大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第20弾!
こんにちは。
若い頃は何も感じなかった気温差にやられて、そういえば自分はそんなに若くなかったと自覚しはじめている中野です。
「さて次はどんなテーマで書こうかな?」と思いながらテーマを探し、「よし、これにしよう!」と決まったと思ったら、濱脇が先に同じタイトルで書いてました。
今回は二人の違いを見比べながら読んでいただけると面白いかもしれません。
訪問看護ステーションを立ち上げることが本格的に決まったとき、「共同経営」という話が出ました。
その話を聞いたとき私は「そりゃそうだ。自分はできないことがいっぱいあるし、誰かと一緒じゃないと……!」と思い、その提案はすんなり受け入れることができました。
しかし、世間では、共同経営はあまりうまくいかないという話が多く、実際に「大丈夫か?」と心配されることもありました。
けれど、私はその点についての不安はまったくありませんでした。
「この人たちと一緒なら、絶対大丈夫」という確信があったのです。
その根拠について述べていきたいと思います。
私と濱脇は22年前に労働組合の勉強会で看護師として出会いました。
同じグループで濱脇がリーダー、私がサブリーダー。そこからの仲間です。
初めは看護の話をいっぱいしました。
濱脇はオペ室、急性期看護。私は精神科、障がいについて話し、その頃から意見がぶつかることもありました。
そんな私たちがまさか一緒に働くことになるなんてこの頃は思ってもみませんでしたね。
意見がぶつかりながらも、濱脇のことは「看護師として知識も多いし、冷静だしすごいな」と思う部分も多かったです。
このときはまだ、お互いミスチルが好きだなんて知りませんでしたし、そんな話もしていませんでした。
そして、あるときのミスチルのオフ会で会うことになります。
まさかそこで会うなんて思っていなかったので、お互いびっくりしたのを覚えています。
そこからミスチルという共通点も増え、話が弾むようになりました。
もう一人の経営ブレーンとは、ミスチルのオフ会で知り合いました。
「なんかこの人と気が合いそう」
そう思って話しかけたのを覚えています。
話をしていくにつれて、頭の回転も早く、意見をずばっというところなど、すごいなと思えるところが多かったです。
ウマが合い、3人でよくライブに行ったり遊んだりするようになりました。
それが10年前のお話です。
そして、一緒に会社を作ろうという話になり、今があります。
冒頭でもお話ししたように、「この人たちと一緒なら、絶対大丈夫」という確信がありました。
それは、自分の意見を言い、話し合い、ダメなところはダメと言い、その意見を受け入れられるからだと思います。
この1年、いろんなことがありました。
でもこの二人の言うことなら、素直に受け入れられる自分がいます。
この人たちとだから信頼し合い、高め合いながら今でも続けられているのだと思います。
私たちを引き寄せてくれたのはミスチルです。
同じ音を聞き、一緒に涙を流しながら語ることができたのが良かったのだと思います。
本当にミスチルの皆さんに感謝です。
経営ってすごく難しいし、今でも悩みしかありません。
一人では絶対にできませんでした。
でも、思いを形にするために3人で力を合わせ、頑張ることができています。
これからもいろんなことがあると思います。
でもがんばれます。
この人たちと一緒なら。
これから何かを始めようとしている人。
不安ですよね。
いろんなことを考えて、不安も大きくなるでしょう。
でも大丈夫。
あなたの頑張りを見てくれて、支えてくれている人がきっといるはずです。
安心して一歩を踏み出してみましょう。
周りは支えることはできても、一歩踏み出すことはあなた自身しかできません。
こんな私でもできています。自信を持ってください。
「どこかで掛け違えてきて 気がつけば一つ余ったボタン 同じ様にして誰かが持て余したボタンホールに出会うことで意味が出来たならいい」
Mr.Children くるみより抜粋
人生何があるかわかりません。
すべてのことに意味があると思っています。
二人に出会って、一緒に頑張れている環境に感謝をしつつ、皆さんにもそんなチャンスもあると思うので、大切にしていってほしいと思う今日この頃です。
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