仕事中の吐き気は甘え?ストレスや精神疾患との関わりを解説
精神科訪問看護とは
仕事中の吐き気を「甘えだ」と考え、我慢して働き続けている方もいるでしょう。
なかには「仕事の責任やプレッシャーに耐えられないのは自分の心が弱いからだ」と思い込み、体調不良を放置してしまう方もいます。
しかし、仕事中の吐き気は心身の不調によって生じている可能性があります。
見逃したままにしていると、仕事だけでなく日常生活にも支障が出る可能性もあるため、早めに対処することが大切です。
この記事では、仕事中に吐き気を感じる理由を詳しく解説します。
ストレスや精神疾患が原因の吐き気への対処法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ひとりで抱え込まないでください。私たちがそっと寄り添います。
ご家族やご本人だけで支え続けるのは、どれほど大変なことか想像しています。 「少し話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
LINEでの相談はこちら
精神訪問看護について詳しく解説しています。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
【日曜・お盆・年末年始休み】
※訪問は20時まで
対応させていただいております。
仕事中に吐き気が出るのは甘えではない
仕事中の吐き気を「甘えだ」と考える必要はありません。
なぜなら、吐き気は心身の不調を示す症状であり、ストレスや疲労に耐えられなくなっているサインでもあるからです。
特に、日常生活では吐き気がなく、仕事中だけ感じる場合は、仕事によって大きな負担がかかっている可能性があります。
どれほど精神的に強い方でも、ストレスがかかりすぎれば、体調を崩してしまうものです。
「自分が弱いからだ」「甘えている」と考えず、むしろ心身を休ませるタイミングだと捉えましょう。
仕事中に吐き気が出る原因
仕事中に吐き気を感じる原因として、以下が考えられます
・精神的な要因
・身体的な要因
詳しく見ていきましょう。
精神的な要因
精神的な要因とは、仕事中に感じるストレスや不安、プレッシャーなどを指します。
仕事量の多さや人間関係の悩み、役職に対する責任感などの要因から精神的に追い詰められてしまい、吐き気を感じるようになるケースは決して少なくありません。
また、吐き気は以下の精神疾患が原因で起こる場合もあります。
・うつ病
・適応障害
・全般性不安障害
・パニック障害
・社会不安障害
吐き気の背景に精神疾患が隠れている場合、放置していると仕事を継続できなくなる可能性もあります。
仕事中の吐き気が続く場合は精神疾患の可能性も考慮し、早めに対処することが重要です。
参照:MSDマニュアル/吐き気と嘔吐の主な原因と特徴
参照:厚生労働省/不安障害
関連記事:「食欲がないのはうつ病のサイン?」胃もたれ・吐き気とその3大原因、対処法を徹底解説
身体的な要因
仕事中の吐き気は、単純に身体の不調が原因で起こっている可能性もあります。
疲労による自律神経の乱れから、吐き気をはじめとする体調不良が起こるケースもあるのです。
また、長時間のデスクワークや、重労働による肩こりによって、吐き気やめまいなどを感じる場合もあるでしょう。
仕事のストレスで生じる吐き気以外の症状
ストレスや精神疾患で吐き気を感じている場合、以下の症状が同時に見られる場合もあります。
・動悸
・頭痛
・腹痛
・めまい
・息苦しさ
・全身のだるさ
・急に涙が出る
・常に不安や焦りを感じる
このような症状がある場合、身体的な要因だけでなく、精神的な要因が背景にあるかもしれません。
参照:厚生労働省/こころの耳 身体症状が前面にでていたうつ病の事例
仕事中の吐き気の対処法
仕事中に吐き気を感じる場合、早めの対処が重要です。
すぐにできる対処法と、根本的な対処法を紹介します。
心身のセルフケアを行う
仕事中に吐き気を感じる場合、日頃から心と身体のセルフケアを心掛けましょう。
「運動をする」「音楽を聴く」「深呼吸する」など、リラックスできる習慣を身に付けると、ストレスや不安と上手に付き合えるようになります。
また、職場の人間関係に悩んでいたり、仕事内容に大きなプレッシャーを感じていたりする場合は、上司や同僚に相談しましょう。
それでも解決できない場合や、仕事に手がつかないほど体調が悪い場合は、まとまった休みをとるのも大切です。
参照:厚生労働省/こころと体のセルフケア
関連記事:うつ病で休職したい場合の手続き方法とは?休職する間の過ごし方も解説
精神科や心療内科を受診する
精神疾患が背景にある場合は、精神科や心療内科を受診し、適切な治療やサポートを受けることが大切です。
精神疾患から吐き気が起こっている場合、悪化して日常生活にも支障が出てしまう可能性があります。
精神疾患の診断を受ければ、傷病手当の受け取りなど、さまざまな支援を利用できる場合があります。
吐き気や体調不良を感じているなら、精神疾患の可能性も考慮し、なるべく早めに検査と診断を受けましょう。
仕事中の吐き気を克服するなら訪問看護も選択肢の1つ
精神疾患が原因で吐き気を感じていた場合、訪問看護を利用するのも手段の1つです。
訪問看護では、自宅で看護師によるケアと日常生活のアドバイスを受けられます。
仕事に行けず自宅で療養している方や、外出が吐き気のきっかけになっている方は、安心してケアを受けられるでしょう。
仕事中の吐き気を甘えだと思う必要はない
仕事中に感じる吐き気は、決して甘えではありません。
吐き気は心身が限界に近付いており、休息や治療が必要だというサインでもあります。
仕事中の吐き気が続いている場合は、心の弱さや甘えだと思いこまず、休息の時間や治療を受ける時間を作りましょう。
『訪問看護ステーションくるみ』では、精神疾患が原因で感じる吐き気のケアやサポートを提供しています。
訪問看護のサポートに興味のある方は『こちら』から、お気軽にお問合せください。