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不安障害の治し方や種類について解説|訪問看護を利用するのも選択肢の1つ

2024.04.11 精神科訪問看護とは

「不安障害の治し方にはどのような方法があるの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。なかには薬に頼らず、自分でできる治し方を探している方がいるかもしれません。

この記事では、不安障害の種類や症状を解説しながら、不安障害の治療法や自分で不安を軽減する方法をご紹介します。
「いつも不安を感じる……」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。


おもな不安障害の治し方

不安を感じる気持ちは誰でも持っています。一方で、その不安感が長く続いたり頻繁に現れたりして、日常生活へ影響を及ぼすほどの症状が見られる状態を「不安障害」と呼びます。

不安障害の治し方は、主に薬物療法と精神療法の2つです。


薬物療法

不安障害に対する薬物療法は、抗不安薬・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。

SSRIは、脳内にあるセロトニンという気持ちを落ち着かせる働きがある物質を増やす薬です。
抗不安薬は、現在感じている不安を取り除く効果があります。不安で眠れないなどの症状があるときには、睡眠薬が処方される場合も。

これらの薬は、飲んですぐに効果を実感できないものもあるため、継続して服用することが大切です。また、調子がよいからと自己判断で中止したり、体調がすぐれないからと薬の量を増やしたりせず用法容量を守って服用しましょう。

薬の服用や管理方法に困ったときは、訪問看護を利用するのも方法の1つです。



関連記事:よく使われる精神薬の種類と作用を解説|服薬する際の注意点とは?


精神療法

精神療法は、カウンセリングを受けながら、不安を引き起こす原因や心理的問題にアプローチする治療法です。認知行動療法などが代表的です。

認知行動療法では、不安を強める考え方や行動を修正し、自信を取り戻すことを目的としています。たとえば「何もかもうまくいかない」と極端に考えず、「Aはうまくいかなかったけれど、Bはできる」と肯定的な面を見つけ、問題に対処する能力を高めるのです。

不安障害の種類によって対処方法は違いますので、担当医と相談しながら適切な治療法を選択しましょう。


関連記事:精神科訪問看護とは?算定要件や訪問看護でできること、病院との違いも解説


不安障害の種類と症状

不安障害と一口にいっても、以下のように複数の種類があります。

・パニック障害
・全般性不安障害
・社会不安障害
・限局性恐怖症
・広場恐怖症
・強迫性障害

不安障害の一般的な症状は、不安や焦りなどの精神症状に加えて、動悸や息切れ、手足のふるえなどの身体的症状が見られます。なかにはパニック発作を引き起こし、上記の症状が強くあらわれるケースも。不安症は大きな苦痛やストレスをもたらし、日常生活に支障をきたす原因にもなります。適切な治療が開始されずにいると、気分の落ち込みや不眠など、うつ病などの精神疾患を引き起こす恐れもあるのです。

ほかにも、不安症の種類によって、特徴的な症状が見られる場合もあります。
たとえば社会不安障害は、人前での赤面や発汗、会話困難などが特徴的であり、強迫性障害は、手が不潔と感じ洗い続けたり鍵のかけ忘れを心配し何度も確認したりといった症状が見られます。



参照:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター「不安症」


【自分でできる】不安障害の乗り越え方

不安障害の主な治療法は薬物療法と精神療法ですが、自分でも不安を和らげられる方法があります。

ここでは、腹式呼吸とリラクゼーション法、生活習慣の改善についてご紹介します。


腹式呼吸

腹式呼吸など、呼吸に意識を集中させることによって気持ちが落ち着き、自律神経を整える効果が期待できます。

「ゆっくりと息を吐き、ゆっくりと息を吸う」これを数回繰り返すだけでも体の緊張が緩み、自然とリラックスできるでしょう。お腹の動きを意識するのがポイントです。


リラクゼーション法

リラクゼーション法を取り入れて、体の緊張をほぐしたり気持ちを切り替えたりするのも不安を軽減するのに有効です。

・ストレッチ
・ヨガなどのゆっくりとした運動
・アロマテラピー
・読書や音楽鑑賞

人によってリラックスできる方法は異なります。不安を感じた場合に取り入れられるよう、自分が好きなことや落ち着ける方法を見つけておくとよいでしょう。


生活習慣の改善

不安障害による不眠などには、生活習慣の改善が欠かせません。

まずは規則正しい食生活を意識しましょう。毎日同じ時間に起きて日光を浴びることで、体内時計を整えられます。

ほかにも、手軽にできるウォーキングなど適度な運動もおすすめです。日中に活動することは、夜の快眠につながります。さらに心身ともにリフレッシュでき、不安が気にならなくなるでしょう。


一人で悩まず適切な不安障害の治し方を選択することが大切

不安障害の治し方には、医師による薬物療法・精神療法だけでなく、自分で不安を軽減できる方法もあります。
自分で対処する方法を身につけ不安をコントロールできれば、不安障害を乗り越えるきっかけになるかもしれません。

「日常生活での不安がある」「薬を管理できるか心配」などとお悩みの方は、訪問看護の利用を検討してみてはいかがでしょうか。『訪問看護ステーションくるみ』では、利用者さま一人ひとりにあった支援を提供いたします。気になることがある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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