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【専務エッセイ】Vol.23 世の中に思ったよりも浸透していない精神訪問看護

2024.04.10 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第23弾!

 

どうもこんにちは。

一気に暖かくなり、桜があっという間に咲き誇りましたね。

そして、これを書いている今日は雨……。

桜があっという間に散って葉桜になってしまいそうですね。

そんな季節の流れを感じながら、毎日奮闘している代表の濱脇です。

 

今年は本当に気温差が激しくて、体をベストな状態に持っていくのが難しいですね。

花冷えで桜の開花が遅れ、入学式シーズンに桜が満開になったのはよかったですけど。

 

さて、前回より精神特化の理由という大きなテーマでコラムを書かせていただいているのですが、今回のテーマは「世の中に思ったよりも浸透していない精神訪問看護」です。

今回もごゆるりとお読みいただければと思います。

 

さて、現在日本全国には訪問看護ステーションが一体いくつあると思いますか?

令和5年4月1日現在での調査では、届出数は16155事業所、稼働数は15697事業所(一般社団法人全国訪問看護事業協会「令和5年度訪問看護ステーション数調査)あるんですね。

これを多いと思うのか、少ないと思うのかというところではありますが……。

 

そのなかで、精神訪問看護の療養費を算定しているステーションというのが約4分の1くらい だと言われています。

7、8年前は10分の1くらいだったようなのですが、ここ数年でものすごい勢いで増えているのが窺えます。

 

しかしながら、精神訪問看護というよりも訪問看護というものがまだまだ世の中に浸透していない感じがしているのを、働きながら感じています。

言葉は知っていても、自分が受けられるのかどうかがわからない、どこに聞いたらいいかわからないといった話はよく聞きます。

そのなかでも今、精神の訪問看護というものの必要数がここ数年で増えてきたことは、前述の数字に裏付けられていると思うのですが。

 

2017年2月に厚生労働省が発表した「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会報告書」によって、地域で過ごす精神疾患をお持ちの方に対する支援の必要性というものが示されました。

今後、精神疾患をお持ちの方々が、地域によってどのように安心して自分らしく生活していけるようにするのかというものが示されたということです。

これによって、精神訪問看護の必要性というものの高まりが形となって現れてきたと言えます。

 

しかし、現場で働いていると、いまいち浸透していないなぁと感じるのです。

今はストレスを感じやすい社会になっていると思います。

仕事や対人関係、友人関係、夫婦関係、SNSでのトラブルなど多くのストレスを感じやすい社会となっています。

しかも大人だけでなく子どもたちまで……。

ということは、精神的にしんどくなっている人も必然的に増えるわけで、まだまだ自覚のない方や、疾患をお持ちだけれども通院はしていない、支援者が周りにいないのでどうしたらいいかわからない、自分は精神の訪問看護を受けられるのかわからない、そもそも訪問看護の存在を知らない……など、必要と思われる方に必要な支援が行き届いていない可能性が非常に高く なっているのではないかという懸念を持っています。

 

精神的なストレスを感じやすい社会になってしまっている状況のなか、今こそ精神訪問看護というものの需要が大いに高まってきていると感じています。

私たちは、まだ見ぬ必要な支援を受けることができていない方々をなんとか支援に繋げていきたいと考えています。

また、世の中に精神訪問看護というものをもっと知っていただく機会を作っていかないといけないと思っています。

 

訪問看護の需要はどんどん増えていますが、内科疾患が主のイメージがまだまだ根付いているように感じます。

精神訪問看護のイメージは薄いです。

蓋を開けてみると、実際は精神疾患を有している方は非常に多く、基礎疾患とともに持ち合わせているパターンも多いです。

高まる需要に対し、医療として対策は必要ですし、もっと精神フォローのできる訪問看護が頑張らないといけないと思っています。

そんななかで、我々は精神特化型の訪問看護を選択し、社会に貢献していこうと誓って今に至ります。

これからもこの精神訪問看護の需要はどんどん高まっていくと考えられます。

地域でどのように安心して自分らしく生活していけるようにできるのかをしっかりと考えなが ら、もっとたくさんの人の力になれればいいなと思います。

 

訪問看護ステーションくるみはやります。

スタッフは精鋭揃いですから。

依頼は基本断りませんよ。

どんな些細なことでも相談していただきたいなと思いますね。

 

また熱く語ってしまいましたね(笑)。

今日はこの辺にしておきます。

ではまた次のコラムで。

 

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