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【社長エッセイ】Vol.27 石森寛隆の存在

2024.06.12 くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第27弾!

 
 
とうとう本格的に夏という悪魔が迫ってきましたね……。

毎年やってくる悪魔にやられそうになりながら、大好きなトマトとともに頑張って戦っている中野です。

 

さて、精神特化を選んだ理由の二つ目となります。

私が精神特化を考えるにあたって大事な存在がもう一人います。

それがMakeCareの経営ブレインである石森です。

どうして彼が関係しているのかを話していきたいと思います。

 

まず、石森との出会い。

今から10年前に参加したMr.Childrenのオフ会で、私の目の前にいたのが石森です。

オフ会なのにずっとパソコンを叩いて仕事をしていて、変わった人だな~と思いつつも話しかけてみたのが始まりです。

いざ話をしてみると、自分にはない視点を持っているし、話していて楽しいし……すぐに意気投合して仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

 

それからは一緒にカラオケに行ったり、ご飯を食べたり、一緒にライブに行ったり。

石森もまた、同じ曲を聴いて涙を流せる仲間です。

 

あるとき、石森が精神疾患を抱える当事者だということを話してくれました。

私自身、彼と話をしていて、行動を見ていて、疾患や障がいの特性が見える部分もありました。

それを自覚していて、自分の疾患や障がいと向き合い、周りに助けを求めたり、どうしたら欠点をプラスに変えられるのか自分で試行錯誤したりしながら会社をやっている姿を見て、尊敬できる部分が多かったです。

 

石森は障がいがあっても自分と向き合っていくことの大事さを教えてくれました。

障がいを言い訳にせず、強みに変えていくことの重要性も知ることができました。

 

石森の障がいについて知ってからも、友達として過ごしていくなかで、よく仕事の愚痴を聞いてもらっていました。

同じ時期に濱脇も訪問看護に転職をし、二人して同じような愚痴を言っていたんです。

すると石森は「そんなしんどい思いして頑張るくらいなら自分でやったらいいやん」と。

私も濱脇も最初は冗談だと思っていたのですが、彼が形にできるように学んでくれて、正式に私たち二人に話を持ってきてくれたとき、本気だと感じました。

そうして株式会社MakeCare、訪問看護ステーションくるみを立ち上げることになります。

 

いざ話し合いが始まり、方向性を考えているとき。

私がこれまで経験してきた得意分野に併せて、石森という当事者の思いを近くで見て、触れて、考えられるという素晴らしい環境で、看護を一緒に考えられたらすごくいいなと感じて「精神特化にしたい!」と思うようになりました。

 

私は当事者の思いがわかるようになりたいと思うものの、体験したことがないためどうしても独りよがりの考えになりそうで怖いなと常々思っていました。

その中で彼の当事者としての発言を聞いてハッとして思い直すことがあります。

物事の見え方は人によって違います。

さまざまな特性を持った3人だから、いろんなことを考えて話ができて今があると思っています。

 

石森は経営者として、一般企業としての考えを私に教えてくれました。

私は学生時代バイトの経験がなく、看護師の経験しかありません。

その狭い視野のなかで「一般企業として」という考え方が株式会社を設立して運営していくうえで大事であり、彼からたくさんの気づきをもらっています。

 

また、看護師は「経営」においてタブー視してしまう傾向があると思っています。

たとえばお金。

看護師という職業柄、考えがボランティアに寄ってしまい、「看護」のうえでお金のことを考えることはタブーに感じていました。

しかし石森と話をすると、「経営」をしていくうえでのお金の大切さや、活用方法があることを理解できるようになってきました。

私たちが掲げる「看護師が提供するケアを正しく評価して賃金をもらい生活ができるように」という形を実現するために自分たちが何を考えて経営をしていくのか……彼から毎日学びがあります。

 

石森はいつも「『無理』って言わないで」と言うんです。

できないことはわかって話をしている、できるように考えよう、『絶対はない』と。

その言葉にいつもハッとします。

 

「どんな依頼があっても断らない、住み慣れた地域で生活するために何ができるか考える」

くるみにしかできないこと、くるみだからできることを一緒に考えていきたいと思います。

 

さて次は精神特化にした私の思いを書いていこうと思います。

それではまた。

 

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