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【CEOエッセイ】Vol.032 訪問看護シンポジウム登壇記――白熱の公開コンサル、その余韻と出会いのこと

2025.06.23 HEROさんシリーズくるみの社長エッセイ

こんにちは。株式会社Make CareのCEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。
XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。

今回は、先日行われた「第4回全国訪問看護経営研究シンポジウム&交流会」について語ってみようと思う。

マサ社長に誘われて、僕も「事業展開している経営者が見極める!志願者×アドバイザー 白熱の公開コンサル!」と題して、パネリスト?として登壇させてもらった。

この記事では、当日の内容に深入りすることなく、その空気感と余韻、そして自分自身が持ち帰った感情について綴ってみたいと思う。

キーワードは、“公開コンサル”、“ギブアンドテイク”、“印象と実像”、そして“弱さの価値”。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

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『白熱コンサル』という舞台

僕が登壇した「白熱コンサル」は、スライドを使わず、あらかじめ準備された原稿もなく、
その場で問いを受け、即興で考え、答えていく。まさにライブの頭脳戦。
事業の現場をどう捉え、どんな構造で回しているのか。数字と感情、理念と打算、すべてを言葉にしてさらけ出す場だ。

訪問看護の“リアル”を語るなら、これ以上にふさわしい場はない。
だからこそ、僕もまた、虚飾なく、いつもの言葉で登壇した。

準備のない対話が、いちばん本音になる

事前に何かを準備して話すことは、安全ではある。でも、時に予定調和にもなりうる。
白熱コンサルは、そうした“安全”をあえて手放す仕組みだった。

話しながら、自分の中でも思考が深まっていく。
問いを受け、考え、言葉にしながら「ああ、たしかにそうだったな」と、自分自身の過去を再確認していく。
それは、他人のために話しているようで、実は自分自身に向けた内省の時間でもあった。

即興の中に、本音がある。
その瞬間にしか生まれない熱量が、会場に確かにあった。

Xで伝えていた“ギブアンドテイク”の哲学

実は、登壇前にXにこんな投稿をしていた。

情報だけを持ち帰ろうとする“テイカー”ではなく、
何かしらの経験や視点、課題意識を持ってきてくれる“ギバー”同士が出会える場であってほしかった。
だから僕自身も、登壇中も交流会でも、何かしら“渡せる言葉”を意識していた。

結果的に、会話のひとつひとつに“交換の質”が生まれていたと思う。
それが何より嬉しかった。

交流会で気づいた、発信と実像のギャップ

登壇後の交流会では、たくさんの方が声をかけてくださった。
その中で、何人もの人に言われた。

>「Xでは過激派だと思ってました」
>「実際お会いしてみたら、ぜんぜん違って優しいですね」

SNS上では、言葉に妥協しないことを大切にしている。
だから、少し鋭く見えるのは自覚しているし、あえてそうしている面もある。
でも、それだけじゃ伝わらないものもあると、あの夜に再認識した。

ZEST池田さんからいただいた「とっても優しい」はとても嬉しかったので、紹介しておくw

結局のところ、実際に会って、目を見て、言葉を交わすときの“温度”には敵わない。
そのギャップが「良い意味で裏切られた」と受け取られたことが、素直に嬉しかった。

張本さんに言われた“強さ”の正体

交流会の中で、もうひとつ心に残ったやりとりがある。
それは、同じく登壇されていた張本さんに言われたひと言だった。

「ひろさんは、自分の弱さもちゃんと出せてるところが、むしろ強みになってると思う」

たくさんの人に話しかけられ、お互いじっくり話す時間はとれなかったけど、
その短い言葉が、まるで僕の輪郭を一発で言い当てられたようで、
嬉しいような、ちょっと恥ずかしいような、でも確かに救われるような気持ちになった。

“丸裸にされたみたい”とは、こういうことを言うのかもしれない。
あのひと言には、凄まじいアセスメント力が宿っていた。

この日、確かに交わしたもの

登壇というのは、何かを語る場であると同時に、何かを引き受ける場でもある。
今回のシンポジウムで僕は、“自分の言葉が誰かの中で響いている”という実感をもらった。

それは、ある意味でとても責任の重いことだし、同時に光栄でもある。

知識ではなく経験、理論ではなく熱、そして正解ではなく問い。
それらを真ん中に置いて、僕たちは言葉を交わし続けた。

登壇したから終わり、ではなく、むしろここからがスタート。
そんな気持ちを持ち帰った夜だった。

最後に――言葉を超えてつながるということ

訪問看護という仕事は、言葉だけでは成り立たない。
表情や空気、視線や沈黙、そういう“目に見えないもの”が支えている。

登壇も、交流も、SNSも、すべては言葉の世界だけれど、
その奥にある“人と人とのつながり”こそが、僕の原点だと思う。

今回の登壇を通じて、あらためてそれを実感できたことが、何よりの収穫だった。
会いに来てくださった皆さま、声をかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

また、どこかで。
そして今度は、もっとゆっくり話しましょう。

 

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