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【社長エッセイ】Vol.26 濱脇直行の存在

2024.05.29 くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第26弾!

 

まだ5月だというのに真夏のような太陽の日差しを受けて、焼き魚の気持ちがわかったような気がしています。

これから本格的にくる夏に怯えている中野です。

 

さて今回から「精神特化を選んだ理由」について話をしていきます。

そこを語るうえで共同代表の濱脇の存在は欠かせません。

なので今回はまず、彼の話をしていこうかなと思います。

 

濱脇と出会ったのは私が22歳、濱脇が23歳。

病院の労働組合、青年部の役員で勉強会に出ていたときのことです。

その勉強会で濱脇と同じグループになったことがきっかけですね。

濱脇がリーダー、私がサブリーダーでした。

 

学生時代はバスケ部に所属してもっぱら体育会系だった私は、年上の先輩には敬語で話すのが当たり前。

勉強会の初日は濱脇にも当然のように敬語で話していました。

当時から濱脇は外科系の知識に長けていて、「この人すごいなー」と思いながら勉強会の1日目が終わりました。

その日の夜に開催された懇親会で、みんなでお酒を朝まで飲み明かし、そのまま2日目の勉強会に参加する、という不良のようなことをしていました(笑)。

その懇親会で濱脇と仲良くなり、この人ならいける! という謎の自信から、それ以来濱脇にはずっとタメ語です(笑)。

濱脇からも何も言われたことがないので、やっぱり「いける!」という勘はあっていましたね(笑)。

 

それからは組合の勉強会で会うたびに2人で「看護観」を熱く語るようになりました。

お互いの考えを聞きながら、認め合い、反論し合う。

ただ看護観を語るだけでなく、患者さんへの思いもお互いに語っていました。

意見がすれ違うことも多々ありましたが、何回も同じことを言いながら納得がいくまで話し合う……これができる相手だったんですよね。

 

私は看護学生のときから外科系の看護師さんが怖いと感じ、冷たい人たちの集まりだと思っていました。

そんななか濱脇と出会い話をしていると、外科の看護師さんのなかにもこんなに患者さんのことを思って行動している人がいるのかと驚くとともに、外科の看護師さんが行う急性期における患者さんのこころのケアのすごさを知ることができました。

そこから少しずつ外科の看護師さんアレルギーが消えていったような気がします。

 

そんな私たちはその後も、お互いに別々の場所で看護師として働きながら、たくさんの話をしてきました。

時には、共通の趣味であるMr.Childrenのライブに一緒に行って曲を聴きながら涙を流す……なんてことも。

そこで価値観のすり合わせができてきたような気がします。

 

同じ曲を聴き、感想を言い合い、解釈の違いを感じて、話し合う。

看護以外の話も、人として尊敬する要素の一つになっています。

 

その濱脇とまったく同じタイミングで訪問看護に転職します。

今考えるとすごいタイミングやなぁと感じます。

中堅ならではの思いをお互いに吐き出しながら、後に一緒に会社を作ることになっていきます。

 

訪問看護ステーションの方向性を決めるとき、私は専門性を高く持っていきたいという思いがありました。

そのなかで濱脇となら精神科特化の訪問看護ができると自信がありました。

その自信は今までの意見の交わし合いからきたのだと思います。

何かを作り上げていくこと、この人たちが言うことなら素直に聞ける、自分の思いを言える、と感じたから共同経営を始めました。

 

それでもいざ共同経営を始めると、泣きじゃくりながら喧嘩をすることもありました。

でもその日のうちに話し合い、納得し、気持ちの修正をし、今があります。

 

急性期というのは、こころの状態が急速に変化をしていきます。

体も変化していき、そこに患者さんは混乱します。

さまざまな思いを抱きながら急性期の患者さんの看護をしてきた濱脇が、今もその経験を活かし、一緒に頑張ってくれています。

 

お互いの専門性を認め合い、足りないところは補い合い、これからも頑張っていけると思います。

私たちじゃないとできない「こころのケア」が提供できるステーションを作り上げていきたい。

経営陣の三人で考えて、利用者さんのために、スタッフのために何ができるかを考えていきたいと思います。

 

ここには書ききれませんでしたが、私が精神特化にしようと思った大きなきっかけを与えてくれた人がいます。

その人ともMr.Childrenが関係しています。

次は彼の話をしていこうかなと思います。

私は人に恵まれているそう思いながらこれを書いています。

それではまた。

 

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