子育てによる不安や疲れ、パートナーや家族への不満など、産後のママさんは何かとストレスを抱えがちです。
ストレスを発散できないままでいると、精神的負担が大きくなり、産後うつなどの精神疾患を発症してしまうおそれがあります。
産後うつを予防し、健康的に子育てを続けていくためにも、心と体のリフレッシュ方法を知っておくことが大切です。
この記事では、産後ママさんにおすすめのリフレッシュ方法やリラクゼーションをご紹介します。
産後うつのケアに大切な心と体の「リフレッシュ」
精神的不調や産後うつの予防・治療には、適度な「リフレッシュ」が必要です。
毎日の子育てや家事に追われ、気づかないうちに過度なストレスがかかり、心身共に不調を感じる方もいます。
安心して子育てを続けていくためには、心身を健康に保つことが大切です。
ときには気分転換をしたり、自分にご褒美を与えたりなどしてリフレッシュしましょう。
関連記事:産後うつになる割合はどのくらい?原因や診断方法も解説
産後のストレスや疲れのリフレッシュ方法
ここでは実際に、産後のストレスを解消する、具体的なリフレッシュ方法をご紹介します。
ストレスを感じている人や疲れが溜まっている方は、ぜひ試してみてください。
運動やストレッチをする
適度な運動やストレッチにはリラックス効果があり、心身のリフレッシュになります。
筋肉の緊張がほぐれたり血行がよくなったりなど、ストレスの解消につながるでしょう。
特に、サイクリングやランニングなどの有酸素運動には高いリラックス効果があるとされています。1日20分程度でも運動する時間をつくり、継続して取り組むことがポイントです。
音楽や映画を楽しむ
好きな音楽を聴いたり歌ったりすると、ストレスや不安の解消に効果的です。
家事や育児、買い物などの間に音楽を聴き、気分転換してみましょう。
また、映画を観に行くのも有効です。映画の中の世界観に浸り気分を変えることもストレス発散につながるでしょう。
アロマでリフレッシュする
好きな香りを身に着けたり、リラックスするアロマをたいたりするのも効果的にリフレッシュできるでしょう。
香りは、ストレス解消やうつ症状の緩和に効果があると報告されています。
自分の好きな香りを楽しむことで、家事や育児のモチベーションも上がるでしょう。
美味しいものを食べる
食べることに幸せを感じる方は、美味しいものをお腹いっぱい食べるのも有効です。
1日の終わりにスイーツを食べたり、好きな食べ物を好きなだけ食べる日をつくったりすると、日頃のストレスを解消できます。
食べ過ぎには注意しなければいけませんが、たまには美味しいものを食べて元気をつけるのもよいでしょう。
十分な睡眠をとる
睡眠時間を確保し、体をゆっくりと休めることも大切です。
子育て中は夜泣きなどにより、睡眠が不足しやすくなります。
パートナーや家族に協力してもらい、ぐっすりと休む日をつくりましょう。
趣味や遊びの時間をつくる
趣味に没頭したり家族や友人などと遊びや旅行に出かけたりするのも、日頃の家事育児から離れて気分転換できるよい機会です。
子育て中は子どもを優先してしまい、自分の好きなことを後回しにしてしまいがちです。
自分が「楽しい」と思える時間をつくり、ストレスをため込まないようにしましょう。
人に話を聞いてもらう
他人に話を聞いてもらうと、気持ちが楽になり感情を整理できるといわれています。
パートナーや両親、友人など、気を許せる相手に、育児の不安や日頃の思いを聞いてもらうとよいでしょう。
身近に相談できる人がいない方や、身内に育児の相談をするのが億劫な方は、支援センターや心療内科などの医療機関に相談してみるのも選択肢の1つです。
専門的なアドバイスが受けられるため、育児に対する悩みの解消や問題の解決がスムーズに進むでしょう。
関連記事:産後うつのケアを受けられる「支援センター」とは?地域別の取り組み内容を紹介
リラクゼーションを利用した産後うつの乗り越え方
産後うつやストレス解消には「リラクゼーション」を受けるのも効果的です。
リラクゼーションとは、薬を使わずに心と体をリラックスさせる手段であり、医療機関や整体院などで受けられます。
しかし中には、家事や育児が忙しく、リラクゼーションを受けに行くのが難しい方もいるでしょう。
その場合には、訪問看護の利用を検討してみるのも1つの手です。自宅に居ながら医学に基づいたリラクゼーションを受けられるだけでなく、育児の悩みや産後うつの相談も可能です。
一人ひとりに合ったケア内容を提案してくれるため、効果的な介入が期待できるでしょう。
適度なリフレッシュで産後うつをケアしよう
産後や子育て中は子どもの世話に夢中となり、自分にまで意識が回らない方も少なくありません。心身ともに健康かつ楽しく育児をこなすには、リラクゼーションや適度なリフレッシュを取り入れることが大切です。
なかなか自分でリフレッシュできない方や、自宅でリラクゼーションを受けたい方などは、訪問看護の利用も検討してみましょう。子育ての悩みや疲れを感じている方は、ぜひ『訪問看護ステーションくるみ』へお気軽にご相談ください。