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看護師からケアマネジャーを取得する方法とは?メリットも紹介

2024.03.11 精神科訪問看護とは

看護師として勤務するなかで、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格に興味を持つ方もいるのではないでしょうか。

ケアマネジャーとは、要介護者や要支援者が在宅でも安心して生活できるように、ケアプランを作成し、サービスの調整や相談対応を担う職種です。看護師でもケアマネジャーの資格取得が可能であり、ダブルライセンスを活かすことで、スキルアップやキャリアアップを期待できます。

この記事では、看護師からケアマネジャーを目指す流れやメリットについて解説します。


看護師からケアマネジャーになるための受験資格とは?

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験を受ける必要があります。受験資格としては、保健医療福祉分野で5年以上(従事日数:900日以上)の実務経験が求められています。そのため、看護師からケアマネージャーを目指す場合には、病院や保険医療福祉施設などの現場で、規定以上の実務経験を積むことを優先しましょう。

また、これまでは看護師を含む国家資格を保有する者は、試験の解答が一部免除されていました。しかし、2018年から解答免除が廃止となったため、すべての方が同じ試験を受けるよう変更になっています。


参照:厚生労働省/介護支援専門員(ケアマネジャー)


看護師としてケアマネジャーの資格を取得する流れ

看護師としてケアマネジャーの受験資格を満たしていれば、以下の流れで資格を取得できます。


1.介護支援専門員実務研修受講試験を受験し、合格する
2.介護支援専門員実務研修を規定時間受講する
3.研修修了証明書が交付される
4.都道府県の登録を受ける
5.介護支援専門員証が交付される
6.業務を開始できる



ケアマネジャーの資格は看護師の国家資格とは異なり、都道府県が認定しています。そのため、ケアマネジャーの資格を取得するまでの流れは、都道府県によって異なる可能性があります。都道府県の公式サイトで事前に確認しておきましょう。



参照:厚生労働省/介護支援専門員(ケアマネジャー)


看護師がケアマネジャーの資格を取るメリット

看護師とケアマネジャーのダブルライセンスがあると、3つのメリットが得られます。

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。


仕事の幅が広がる

介護支援専門員証を取得できると看護師だけでなく、ケアマネジャーとしての勤務も可能になります。ケアマネジャーは「居宅介護支援事業所」と呼ばれるサービス事業所に所属し、以下の役割を担います。


・ケアプランの作成
・介護サービスの調整や相談
・サービス給付費の管理
・病院や施設との連絡調整など

看護師から転職すると、看護師としての経験やスキルを活かして勤務できるので、より利用者さまに寄り添ったケアプランの作成が可能です。


看護師としてキャリアアップが期待できる

看護師とケアマネジャーのダブルライセンスがあると活躍できる幅が広がるため、キャリアアップも可能です。ケアマネジャーの資格を取得すると、以下のような職場でも看護師としての活躍が期待できます。

・病院内での地域連携部門
・訪問看護ステーション
・地域包括支援センター
・指定居宅介護支援事業所
・介護福祉施設

看護師とケアマネジャーの両方を保有している人材は、貴重な存在といえます。実際に、ケアマネジャーで看護師の資格を保有している割合は、41.7%とのデータがあります。


出典:厚生労働省/介護支援専門員実態調査結果


ダブルライセンスを活かしてスキルアップできる

ダブルライセンスを持っていると、看護師とケアマネジャーどちらにおいてもスキルアップが期待できます。看護師でケアマネジャーの資格を取得していると、ケアマネジメント能力を習得できるため、在宅に向けた退院支援看護に活かせるでしょう。

一方ケアマネジャーでは、看護師としての経験やスキルをケアプランに反映でき、医療的な視点から利用者さまをサポートできます。看護師とケアマネジャー両方の視点を持つことで、より個別性に富んだ支援が可能です。

在宅支援に関連したスキルを磨いていきたい方は、ケアマネージャーの取得を目指してみましょう。


看護師とケアマネジャーどっちが上とかあるの?

看護師とケアマネジャーは、それぞれ立場や担っている役割が違うため、上下関係はありません。看護師は医療的な側面からのサポート、ケアマネジャーは生活面から支援をします。

どちらも重要な職種であり、患者さんや利用者さまを支えるためになくてはならない存在といえるでしょう。


ケアマネジャーと看護師のダブルライセンスがあると活躍の幅が広がる

看護師とケアマネジャーのダブルライセンスがあると、それぞれの視点を活かし、スキルアップやキャリアアップが望めます。特に訪問看護においては、ケアマネジャーとして在宅支援の知識を持っておくと、在宅での看護ケアに活かせるでしょう。

ケアマネージャーの資格を取得するには、5年以上の実務経験が必要です。在宅医療の現場でキャリアを積んでから資格を取りたい方は、『訪問看護ステーションくるみ』で一緒に働きませんか?気になる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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