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産後うつと不眠の関係とは?眠れない原因と解決法を紹介

2024.10.03 精神科訪問看護とは

産後は夜泣きや夜間の授乳など忙しく、まとまった睡眠をとるのが難しくなります。
産後のストレスや睡眠不足から「産後うつ」になり、さらに眠れなくなるおそれもあるため注意しなければいけません。

産後に睡眠不足に陥る原因と対処法を理解することで、産後うつの予防・克服が期待でき、健康的に子育てに取り組めるでしょう。

この記事では、産後うつと不眠の関係や産後に眠れなくなる原因、解決法などを解説します。


産後うつと不眠の関係|眠れない原因とは?

産後に眠れない方は、産後うつが原因となっている場合があります。
反対に、睡眠時間が確保できていないことが原因で産後うつになる可能性があるため、注意しなければいけません。

この章では、産後うつと不眠の関係を見ていきましょう。


産後うつにより睡眠障害が生じる

産後うつ症状の1つに「睡眠障害」があります。
寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりなど、睡眠の質が低下してしまうのです。

また反対に、日中に強い眠気を感じたり必要以上に眠ってしまったりする「過眠」に陥る場合もあります。

睡眠障害により、集中力の低下や活動できないほどの眠気に襲われ、日常生活が障害されてしまうことも少なくありません。
育児や家事の妨げになるだけでなく、健康にも影響が出る可能性があるため注意が必要です。


睡眠不足から産後うつになる方もいる

睡眠時間が短い方は、十分な睡眠をとっている方と比べてうつ病などの精神疾患を発症するリスクが高まるといわれています。

産後は体調の変化や子育ての忙しさから、まとまった睡眠時間を確保できなくなる場合が多いでしょう。
さらに子育てに対する不安やストレスが大きくなり、精神的負担が増えてしまうケースが考えられます。

子育てや家事の役割分担など、なるべく睡眠時間を確保できるように工夫し、産後うつを予防しましょう。



参照:厚生労働省/健康づくりのための睡眠ガイド 2023


産後のママさんが寝不足なのに眠れない理由

産後は、さまざまな理由から睡眠時間が不足しやすくなります。

この章では、どのような理由から寝不足になるのか見てみましょう。


夜泣きや夜間の授乳

産後はしばらくの間、夜泣きや夜間の授乳のために数時間おきに起きる日が続きます。

夜泣きが繰り返されたり一晩の間に何回も授乳したりすると、まとまった睡眠時間を確保できないこともあるでしょう。

家族と協力しながら、睡眠時間を確保できるよう工夫することも大切です。


出産後の体の痛みや体調不良

出産後しばらくの期間は「産褥期」と呼ばれ、腹痛や腰痛などの体調不良が続くことがあります。

痛みがあると、なかなか寝つけなかったり眠りが浅くなったりするかもしれません。
日常生活に支障をきたしている際は、医療機関の受診や産後ケアの利用なども検討してみましょう。


育児へのストレスやホルモンバランスの変化

子育て中のストレスや、妊娠・出産によるホルモンバランスの変化から、睡眠障害が生じることもあります。

子育てに対する不安やストレスは、周囲に相談したり気分転換したりして上手く対処することがポイントです。



関連記事:産後うつをケアできるリフレッシュ方法やリラクゼーションとは?


産後の眠りが浅い時期はいつまで続く?

産後の不眠は1年以上続く可能性があり、人によって異なるでしょう。
ただし上記の期間は、夜泣きのピークや授乳のペースが落ち着く期間を目安としています。

また、産後2週間ほどは「マタニティブルーズ」になりやすく、精神的に不安定な時期がおとずれます。
マタニティブルーズが長引くと産後うつを発症するおそれがあるため、気になる症状がある場合には、早めに対処しましょう。


参照:公益社団法人 日本産婦人科医/マタニティブルーズについて教えてください


不眠症や産後うつで眠れないときの解決法

不眠症や産後うつで眠れないときには、以下のような方法を試してみましょう。

・パートナーや家族に協力してもらう
・眠りの質を高める環境をつくる
・医療機関や支援センターに相談する

まずは、パートナーや両親に子どもの世話をしてもらうなど協力してもらい、ゆっくり体を休めましょう。
また、温度や音などの環境を整え、睡眠の質を高める工夫をすることも効果的です。

自分たちで解決するのが難しいと感じたら、医療機関や支援センターに相談するのも選択肢の1つです。
医師や看護師などの専門家へ相談することで、不眠症やその原因の解決につながります。

ほかにも、訪問看護を利用するのも方法の1つです。
子育て環境に対して直接的に、ケアやアドバイスを受けられるため、育児に対して大きな不安がある方でも安心です。


関連記事:産後うつで訪問看護は利用できる?受けられるケアやメリットを解説


産後うつや不眠症で眠れない方は訪問看護へ相談してみよう

産後はホルモンバランスの変化や体調不良、育児の忙しさから、十分な睡眠時間を確保できないケースも多いでしょう。
睡眠不足が続くと産後うつなどの精神疾患を発症するおそれもあるため、早めに対処することが大切です。


産後の睡眠不足を解決したい方は、訪問看護の利用も1つの選択肢です。
産後うつや子育て中の不眠症にお悩みの方は、お気軽に『訪問看護ステーションくるみ』へご相談ください。
一人ひとりに合ったサポートを提供いたします。

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