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【CEOエッセイ】Vol.010 訪問看護ステーションくるみがメディアに積極的に出る理由

2025.04.05 HEROさんシリーズくるみの社長エッセイ

こんにちは。株式会社Make CareのCEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。
XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。

「なんでそんなにメディア出てるんですか?」

最近、よく聞かれるようになった質問です。
訪問看護の業界では、こうした広報活動に積極的なステーションはまだ少ないのが現状。
だからこそ、くるみの姿勢は少し“異質”に見えるのかもしれません。

でも、僕たちにとってこの広報活動は、単なるPRでも採用対策でもない。
「伝える責任」から始まった、強い想いの延長線上にある行動なのです。

精神科訪問看護の“存在自体”が届いていない現実

精神科に長く通院している方や、自立支援医療を利用している方の中でも、
「訪問看護という選択肢があることを知らなかった」という声を、本当によく耳にします。

時には、自立支援医療の制度そのものが説明されていないケースもある。
それぞれに理由や事情はあると思います。
でも、それでも──
“知らなかったせいで”苦しんでいる人がいるという事実は、変わらない。

だったら、誰かが声を上げなきゃいけない。
だったら、「精神科訪問看護がここにある」と伝える努力を、僕たちがしよう。

そう考えたのが、くるみのメディア戦略の原点です。

“ステルス的”に発展してきた業界を、開いていく

実はこの業界(精神科訪問看護)には、
全国に100を超える事業所を展開し、何十億という売上を持つ企業もあります。
けれど、その多くは表に出てこない。
事件で有名になった某社も数十億単位の売上があったはずです。
同一箇所減算の元になったとウワサの某元上場企業に至っては100億を超えています。

それなのにウェブで検索しても情報が出てこない。
経営者の名前すら探さないと出てこない。
これだけ社会的意義のある仕事なのに、“知られないようにしている”空気すら感じることがある。

僕はそこに、強烈な違和感を覚えました。

精神科訪問看護は、正々堂々と、社会に必要とされていいはずのサービスです。
“誰にも知られずにコッソリやるもの”じゃない。

だからこそ、僕たちはあえてメディアに出る。
信頼性のある媒体に、自分たちの声を届ける。
閉ざされた業界を、少しずつでも“開いていく”ために。

僕たちのやり方は、ちょっと変わっているかもしれない

くるみという訪問看護ステーションは、たぶん、
他の多くの事業所とはスタートアップの仕方が少し違っていたと思います。

起業1年目からトゥモローゲートさんと共に、
半年かけてミッション・ビジョン・バリューを練り上げ、ビジョンマップを策定。
ビジョンマップ(表)

さらにフリー広報のキャリーさん、永井さんと一緒に、
メディア露出や広報活動にも積極的に取り組んできました。

それはすべて、ビジョンを実現するための仕組みづくり。

回復をゴールとするのではなく、
活躍がスタートとなる精神看護。

この価値観を、社会に届けるには「現場力」だけでは足りない。
伝える力も、社会とつながる力も必要だと僕たちは考えています。

精神科訪問看護が、もっと当たり前の選択肢になれば、
予防的な観点から、社会保障費の削減にも必ずつながる。
そして、その可能性を信じているからこそ、メディアに積極的に出れるように活動しています。

メディアがもたらした“出会い”と“広がり”

実際、メディアに出たことで、たくさんの出会いがありました。

ある日、新聞をご覧になったという一人の女性からお電話をいただきました。
その方は、思春期のお子さんを育てるお母さん。
精神疾患に苦しみ、何度も入退院を繰り返していたそうです。

「子どもたちのそばにいたい。でも、何もしてあげられていない。
夫に迷惑をかけ続けているのが辛い」と、涙ながらに語ってくれました。

退院してもすぐに体調を崩してしまう。
でも、入院すると子どもと離れてしまう。
その繰り返しで、生きることそのものが苦しくなっていた。

そんな中、新聞を見て、とご連絡いただきました。
「こんなサービスがあるなんて知りませんでした。私でも利用できますか?」と。
「もちろんです」と即答して、すぐに契約。

病院に連絡し、指示書をもらい、週2回の訪問からスタート。
信頼関係が築かれるにつれて、週3回、そして安定したタイミングでは週1回へと調整。

そして──
訪問看護を利用し始めてから、半年間、一度も入院には至っていません。

これは、決して特別な奇跡ではありません。
でも、「情報が届いた」ことでほんの少し、ほんの少しだけど利用者さんの役に立てた。
そんな一例なのだと思います。

また、くるみには全国各地からの問い合わせも届くようになりました。
「自分の地域には訪問看護があるのか」「頼れるところはあるのか」
そうした声に対しては、僕たちが信頼する同業のステーションさんをご紹介し、利用につなげています。

さらに、採用面でも大きな変化がありました。

「テレビで観ました」
「新聞に出てるのを見て安心しました」
「YouTube観て、この職場なら信頼できると思った」

こうした声をきっかけに、応募・採用に至るケースがどんどん増えています。
「誰かの役に立ちたい」「精神科の世界で働いてみたい」という人たちに、
安心して選んでもらえるようになったのは、メディアの力もまた、役に立っています。

この“恩恵”は、ただのブランディング効果ではありません。
メディアに出たことで、「必要としていた人」とつながれた。
それが、僕たちにとってのいちばんの意味になっているのです。

主なメディア掲載・出演実績一覧

▼ メディア出演・掲載

1. 日経クロスウーマン

「看護師歴23年、41歳「精神科の訪問看護で起業」を即決した理由」

2. 朝日新聞

「心の病専門の訪問看護に取り組む社長 自ら経験した危機と支えの言葉」

3. 読売新聞

「心の病 安らげる生活を~「訪問看護ステーションくるみ」共同代表 中野誠子さん」

4. まいどなニュース

「コロナ後に増えている「6月病」…孤立した心を支える「訪問看護ステーション」の取り組みと、ケアの意義とは」

5. CHANTO web

「あんた今しんどいやろ」患者に言われ号泣した看護師 こころを病みながら働く人が多すぎる現実「支えるには訪問看護しかないと」

6. 関西NEOリーダーズ(YouTube)

【一緒に歩む看護】うつ病患者に救われた看護師…精神科専門の訪問看護ステーションを作るまで

7. テレビ大阪(地上波→YouTube)

【精神疾患615万人】助け求める患者に寄り添う…精神科特化の訪問看護ステーション

▼ 事例紹介・取材協力

クラウドサイン

訪問看護の契約にタブレットを活用し契約書類の電子化率100%を達成 業務効率化により利用者増にも対応可能な運用に

at home mobile

ZEST(インスタ)

 

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『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。

看護師資格や准看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!!

ぜひ、下記のバナー(リンク)からご連絡ください!!

 

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