力」がある。
棺桶に片足を突っ込みながらも、もう片方の足で踊るような強さと優しさ。
ロビン・ウィリアムズの演技が、とにかく秀逸だった。
③『アナログ』
これもめちゃくちゃ泣いた。オトナの恋。
どこか儚さを漂わせながら、互いの連絡先すら知らず、ただ「毎週同じ曜日に会う」っていう約束だけで繋がっている二人。
ニノと波瑠、とにかく良すぎて、語彙を失うくらいキュンとしたし、ボロボロ泣いた。
今は、いつでもスマホで連絡が取れるし、すれ違いなんて起きにくい。
でも、すれ違いがあったからこそ生まれる“揺らぎ”や“感情の波”って、恋や愛の本質だったんじゃないかとも思う。
便利さが感情の起伏を平坦にしてしまうなら、ちょっと不便な世界にこそ、温もりがあるのかもしれない。
④『ロストケア』
この映画は、訪問看護の現場に関わる自分にとって、まったく他人事とは思えなかった。
日本は世界でも有数の高齢化社会で、しかも“モラル”というものに良くも悪くも縛られている国。
さらに「票田」としての高齢者層の影響力も大きく、社会的に“切り捨てる”ような方向性は極めて取りにくい。
豊かな人にも、貧しい人にも、等しく介護の現実がのしかかる中で、
制度も支援も追いつかない中で、「誰か一人の責任」として片付けられない現実がある。
だからこそ、この映画の主人公を、簡単に“悪”として断罪することができない。
むしろ、自分も同じ立場になったらどうするか――そんなことを考えさせられる。
そして同時に、高齢者が社会の“ボリュームゾーン”から外れ、票田にならなくなったとき、
この国はどう変わってしまうのか。その未来が怖いと、正直思っている。
⑤『ジュラシック・パーク』シリーズ
子どもの頃は「恐竜すげぇ!」ってワクワクしながら観てたけど、大人になって改めて観ると、ものすごく深い示唆が詰まってる映画だと気付かされる。
「雄しかいないから繁殖はしない」と設計されたはずの恐竜たちが、自然の摂理によって命をつないでいく。
→ 自然は常に“想定外”を生む。人間の想定の範囲内で収まるなんて思うな、という警告。
「完璧なセキュリティ」「緻密に設計された運営システム」
→ そんなものも、人間のちょっとした“悪意”や“油断”で崩れてしまう。完璧なんてあり得ない。
これは、原発にも通じると思う。
原子力は人類の科学の叡智であり、僕はその必要性を認めている。
だからこそ、安全対策や設計思想は“想定外”に耐えるものでなくてはならない。
感情論ではなく、科学的な知見と技術で制御していく姿勢が必要だと思っている。
⑥『マイ・フレンド・フォーエバー』
僕が唯一、Blu-rayを持っている映画。それくらい特別な作品。
何度観ても泣いてしまうし、特にあるシーンでは毎回、涙腺が爆発する。
デクスターが病に勝てず、命を落としてしまう――
その後、デクスターの母親が、エリックの母親に「エリックに2度と手をあげるな」と激しく怒る場面。
そこには、“母の愛”が持つ強さと、同時に“親ガチャ”という現実が浮かび上がってくる。
愛されるべき子どもが、愛されない現実。守られるべき存在が、理不尽を背負って生きている現実。
この映画は、親のあり方、家族の意味、そして命と向き合う覚悟を、静かに、でも強く問いかけてくる。
⑦『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
父が亡くなった日、お葬式の前に少し時間が空いて、長男と2人で映画館に行った。
喪服で映画を観るなんて普通じゃないかもしれないけど、どうしても観たかった作品だった。
主題歌がミスチルだったというのもあるし、「のび太の成長」が描かれるという点も惹かれていた。
結果──
長男がドン引きするほど号泣した。
葬式では泣けなかったのに、この映画では涙が止まらなかった。
のび太と恐竜の子たち(キューとミュー)との別れや旅立ちが、
父との別れと重なったのかもしれない。
ちなみに、長男は長男で、じいじの旅立ちに大号泣していた。
一生忘れられない、親子の時間と重なった映画。
⑧『リメンバー・ミー』
この映画も、何度も泣いた。ディズニー映画の中では、僕にとって圧倒的に一番好きな作品。
「人は2度死ぬ。ひとつは肉体の死、もうひとつは、人々の記憶から消える時」
この言葉の重みを、この作品はやさしく、でもしっかりと教えてくれた。
死者の国を舞台にしていながら、あたたかくて、音楽にあふれていて、命の尊さを感じさせてくれる。
誰かを想い続けること、その人を“忘れない”ことこそが、人を生かし続けるということ。
大切な人を亡くした経験がある人には、きっと響く映画だと思う。
⑨『ハリー・ポッター』シリーズ
このシリーズが完結するまでは生きていたい──
そう思えるほど、人生に寄り添ってくれた作品。
魔法の世界にワクワクしながらも、僕が特に心を奪われたのは、スネイプという男の生き様だった。
この物語の“本当の主役”は、ある意味でスネイプじゃないかと思っている。
「Always.」というたった一言に、彼のすべてが詰まっていた。
切なくて、苦しくて、悲しい。だけど、どこまでも誠実なラブストーリー。
ハリー・ポッターは、僕にとって“静かな愛”を教えてくれる物語。
⑩『スター・ウォーズ』シリーズ
この作品が描いているのは、“力”と“正義”のバランス。
「力なき正義は無力。正義なき力は暴力。」
そして、“必要悪”としてのダークサイドの存在。
正義がバランスを欠いたとき、人は簡単に悪へと堕ちる。
フォースとは、善と悪を超えた“調和”の象徴。
これは、医療や福祉の世界にも通じる話だと思う。
正しさや善意があるからといって、それが暴力にならない保証はない。
大切なのは、何を信じるか、よりも「どうバランスを保つか」。
スター・ウォーズは、それをずっと教えてくれていた。
僕にとって映画って、ただの娯楽じゃない。
映画から学べることは沢山ある。
人生のいろんな局面で、そっと背中を押してくれる“物語の先生”でもある。
皆さんの「好きな映画」も、ぜひ教えてください。
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